フェルメール好きなら、オランダで巡礼してみませんか?

この夏、『真珠の耳飾りの少女』が日本で展示されることもあり、改めて注目を集めているフェルメール。
でも実は、オランダには今でもフェルメールの足跡が数多く残っています。
生まれ育った街デルフト。
そして代表作『真珠の耳飾りの少女』が展示されているデン・ハーグ。
この2つの街は電車で15分ほどしか離れていないので、1日で巡ることも可能です。
今回は、フェルメールをテーマにした1日モデルコースをご紹介します。
フェルメールが好きな人はもちろん、「名前は知っているけど、実はよく知らない」という人にもおすすめの1日旅です。
まずはデルフトへ。フェルメールが生まれ育った街

運河と教会が美しいデルフト。
フェルメールは1632年、この街で生まれ、生涯のほとんどをここで過ごしました。
街を歩くだけでも、どこか作品の世界観を感じます。
フェルメール美術館で予習する

最初におすすめしたいのがフェルメール美術館。
実はここ、本物のフェルメール作品は1枚もありません。
その代わり、
- フェルメールの人生
- 作品の技法
- 当時のデルフトの様子
などを分かりやすく紹介しています。
日本語オーディオガイドもあり、初心者でも楽しめました。
個人的には、ここに寄ってから本物を見ると感動がぐっと増すと思います。
Coming soon…
デルフトの街を歩いてみる

フェルメールが生まれ育ったデルフトは、運河と教会が美しい小さな古都。
街を歩いていると、どこか作品の中に入り込んだような気分になります。
『デルフトの眺望』のモデルになった場所へ

フェルメールの代表作『デルフトの眺望』。
現在は街の姿が少し変わっていますが、絵が描かれたとされる場所を訪れることができます。
ここから見るデルフトの景色は、400年近く前と同じように穏やか。
フェルメールもこの風景を眺めていたのかな、と想像すると少し感慨深くなります。
『小路』の舞台を訪ねる

もうひとつ訪れたいのが、『小路(The Little Street)』のモデルになったといわれる場所。
実際にどの建物なのかは諸説ありますが、デルフトには作品ゆかりの場所を示す案内板も設置されています。
大きな観光名所ではないけれど、こうした小さな発見ができるのもフェルメール巡礼の楽しいところです。
フェルメールの生涯や、デルフトに残るゆかりの地については、こちらの記事で詳しくまとめています。

フェルメール好きなら土曜日がおすすめ

もし日程が合うなら、4〜9月の土曜日に開催されるアンティークマーケットの日がおすすめ。
マルクト広場には古い食器や雑貨、絵画などが並び、デルフトの街がより特別な雰囲気になります。
フェルメールが生きた17世紀の空気を少しだけ感じられるような、そんな素敵なマーケットでした。
フェルメールが眠る旧教会へ

デルフト散策の最後は旧教会(Oude Kerk)へ。
ここにはフェルメールのお墓があります。
華やかな観光スポットではありませんが、作品の舞台を歩いたあとに訪れると、ひとりの画家が実在した人物だったことを改めて感じます。
フェルメール好きなら、ぜひ立ち寄りたい場所です。
デルフトブルーにも触れてみよう

せっかくデルフトを訪れるなら、デルフトブルーも外せません。
17世紀の黄金時代から続く、オランダを代表する陶器。
フェルメールが生きた時代と同じく、今もこの街を象徴する文化のひとつです。


午後はデン・ハーグへ移動

デルフトからデン・ハーグまでは電車で約15分。
あっという間です。
いよいよ『真珠の耳飾りの少女』に会いに行く

デン・ハーグにあるマウリッツハイス美術館。
ここには、
『真珠の耳飾りの少女』
『デルフトの眺望』
など、フェルメールの代表作が展示されています。

小さな作品なのに、不思議なくらい目が離せない。
実際に見ると、「なぜこんなにも人気なのか」が少し分かった気がしました。
『真珠の耳飾りの少女』はマウリッツハイス美術館でも特に人気の作品。
ハイシーズンは当日券が売り切れていることもあるので、訪問日が決まっている場合は事前予約がおすすめです。
フェルメール巡礼の締めはミュージアムショップ

『真珠の耳飾りの少女』をモチーフにしたグッズがとにかく可愛い。
ポストカードや文房具、雑貨まで充実していて、ついつい長居してしまいました。
フェルメール好きならここも必見です。
Coming Soon…
モデルコース
9:30 デルフト駅到着
10:00 フェルメール美術館
11:30 マルクト広場・旧教会散策
12:30 ランチ
14:00 デン・ハーグへ移動
14:30 マウリッツハイス美術館
16:30 ミュージアムショップ
17:00 帰路
所要時間の目安
- 美術館をじっくり見るなら1日
- デルフトに泊まるなら2日
- アムステルダムからの日帰りも可能
デルフトもデン・ハーグもコンパクトな街なので、主要スポットだけなら1日で十分回れます。
ただ、美術館をゆっくり見たり、カフェで休憩したり、運河沿いをのんびり散歩したりするなら、少し時間に余裕があるとより楽しめます。
個人的には、古都らしい雰囲気が残るデルフトに1泊して、朝や夜の静かな街を歩いてみるのもおすすめです。
デルフトに泊まるのもおすすめ

今回は日帰りモデルコースとして紹介しましたが、個人的にはデルフトに1泊するのもおすすめです。
デルフトはアムステルダムやロッテルダムほど観光客が多くなく、街全体に落ち着いた雰囲気があります。
運河沿いには古都らしい趣のあるホテルも多く、夜や朝の街歩きもとても気持ちがいい。
フェルメールが暮らした街の空気をゆっくり味わいたい方は、ぜひ宿泊も検討してみてください。
まとめ|フェルメールを知らなくても楽しめる1日旅
フェルメールを知り、
フェルメールが生きた街を歩き、
そして本物の作品に出会う。
デルフトとデン・ハーグは、そんな贅沢な1日を過ごせる組み合わせでした。
正直、私自身はもともとフェルメールにそこまで詳しかったわけではありません。
でも実際にゆかりの地を巡り、本物の作品を見たことで、「なぜ今も愛され続けているのか」が少し分かった気がしました。
久しぶりに訪れたデルフトの街もやっぱり素敵で、改めてこの街が好きになりました。
フェルメール好きの方はもちろん、デルフトやデン・ハーグ観光のテーマを探している方にもおすすめの1日旅です。
オランダに住んでいると、つい「いつでも行ける」と思って後回しにしがちなデルフトとデン・ハーグ。でも改めて訪れてみると、新しい発見がたくさんありました。
▼デルフトの歴史や観光スポットについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。


