ビールなのに真っ赤なパッケージのAmstel bier(アムステルビール)は、1870年に創立されたアムステルダムを代表するのビールブランドです。
<photo by: amstel.nl>
ブランド名は酵造所の近くを流れるアムステル川に由来しています。
昔はアムステル川でビールを冷やしていたそうです。
残念ながら現在はアムステルダムに酵造所はありませんが、特徴的なパッケージカラーやロゴマークは、アムステルダム市公式カラーと同色となっています。
<アムステルロゴマーク>
<アムステルダム基礎自治体旗>
アムステルビールはヨーロッパを代表する三大ビールブランドの1つですが、オランダ国内ではハイネケン、グロールシュ、ババリアに次ぐ4位となっています。

1968年にハイネケンに買収されハイネケングループの傘下となりましたが、商品名は変わらずにAmstel bierのままで販売が続いています。
アムステルビールの種類と特徴
パッケージデザイン・味・価格と、個人的にお気に入りのアムステルビールは豊富な種類があるのも特徴的です。
Amstel(アムステル)
(アムステル:1870年〜、0,5L/€0.88, Alc 5%)
<photo by: amstel.nl>
友と飲むのに最適なビールを目指して開発され、誰もが馴染みやすい味を追求したアムステルは、独特な麦芽の風味を持ちながらもさっぱりとした苦すぎない味わいです。
Amstel blond(ブロンド)
(アムステル ブロンド:2010年〜、0,5L/€0.71, Alc 4%)
<photo by: amstel.nl>
マイルドで爽やかなピルスナー。100%大麦麦芽から醸造されているため渋めのコクがあります。
オランダビールの中ではアルコールが低めで価格も安いので晩酌用に愛用しています。
Amstel bock(ボック)
(アムステル ボック:1983年〜、0,3L/€0.90, Alc 7%)
<photo by: amstel.nl>
ベルギーやドイツで人気がある赤色のビールで、焙煎した麦芽の風味が特徴的。
濃厚で甘めのビールです。綺麗な色なのでグラスに移して飲みたいいっぱいです。
Amstel light(ライト)
(アムステル ライト:1980年〜、0,3L/€0.60, Alc 3.5%)
<photo by: amstel.nl>
爽やかな喉ごしで、低度数、低カロリーのライトビール。カロリーオフは万国共通の人気アイテムです。
Amstel 0.0(ゼロ)
(アムステル ゼロ:2012年〜、0,3L/€0.43, Alc 0%)
<photo by: amstel.nl>
オランダでも急速に増加しているアルコールフリーの需要。アムステルの味わいを残しつつのノンアルビールです。
Amstel Ongefilterd(アンフィルター)
(アムステル アンフィルター:2017年〜、0,3L/€0.70, Alc 5.2%)
<photo by: amstel.nl>
通常のアムステルよりスパイシーで少し強いホップの味わい。
ラガータンクから直接ろ過されていないため、度数5.2%とアムステルより少し高めのパーセンテージとなっています。
Amstel Radler(ラドラー)
(アムステル ラドラー:2013年〜、0,5L/€1.15, Alc 2%)
<photo by: amstel.nl>
ビール+レモン水と言う、純ビール派には驚きの商品。レモンの風味がさっぱりとした爽やかな後味で飲みやすく、人気のあるビールです。
ラドラーシリーズにはビール+レモン+ライムのRadler Dubbel Citrus(ダブルシトラス)や、ビール+グレープフルーツのRadler grapefruit(グレープフルーツ)もあります。
アムステルビールはどこのスーパーマーケットでもビン、缶ともに販売しており、なおかつハイネケンよりお手頃価格になっています。
私がよく行くスーパーマーケットでは、たまに500ml24缶が通常の半額くらいで特売をしていることも。
何よりもビールなのに赤いパッケージという、某コカ・コーラかと思わせる斬新なデザインが多くの人に愛されています。

