オランダといえば風車。
でも実際に住んでみると、アムステルダムの街中ではあまり見かけることがありません。
「ちゃんと風車を見てみたいな」と思ったときに、ちょうどいいのが
アムステルダムから日帰りで行ける風車村、
ザーンセ・スカンス(Zaanse Schans)です。
電車やバスで気軽に行けて、
しかも今でも実際に動いている風車が見られる場所。
観光地ではあるけど、ただのテーマパークではなくて、
オランダの歴史や産業の名残がちゃんと残っている場所でもあります。
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ザーンセスカンスの見どころ

アムステルダムから電車で約15分ほど。
ザーン川に沿って風車が並ぶ、美しい景色が広がっています。
昔このエリアは、風車を動力にした工業地帯で、
最盛期には1000基以上の風車があったと言われています。
時代の流れで多くは失われましたが、
取り壊される予定だった建物や風車を移設して、今の形になったのがザーンセ・スカンス。
今では観光地として人気ですが、
ただの再現ではなく「本物が集められている場所」というのが面白いところです。
風車を見学してみる

ザーンセ・スカンスには全部で11基の風車があります。
見た目は同じように見えるけど、
それぞれ役割が違っていて、例えば
- 小麦を挽く風車
- 香辛料を挽く風車
- 塗料を作る風車
- 油を搾る風車
など、当時の「工場」として使われていました。
いくつかの風車は中に入ることができて、
巨大な歯車や構造を間近で見ることができます(有料)。
ただ、外から眺めているだけでも十分きれいで、
風に合わせてゆっくり回る様子を見ているだけでも満足感はあります。
風車博物館(ここはかなり良かった)

ザーンセ・スカンスの中で、個人的に一番面白かったのが、
風車博物館(Molenmuseum)です。
風車って見た目は分かるけど、
「何してるの?」って意外と知らないまま見てたんですよね。

ここでは
- 風車の仕組み
- どんな工業に使われていたのか
- 当時の労働環境
が、模型や映像でかなり分かりやすく展示されています。
特に印象に残ったのが、風車の設計図。
こんな精密なものを昔の人が作っていたのかと、ちょっと見方が変わりました。
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ザーンス博物館

風車村のバス停前にある
ザーンス博物館(Zaans Museum)
ここではザーン地方の歴史や産業について展示されています。

中でも印象的だったのが、
併設されているチョコレート工場博物館(Verkade Experience)。
オランダでおなじみのお菓子ブランドの工場が再現されていて、
昔の製造工程を見ながら回れるのが面白いです。
時計博物館(地味だけど印象に残る)

もう一つの博物館が
時計博物館(Museum Zaanse Tijd)。
ザーン地方では時計産業が盛んでした。
ここは17世紀の振り子時計などが展示されている場所。

正直、最初はあまり期待してなかったんですが、
実際に入ってみると、ずらっと並んだ時計がずっと動いていてちょっと不思議な空間。
400年?休まずにチクタクチクタク。
古時計が今も動いてるって、普通にすごいなって思いました。
工房見学(観光っぽいけど楽しい)

ザーンセ・スカンスはテーマパークっぽい要素もあります。
ザーン川に沿って風車が並び、陸地には木造家屋が並びます。

これらの木造家屋も保護されている建造物で、最も古い家屋は1623年に建てられています。
伝統的な木造家屋のいくつかは見学用の工房やお土産屋さんとなっているので建物内に入ることができます。
パン工房

1658年創業のパン屋を模したベーカリー博物館ではオランダのパン屋さんで売っていそうなお菓子などがずらりと並んでいます。
小物やキッチン用品などもカワイイので要チェックです。
お店の奥には昔に使っていたパンこね機などを展示しています。

焼きたてのワッフルやヘフルデクック(アーモンドクッキー)なども購入することができます。
木靴工房

オランダの伝統工芸品の木靴の工房では、100年前にどうやって木靴を作っていたかのプロセスを見学することができます。
実際に木靴を試着して、重さや履き心地を試してみることもできます。こんなの履いて歩いてたの⁉︎って驚くこと間違いないです。

工房では古いモデルの木靴からオシャレ木靴などと様々なコレクションを見ることができます。またユニークな絵柄のお土産木靴もあるので、オランダ土産にぜひ。(もらって困るやつw)

木靴を履いた民族衣装のミッフィーちゃんも展示されているのでお見逃しなく!
チーズ工房

チーズ工房では民族衣装を纏ったお姉さんがオランダ産チーズの種類や違いを詳しく説明してくれます。隣接しているお土産屋さんではチーズの試食もあるので、食べながらお土産を選べます。
周辺を散策
ザーンセスカンスの風車村までは、バスでも電車でも訪れることができます。
バスは風車村のバス停に止まりますが、電車の場合は駅から15分くらい歩きます。
風車村からザーンセスカンス駅までの帰り道に立ち寄りたいスポット3選です。
正面写真が取りやすい風車

風車村の風車は風向きによって風車の向きが調整されています。多くの場合がザーン川に正面を向いているので、なかなか良い写真撮りずらかったりします。
風車の正面を近距離で撮影したいときは風車村から橋を渡ったところにある風車へと訪れてみましょう。
この風車は2面が道路に面しているので、高い確率で正面写真が撮りやすいです。
カカオ博物館

ザーンセスカンス駅前にある巨大なカカオ工場にはカカオ博物館が併設されており、入場無料で見学することができます。美味しいホットチョコレートを試飲できることも。
ここではカカオの生産、加工工程、ココアのパッケージデザインコレクションなどを見学。
他にも風車の模型やザーンセスカンスに関する展示品、そしてなぜか消防士さんのコレクションなども展示されており、趣味部屋みたいな雰囲気もありましたw。
パン屋さん

カカオ博物館前にあるパン屋さんは、お土産にもなるチョコやクッキーも販売しているお店です。
美味しいパン屋さんとレビュー評価の高いお店ですが、店員さんが無愛想なお店としても有名なパン屋さんw。本当に無愛想な店員さんでしたw。でも多分いい人な気がします。
訪れたのが平日の夕方だったので残っていたパンの種類が少なかったのですが、レーズンパンを買ってみました。想像の3倍くらいの量のレーズンが入ってて、パンよりもレーズンを食べてる感じで美味しかったです。
アクセス
アムステルダムからは
- 電車:約15分+徒歩15分
- バス:約30分(直通)
初めてならバスの方が分かりやすいと思います。
アムステルダムからザーンセスカンスまではバス(800番)で約30分です。ノンストップでザーンセスカンスまで行く観光仕様のバスなので、繁忙期は便数が多いです。
電車の場合はアムステルダム中央駅から各駅電車(Sprinter)で約15分、ザーンセスカンス駅で下車します。駅から風車村までは徒歩15分ほどです。
便利なトラベルパス
アムステルダムからザーンセスカンスまでの交通費をカバーしたお得なチケットもあります。
- トラベルチケット(交通+市内乗り放題)
- セルフツアー(交通+オーディオガイド、@風車+博物館)
- ガイドツアー(移動+案内付き)
観光スタイルに合わせて選ぶ感じでOK。
トラベルチケット
アムステルダム市内と周辺の街を巡るトラベルパスは、スキポール空港〜アムステルダム〜ザーンセスカンス区間が乗り放題。空港に到着して、そのままザーンセスカンスに向かうこともできちゃいます。
アムステルダムのバス、トラム、地下鉄も利用できるので、市内観光にも使えます。
セルフガイドツアー
ツアーバスで訪れるザーンセスカンス。現地ではオーディオガイドで解説を聞きながら、自由度が高い観光を楽しめます。所要時間3時間と決まっているので、予定も立てやすいプランです。
ガイドツアー
本気で観光を楽しむならガイドツアーもあり。バスの車内でも解説を聞けるので、移動時間から観光スタート。現地でも見どころが全部わかる所要時間3時間半の半日観光プランです。
半日観光モデルコース(おすすめ)
所要時間:約3〜4時間
① 到着 → 風車エリアを散策(30〜40分)
② 風車1基に入る(20分)
③ 風車博物館(45〜60分)
④ ザーンス博物館 or 工房見学(40分)
⑤ カフェ or 軽食(30分)
時間があれば
+ 時計博物館(30分)
正直、全部しっかり見ると半日ちょい超えるくらい。
でも軽く回るだけでも満足度は高いです。
まとめ
ザーンセ・スカンスは
気軽に行けて、
ちゃんと風車が見れて、
しかも「中身まで知れる」場所。
観光地っぽさはあるけど、
オランダらしさをまとめて体験するにはかなりいい場所だと思います。
アムステルダム観光のついでに、
半日だけ足を伸ばしてみるのにちょうどいいスポットです。




