海外生活では日本食材を仕入れたり、美味しい和食を食べるのは簡単ではありません。大きな都市に日本食材を扱うアジア系スーパーや日本食屋さんが数店舗ほどあるくらいです。
そんな中、ドイツのデュッセルドルフという街には多くの日本食材スーパーと和食屋さんが集まっていることでドイツ・オランダ在住者には有名の街となっています。
オランダからでも週末旅行でも十分に食事・買い物・観光が楽しめるデュッセルドルフの見どころをまとめました。お出かけの参考にしてみてください。
デュッセルドルフ観光・5つのエリア
デュッセルドルフの滞在時間が48時間もなかったので全てを周れたわけではありませんが、エリアごとに特徴と見どころがありました。
5つのエリアごとの特徴と観光スポットをまとめてみました。
日本人街のインマーマン通り
日本食材スーパーマーケットや和食屋さんが多く集まるのはインマーマン通り(Immermannstraße)です。通りの標識に日本語表記もあったのには驚きです。約600mの大通りの両側にたくさんの日本のお店が集まっていて、ここだけ日本の商店街のようでした。
(ちなみにドイツの信号は歩行者用にも黄色信号がありました。)
食べ物屋さん
インマーマン通り沿いだけでも10店舗以上、周辺も含めれば20店舗以上の日本食レストランがあります。1日3店舗訪れても1週間はかかってしまいます。なんということでしょう。
その他にも抹茶カフェや日本のパン屋さんやケーキ屋さんもあり、日本食のお惣菜も買えるスーパーマーケットもあります。
日本の本屋さん
日本語の本や漫画やアニメグッズなどが並ぶ本屋さんがありました。しかもインマーマン通り沿いだけで3店舗くらいありました。
日本雑貨屋さん
日本の小物をあつかう雑貨屋さんもありました。この通りにはたくさんの日本語の案内があって、本当に日本にいるような錯覚をうけました。
ニュータウンっぽいシャードー通り
近代的な建物が並ぶシャードー通り(Schadowstraße )は有名ブティックやショップが集まるお買い物エリアです。
ユニクロ
オランダにもありますがデュッセルドルフにもユニクロがありました。軽量ダウンやヒートテックやデニムなどが購入できる安定のユニクロです。馴染みのあるお店で買い物ができる安心感があります。
デパート
ドイツ老舗デパートのガレリア(GALERIA)でお手洗いをかりました。(50セントでした。)お手洗いのある上層階には雑貨屋さんが入っていてシーズナル雑貨がディスプレイされていて可愛かったです。
ショッピングモール
高級ショップとレストランが連ねるショッピングモールKö-Bogen。ガラスと天然石を乱雑に纏ったファサードが特徴的な建物はポーランド系アメリカ人の建築家ダニエル・リベスキンドさんのデザインです。
お隣のビジネスセンターKÖ Bogen IIも目を惹く斬新な建物です。
劇場
夜間にライトアップされているところで初見し、なんだこれはと思った建物は1960年代に建てられた劇場のSchauspielhaus(シュピールハウス)でした。
シャードー通り周辺には目を惹く建築が多く集まっています。
水路沿いの大通りケーニッヒスアレー
街の中心の水路に沿った大通りのケーニッヒスアレー(Königsallee)の周りにはハイブランドのショップが並びます。その並びにあるショッピングモール(Sevens)にはドイツに行ったら絶対訪れたいお店が揃っていました。
dm
ドイツのドラッグストアdm(ドロゲリエ・マルクト)ではオランダのドラッグストアより安くて質の高いものが勢揃いです。ドイツ土産にもなるアイテムもあるのでdmでお買い物は欠かせません。
無印良品
ドイツの魅力の1つはMUJI(無印良品)の店舗があるところです。無印良品のレトルト食品をヨーロッパで購入できるのは魅力的です。
オランダからでもオンラインストアにて購入はできるのですが送料がかかります。なので一通りの美味しそうなレトルトを買って帰ってきました。
帰ってから食べてみて個人的に最も美味しかったのは「桜エビと筍のスープ」です。これは次回も必ず買いたい一品!
スイーツやさん
ショッピングモール(Sevens)のすぐ近くにあるカフェ・ハイネマン(Konditorei Heinemann)は老舗の洋菓子店です。見るからに美味しそうなチョコなどのスイーツが並んでいました。ドイツっぽいお土産を買うにはここが良さそうです。
店内にカフェスペースがあったので、ここでお茶タイムもステキそうです。
商店街っぽいフリンガー通り周辺
可愛い雑貨屋さんが集まるフリンガー通り(Flinger Str.)にはHEMAなどのオランダ雑貨屋さんも集まっています。この辺りは時間が足りなくて周れませんでしたが旧市街(下町)っぽい雰囲気でした。
雑貨屋さん
オランダからは撤退してしまったフランスの雑貨屋さんのピローヌ(Pylones)を発見しました。可愛くて斬新なデザインが特徴の雑貨がそろっていて好きなお店です。
マーケット
フリンガー通り南側のカールシュプラッツ(Carlsplatz)はマーケットが集まる広場なようです。食べ物屋さんの屋台もあるようなので食べ歩きに良さそうなスポットです。
地ビール
フリンガー通りの北側にあるブリュワリー(Brewery im Füchschen)ではデュッセルドルフの地ビールができたて冷え冷えで頂くことができます。ラガービールより昔に飲まれていた本場のアルトビールを堪能することができます。
ライン川沿いの建築群
繁華街から少し離れていますがライン川(Rhein)沿いには近代建築が集まっています。あいにくの雨だったのですが、次回は天気のいい日に巡りたいエリアです。
ラインタワー
1980年代に建てられた高さ240mの電波塔ラインタワー(Rheinturm)は、168mの展望台に登ることができます(有料)。早朝から深夜までオープンしているので、朝焼けや夜景などの素敵な眺めも楽しめるようです。
ゲーリー建築
建築界の巨匠フランク・O・ゲーリー設計のぐにゃぐにゃした建物のオフィスビル(メディア・ハーバービル)は1999年に建てられたのに、いまだに斬新さが感じられるデザインです。
ケルンに寄り道して温泉にも行けちゃう
世界遺産の大聖堂があるケルン(Köln)はデュッセルドルフの(ほぼ)隣町です。電車でたったの30分で訪れることができます。ちょっと足を伸ばせばケルン観光も、ケルンにある温泉で療養もできてしまいます。
デュッセルドルフからケルンまでは電車で約30分です。通常の電車だと片道の料金が15ユーロくらいかかってしまいますが、Flix Trainを使えば片道3ユーロで行くことができます。
1日に数本しかありませんが、上手に使えばお得に2都市を観光することができます。
デュッセルドルフ観光マップ
デュッセルドルフの観光マップです。
本日ご紹介した観光情報は緑色で表示しています。赤色は先週ご紹介した日本食屋さん情報です。
デュッセルドルフで泊まったホテル
2泊3日の弾丸旅行で訪れたデュッセルドルフ。右も左も分からなかったので駅前のビジネスホテルBahn-Hotel(バーンホテル)に滞在しました。レビュー評価は低かったものの、とても満足な滞在ができました。
レビューに書かれていたとおり古い建物&インテリアでしたが清潔感があり綺麗なお部屋でした。暖房はバッチリでオランダのホテルよりも暖かかったです。立地と料金だけで選んだのでアメニティーはほぼ無かったのですが、dmで自宅用のシャンプーなどを購入してさっそく使いました。
駅前というロケーションは抜群で、日本食街のインマーマン通りまでは徒歩30秒です。またバスターミナルや中央駅まで徒歩3〜5分なので、チェックアウト後に荷物を預けて帰りのバスのギリギリまで身軽に観光できました。
デュッセルドルフへのアクセス
デュッセルドルフまではアムステルダムから高速電車(NS International)で約2時間ほどで訪れることができます。片道料金が€34〜です。
移動費用をおさえたい時は長距離バスのFlixBus(フリックスバス)がおすすめです。アムステルダム、ユトレヒト、デン・ハーグ、ロッテルダムなどの都市からデュッセルドルフまで直行便が出ており、片道料金が€13〜です。約3時間ほどでデュッセルドルフ中央駅前のバスターミナルへと到着します。