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【オランダのコーヒー豆マメ知識】珈琲の歴史と定番メニューもまとめてみました

オランダの食
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ヨーロッパでコーヒーというとイタリアのエスプレッソっというイメージを持ちますが、意外や意外、コーヒーの消費量はイタリア人よりもオランダ人の方が高いそうです。

 

オランダでコーヒーをお店で飲む時に間違って訪れそうになるのが
『Coffee Shop(コーヒーショップ)』。
名前にコーヒーと入っていますが、コーヒーショップはマリファナ店を示します。

コーヒーショップでもコーヒーを飲むことができますがマリファナが不要な場合は、カフェやレストランまたはバーにてコーヒーを飲むことをお勧めします。
またAlbert Heijnなどのスーパーマーケットでテイクアウトのコーヒーを購入することもできます。

オランダ人は自宅に本格的なコーヒーマシーンを持ってる方も多く、なのでスーパーマーケットでお手軽にコーヒー豆を買うことができます。
オランダのコーヒーが気に入った時はお土産にコーヒー豆もオススメです。

 

オランダのコーヒー消費量は世界第5位にランクインしているほどのコーヒー文化の国です。(2020年6月調べ)


<photo credit: worldatlas>

オランダ人は1人あたり年間18.52lbs(約8kg)、1日あたり2.4杯のコーヒーを飲んでいることになります。

ちなみに世界ランク第1位のフィンランド人は1人あたり年間約12kgのコーヒーを消費しています。

そして日本人は1人あたり年間約3.6kg、統計表に記載されている最下位の25位アメリカで約9kgなので、かなりのランク外でした。

個人的にもオランダに来てからの方がコーヒーを飲む量が増えているのはコーヒータイムが日常的な文化の影響かもしれません。

 

 

 

オランダのコーヒーの歴史

コーヒー発祥の地はイエメンとされており、モカコーヒーが生まれたのもイエメンです。イエメンは古くから世界に先駆けて最高級のコーヒー豆を輸出していました。

ヨーロッパ人が初めてコーヒーを飲んだのは1500年代後半で、当時のコーヒーは栽培地も少なかったため超高価でした。

その利益を独占していたイエメンはコーヒー栽培の普及を阻止しようとしていましたが、1616年にオランダの貿易商はイエメンからコーヒーの木を持ち帰ることに成功し、植民地だった東インド諸島(現インドネシア)へと輸送して、オランダ最初のコーヒー農園を設立しました。
同時期にスペインやポルトガルもコーヒーの木を手に入れて、植民地等で栽培を始めたそうです。

1645年には世界初のコーヒーを提供するお店コーヒーハウスがイタリア・ベネチアに出店し、1663年にはアムステルダムとハーグにコーヒーハウスができ、オランダでもお店でコーヒーを飲むことができるようになりました。
しかし当時のコーヒーの価格はまだまだ高く、富裕層の飲み物でした。

1699年に、インドネシアにコーヒー工場を建設し、コーヒー生産をさらに拡大したことで、オランダはヨーロッパ最大のコーヒー供給国となりました。

その後は時代とともにコーヒーの価格がリーズナブルになり、徐々に庶民にも手頃な飲み物となり普及しました。
そのため今までは富裕層のためにあったコーヒーハウスが、コーヒーを飲みながら政治や経済情勢を議論する庶民のための場へと移り変わっていきました。

ヨーロッパにコーヒー文化が浸透している時代、日本は鎖国真っ只中でした。
しかし1790年頃、出島のオランダ商にコーヒー豆のお取寄せを依頼した薩摩藩主がいたとのことです。
この頃コーヒーは薬として考えられていたこともあるので、薬品として依頼したのか嗜好品として欲しがったのかは謎に包まれているようですが、
日本初コーヒー豆お取寄せをした薩摩藩主・島津重豪公は89歳まで長生きしました。
長寿だったのはコーヒーのお陰かもしれません。

 

ダッチコーヒー


<photo credit: dutch-coffee.nl>
水出しコーヒーの事をダッチコーヒーと呼ぶことがありますが、ダッチコーヒーはオランダではあまり浸透していません。
オランダを含むヨーロッパのコーヒーは主に温かい飲み物として普及しています。

ダッチコーヒーの醸造には3〜6時間かかりますが、冷水を使用することにより時間経過による酸化が少なく風味も損なわれない長期保存が可能なコーヒーとして、もともとは船旅の貿易商のために開発されたコーヒーとされています。
日差しの強い甲板で好まれるのは冷たいコーヒーかビールだったそうです。

貿易商が立ち寄った国、韓国や日本などのアジア圏でダッチコーヒーが広まり、ダッチコーヒーマシーンがアジアで普及しましたが、自国のオランダを含むヨーロッパでは全く人気が出ませんでした。

 

 

 

 

オランダで見かけるコーヒーのメニュー

カフェによってコーヒーのメニュー名が違って困惑する事が多々あります。
でも基本的には似通ったコーヒーのタイプが多いので、厳密に分けて提供しているお店はあまりありません。

多くのカフェには3〜5種類程度がほとんどになります。
・エスプレッソ
・アメリカーノ(またはルンゴと呼ばれます)
・カプチーノ
・フラットホワイト
・ラテ(またはコーヒーファキアートと呼ばれます)
・ラテマキアート

厳密に分けると何が違うのか気になったので調べてみました↓↓↓

Espresso(エスプレッソ)


エスプレッソマシーンで抽出した濃いめのコーヒー
通常25〜30 ml
*濃いコーヒーが好きな方にオススメ

Americano(アメリカーノ)


エスプレッソに同量のお湯を足したコーヒー
通常60 ml
*薄めのコーヒーが好きな方にオススメ

Lungo(ルンゴ)


エスプレッソを抽出するのに倍以上の時間をかけて入れるコーヒー
オランダのアメリカーノはルンゴの事が多い
レギュラーコーヒーともいわれる
通常60〜80 ml
*オランダのレギュラーを試したい方にオススメ

Cappuccino(カプチーノ)


エスプレッソにフォーム(泡)のあるミルクを注いだコーヒー
ミルクの量がコーヒーの1.5倍くらい
*ミルクのフォームを楽しみたい方にオススメ

 

 

 

 

Flat white(フラットホワイト)


カプチーノと似ているが、ミルクのフォームが多すぎないので一般的にラテアートされるタイプのコーヒー
ミルクの量がコーヒーの1.5倍くらい
*ラテアートを楽しみたい方にオススメ

Latte(ラテ)


エスプレッソにフォームの少ないミルクを注いだコーヒー
カフェオレともいう
ミルクの量がコーヒーの2倍くらい
*コーヒー牛乳が好きな方にオススメ

Latte macchiato(ラテマキアート)


<photo credit: Kitty Terwolbeck Bike touring trip Roermond-Leerdam-Arnhem-Roermond via photopin (license)>
フォームが多すぎないミルクにエスプレッソを注いだコーヒー
透明のグラスで提供されることが多く、ラテとは逆にミルクを先に注ぐことからミルクとコーヒーの層がみれる
またはラテアートしてくれる事も多い
ミルクの量がコーヒーの2倍くらい
*ミルクとコーヒーが徐々に混ざる感じが好きな方にオススメ

Koffie verkeerd(コーヒーファキアート)


オランダ独自のコーヒーの種類で『間違ったコーヒー』という意味
基本的にはラテ(カフェオレ)と同じ
伝統的にはフィルターコーヒーで作るコーヒーの事を指しますが、たいていのカフェにはエスプレッソマシーンしかないのでラテ(カフェオレ)が提供されます
*オランダ人っぽくオーダーしたい方にオススメ

Espresso macchiato(エスプレッソマキアート)


エスプレッソにミルクをちょっとだけ入れたコーヒー
プロのバリスタさんはラテアートしてくれる
*濃いめのコーヒーにちょっとミルクが欲しい方にオススメ

 

 

 

ホットチョコレートを提供しているカフェではホットチョコレートにエスプレッソを入れたチョココーヒーをメニューになくても作ってくれるところもあります。
トッピングにホイップクリームものっけてもらうとデザートドリンクとして寒い季節にオススメです!

 

https://plusdutch.com/blog/coffee-aberdeenqueen/