ホテルを選ぶ基準って何でしょうか?筆者は値段とロケーションで最終的に選びがちな傾向があります。
しかしオランダはダッチデザインと呼ばれるほどのデザインの国です。
オランダでホテルを探すなら選定基準にデザイン度も加えてオランダの感性を体験するのもありなのではないでしょうか。
オランダ国内のダッチデザインホテルを調べてみたら、デザインホテルが多数ありました。
その中でも外観(見ため)がユニークでインパクトが強い15個のホテルを厳選してみました。オランダ旅行の参考にしてみてください。
宿泊せずとも外観だけでも見て楽しめる建物が多いので、お近くを通った時に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
クレーン型のホテル 3選
重機マニアの方と高いところ好きな方におすすめ!クレーンからの眺望が一晩中楽しめる重機ホテルです。
世界で最も豪華な超高級クレーン!
もともと港で使われていた高さ50mのクレーンを改装したファラルダ・クレーンホテル(Faralda Crane Hotel)は、客室が3つのみで、35、40、45mと部屋の高さが選べるのが特徴です。
クレーンだから安いのかと思いきや5つ星の超高級ホテルで、客室内はモダンで豪華なお洒落インテリアのお部屋です。
強風の日には揺れそうですが、もちろん既存のクレーンの骨格に溶け込むように構造材で十分な補強がされているので安全です。
次に高級なクレーン!
1958年に建てられ1979年まで使用されたクレーンを解体せずに残したいという市民の愛着からリノベーションが実現したクレーン・アパートメント(Yays Crane Apartment)。
こちらのクレーンはアパートメントと呼ばれていますが4つ星ホテルです。客室が1つのみなので貸切クレーンができます。
貸切クレーン!
<photo by booking.com>
オランダ北部の街ハルリンゲンにあるクレーン・ホテル(Havenkraan)は北海を一望できる見晴らしのいいクレーンホテルです。
そしてこのクレーンホテルも客室が1つなので貸切クレーンができます。
デザイナーが誰だかわからなかったけど、夜景が使徒っぽくてとてもカッコイイです。
乗り物型のホテル 3選
船に飛行機。子ども心あふれるホテルです。動かないのがちょっと残念だけど自慢したくなる体験になります。
遠洋定期船に泊まろう!
<photo by booking.com>
ファラルダ・クレーンホテルのすぐそばにある、赤いbotelロゴがキャッチーな客船型ホテル・ボーテル(Amstel Botel)は、廃船となった遠洋定期船の客室に宿泊できる3つ星ホテルです。
アムステルダム中央駅から無料のフェリーですぐの所にあって便利なロケーション、そしてリーズナブルな価格なホテルです。インテリアデザインには日本の建築家さんも関わっているそうです。
モダンなボートのB&B!
<photo by booking.com>
ハウスボートが多いアムステルダムにはハウスボートホテルがいくつかあるのですが、その中で一番モダンなのがルーム・ウィズ・ビュー(Houseboat – Room with a view)です。
アムステル川に面した大きな窓がある眺めが良いB&Bです。アルバートカイプ・マーケットが近いので観光に便利なロケーションです。
プライベートジェットに宿泊!
<photo by booking.com>
飛行機好きにはたまらない!旅客機を貸切で宿泊できるヴリーヒトイヒ・スイート(Vliegtuigsuite)は、長さ40mの飛行機を貸切りできます。
コックピットも自由に出入りでき、プライベートジェットで過ごすような体験ができます。
窓からの眺めは隣接するテウヘ国際空港のプラットフォームと滑走路。快適な宿の旅をお楽しみください。
モニュメント型のホテル 4選
オランダの変なホテルです。こんなところに泊まれるの!?っと日本のテレビ番組で紹介されそうなスポットです。
風車に泊まろう!
<photo by booking.com>
風車の国オランダには宿泊できる風車がいくつかあります。その中でアムステルダム近辺にあるのがモンドリアン風車(Mondriaanmolen)です。風車を貸切りで滞在する事ができます。
1874年に建てられた風車を改装して3階建てのホテルになっています。周りには川と草原しかないので、リアル田舎に泊まろうです。
5月の第二土曜日は風車の日!
風車の日に風車泊してみてはいかがでしょうか。
灯台に泊まろう!
<photo by airbnb.nl>
アルメールのホーイ湖に面した所にあるコジンマリとした灯台は1958年に建てられました。役目を終えた1997年からはB&B(Seintoren Gooizicht B&B)としてリノベーションしています。
360度見渡せる部屋をリーズナブルな料金で宿泊できる人気のB&Bです。
給水塔に泊まろう!
<photo by booking.com>
1920年に建てられた工場給水塔(Watertoren, Gouda)は市民に愛されたタワーでした。その役目を終えても壊されることなく記念碑的な存在となっており、2018年にオランダ最小のお家としてリノベーションされました。
あきらかに住めるサイズの見た目ではありません。高さは10mもあるのですがお部屋は約2m x 2m。寝ている間に階段から転げ落ちないか心配になります。
ワイン樽に泊まろう!
<photo by booking.com>
アイセル湖に面した港町にあるデ・フロウェ(Hotel de Vrouwe, Stavoren)は、23000Lのワイン樽の中に宿泊できる3つ星ホテルです。
歴史的なワイン樽って訳ではないようで、ホテルの増築の時に部屋をワイン樽にしてみたそうです。特にワインの名産地でもなさそうですが、見た目が可愛らしいのでホビット気分が味わえるホテルです。
ダッチデザインホテル3選
モダンでオシャレなダッチデザインホテルは外観のインパクトが強いですがインテリアも拘っている素敵な宿泊施設です。
ベネルクス最大のホテル!
Nhow(Hotel nhow Amsterdam RAI, Amsterdam)は2019年末に竣工した新しい4つ星ホテルです。
3つの三角形のボリュームが積み重なったの建物の形状は、隣接する広告塔がアイディアの原点とされています。
お家が積み重なったホテル!
ザーンダムの伝統的な緑色の家並みを積み重ねた外観が特徴的な4つ星のインテルホテルズ(Inntel Hotels, Zaandam)。
駅前に建っていることから改札を出た瞬間にひときわ目立つ存在で今はザーンダムのランドマーク的な建物になっています。
壁も屋根も斜めってるホステル!
存在感が強烈なキュービックハウス(Cube House Stayokay, Rotterdam)は壁が55度ほど傾いた3階建てのホステルです。
1984年に竣工したキュービックハウスは当時オランダで流行っていた、連続した小さな幾何学構造の建物を特徴とする構造主義の概念を大きく受けています。住民や近隣住民、街ゆく人たちにとって居心地の良い住宅地を願ってデザインしたそうです。
城・教会ホテル2選
中世のヨーロッパを体感できるホテルです。ドレスアップして訪れたくなるスペシャルな宿泊施設です。
古城ホテル!
<photo by booking.com>
ユトレヒトのザイスト城の近くにあるケルケボス城(Kasteel Kerckebosch, Zeist)は歴史的な建物をリノベーションした4つ星ホテルです。
鉄格子付きの窓などのアンティークな建物と、モダンなインテリアの融合が綺麗なホテルです。そしてかなりリーズナブル。結婚式場にもなるようです。
超豪華な修道院!
<photo by booking.com>
ゴシック様式の修道院を改装した5つ星のクルーシュレンホテル(Kruisherenhotel)は、中世の建物に豪華なデザイナー家具のインテリアをあしらっており、まるで貴族のような体験ができます。なかでも教会のレストランでのディナーは天国の晩餐会です。
マーストリヒトはクリスマスマーケットが有名なので、ぜひともクリスマスに泊まりたいホテルです。
マーストリヒトには天国の書店もあるので、そちらにも訪れてみてください。
泊まりたいランキング
オランダ国内にもまだまだ知らないところがたくさんありました。
個人的に最も泊まってみたいホテルはマーストリヒトのクルーシュレンホテルです。非日常の演出感、ヨーロッパ感、デザイン度は100点超え!ここに滞在したら聖人になれそうな気がします。
第二位はファラルダ・クレーンホテルです。クレーンに宿泊なんて想像が追いつきません。まさにダッチデザインなホテルです。また夜景や朝焼けなどの景色がとても綺麗そうな気がします。
第三位はモンドリアン風車です。これこそオランダ。ここでしか体験できない宿泊施設です。
他のホテルも気になったので滞在先に合わせて旅行先を決めるのも面白いかもしれません。