アムステルダムからバスでぶらりと3時間、隣国ドイツのデュッセルドルフという街へ週末旅行に行ってきました。
クリスマスマーケットが始まったのは600年前のドイツだと云われています。そのため12月のドイツでは各地で華やかなクリスマスマーケットが開催されています。
子供の頃に夢見たキラキラのクリスマスがデュッセルドルフにもありました。
デュッセルドルフのクリスマスマーケットを巡ろう
デュッセルドルフのクリスマスマーケットは5つの広場と3つの通り沿いで開催されていました。たくさんのお店が並び、街中がキラキラと輝いています。
食べ歩きしながらグルっとまわって2〜3時間くらい。日曜日の夜はとても混雑してて食べ物を購入するのにも並びましたが、月曜日の夜は比較的すいていて写真も撮りやすかったです。
地図やお手洗いの場所などは公式サイトで掲載されていました。
マーケットで遊ぼう
クリスマス気分を高めてくれるクリスマスツリー。大きいのから小さいのまであちこちに点在していました。マーケット全体がキラキラしすぎててクリスマスツリーの印象が少し薄かったですw。
ヨーロッパのイベントに必ず登場する観覧車。日本の観覧車とは異なり回転が早くて何周かまわるので、ちょっと怖いのが特徴です。(個人談)
ライン川に面してる広場に観覧車があったので、日中はライン川と街の景色が一望でき、夜は夜景を楽しめるっぽいです。
子どもたちに大人気なのがメリーゴーランドです。これはまるで映画の世界。まさに海外の遊園地です。
目の前でグルグルそしてキラキラと輝かしいのですが、安全柵が無いのでご注意ください。
オランダと同様にスケートリンクもありました。スケートの人気度はオランダの方が賑わってるかもしれません。
カーリング?、氷上ボーリング?のような謎のゲームもありました。ルールが全くわかりませんでしたが、お酒を飲みながら大盛り上がりしてました。
冬の屋外で大人も子供もはしゃいでいる姿は微笑ましかったです。
マーケットでお買い物
本来のクリスマスマーケットの用途は、クリスマス用品のお買い物施設です。広場のマーケットは仮設店舗にも関わらず、クリスマス感あふれるデザインでした。1つ1つのお店に物語があるデザインになっていてメルヘンチックでした。
通り沿いのマーケットも凝っていてステキなお店がたくさんありました。
そして食べ物屋さんのデザインもステキすぎです。ほんとうにクリスマス映画の中に入ったような、夢の国でした。
販売しているクリスマス雑貨も可愛いものばかりで、お財布の紐が緩んでしまいます。
マーケットで食べ歩き
キラキラのマーケットを散策していると、どこからともなくいい匂いが漂ってきます。
ドイツといえばソーセージ。ドイツのクリスマスマーケットでとりあえず食べたい一品です。大きなグリルで焼きたてのソーセージをパンに挟んでパクリです。
ソーセージの事をドイツ語でWurst(ヴルスト)と言うようです。オランダ語でWorstなので似ています。
牛肉や豚肉などと種類があるようですが、マーケットで目の前で焼いていたのを指差しで「これちょうだいな」と英語でお伝えしたら購入できました。4〜5ユーロくらいでした。
ケチャップとマスタードはシャンプーポンプみたいなのに入っていてセルフでした。ソーセージの味が美味しかったので、ソースはちょこっとでも十分です。
ポテトを揚げたReibekuchen(ライプクーヘン)はドイツのクリスマスマーケットで定番の食べ物です。Kartoffelpuffer(カルトフェルプッファー)と呼ばれたりと、地域によって呼び名が違うようです。
揚げたてサクサクのライプクーヘンは、アップルソースをつけて食べます。ちょっと塩っぱいポテトフライと、甘いアップルソースがお見事なコンビネーションで、美味しい甘塩っぱいやつです。
3枚で5ユーロくらいでした。ちょっと脂っこいのでシェアして食べるのがちょうどいいです。
キツネがロゴのFüchschenビールはデュッセルドルフの伝統的な醸造ビールなようです。周りの方が飲んでいたので釣られて買ってみました。ピルスナーは喉越し爽やかでした。
デュッセルドルフはアルトビールが有名だったので、こちらも一杯飲んでみました。色は赤みのあるブラウンで独特な甘さと香りがあるビールでした。Alt(アルト)とはドイツ語で「古い」という意味らしく、ラガービールが普及される前に一般的だったビールなんだとか。
クリスマスマーケットではドラフトビールをグラスでいただくこともできます。ビールは3〜4ユーロ、グラスのデポジットが1ユーロでした。グラスを返却すると1ユーロが返金されます。
ドイツのクリスマスマーケットといえばグリューワイン(Glühwein)です。グリューワインはワインと香辛料を混ぜて温めたカクテルです。赤ワインバージョンと白ワインバージョンがありました。
屋外のクリスマスマーケットは寒いのでグリューワインは体が温まります。ほどよく甘くてフルーティーなのでゴクゴクと飲んでしまうのですが、温かいお酒なので酔っ払いやすいのでご注意ください。
グリューワインを注文したら8ユーロと言われて高くて驚いたのですが、グリューワインが4ユーロで、カップのデポジットが4ユーロでした。気に入ったカップは持ち帰ることもできますし、返却してデポジットを返金してもらうこともできます。
他にもワッフルやクレープやチュロスなどのスイーツ屋さんや、フリッツやピザ屋さんなどのお店もたくさんありました。ほとんどの屋台でデビットカード(PIN)で支払いができました。ただしデポジットの返金は現金で返ってきます。カードでの支払いができないお店もあるかもしれないので少額の現金を持っていくと安心です。
アクセス
デュッセルドルフまではアムステルダムから高速電車で約2時間15分ほどで訪れることができます。
今回は長距離バスのFlixBus(フリックスバス)を利用してみました。
アムステルダム・スローターダイク(Amsterdam Sloterdijk)のバスターミナルから直行で約3時間ほどでデュッセルドルフ中央駅前のバスターミナルへと到着しました。
料金はなんと片道15ユーロ以下ととても安かったです。アムステルダムからロッテルダムに電車(IC)で行くよりも安かったです。(※料金は日時によって異なります。)
購入したチケットはアプリでQRコード登録できるので、アプリ登録したスマホとIDカード(またはパスポート)だけで乗車ができます。荷物は手荷物1つと大きい荷物1つまでは無料です。大きな荷物は自分でラゲージスペースに積み込みます。
座席はゆったりしていて足も伸ばせました。バス内におトイレも付いてます。Wi-Fiも付いているのですが残念ながら速度が遅かったです。
15時に出発して18時にデュッセルドルフ駅前に到着しました。このバスはこのままオーストリアまで行くようで、そのまま乗車している方と、デュッセルドルフで下車する方、そしてデュッセルドルフで乗車する方といらっしゃいます。アナウンスを聞いて自分が下車するところで勝手に降りるシステムでした。
デュッセルドルフからアムステルダムまでの帰りのバスはラッシュ時と重なったこともあり4時間くらいかかりました。途中ユトレヒトなど2〜3箇所ほど停車しましたがアムステルダムが終点だったので寝てたら付きました。
デュッセルドルフのバス乗り場の公共トイレのレビューがあまり良くなかったので、駅か近隣のお店でお借りした方が良いかもしれません。筆者は滞在していたホテルに荷物を預かってもらってたので、荷物を取りに行った時にお手洗いをお借りしてきました。
デュッセルドルフ行きの長距離バスはユトレヒト、デン・ハーグ、ロッテルダムなどの都市からも直行便がでています。約3時間なので便利であっという間なバス旅でした。早めに予約するとチケットを安く購入できるのでお得です。
デュッセルドルフはドイツの日本人街
デュッセルドルフは日本の駐在員の方が多く住まわれていることもあり、日本食レストランや日本食材スーパーなどが集まっている街として知られています。
そんなデュッセルドルフで美味しいご飯もたっぷりと食べてきましたが、そのお話はまた別の機会に書きたいと思います。