バルセロナといえばガウディ建築が有名ですが、
実はそれだけではありません。
この街には、世界的な建築家たちが手がけた
近代建築・現代建築の名作が数多く存在しています。
ガウディだけ見て帰るのは、正直ちょっともったいない。
建築好きならもちろん、
街歩きが好きな人でも楽しめる“名建築巡り”として、
バルセロナをもう一歩深く楽しんでみてください。
スペインの巨匠:アントニ・ガウディ

サグラダ・ファミリア
設計:アントニ・ガウディ(スペイン)
用途:教会
着工:1882年3月19日
竣工:2026年(予定)
所在地:C/ de Mallorca, 401, Barcelona
まずは王道。
サグラダ・ファミリア。
バルセロナ観光の中心であり、
世界中から人が訪れる理由そのもの。
説明不要レベルの存在だけど、
やっぱりここを見ないと始まらない。


イタリア×スペイン:市場をアートにした建築

サンタ・カタリーナ市場
設計:エンリック・ミラレース(スペイン)、ベネディッタ・タグリアブレ(イタリア)
用途:市場(屋根)
改装:2001年
所在地:Av. de Francesc Cambó, Barcelona
サンタ・カタリーナ市場は1848年から続く歴史ある市場。
特徴はなんといっても、
うねるようなカラフルな屋根。
バルセロナらしいタイル文化をモチーフにしたデザインで、
街並みの中でもかなり印象に残る存在です。
このプロジェクトは、
ミラレスが途中で亡くなった後、
タグリアブエが引き継いで完成させた建築でもあります。
建築としてだけじゃなく、背景も含めて見てほしい作品。
フランスの巨匠:ジャン・ヌーヴェル

トーレ・アグバール
設計:ジャン・ヌーヴェル(フランス)
用途:超高層ビル(水道局のオフィス)
竣工:2005年
所在地:Avinguda Diagonal, Barcelona
バルセロナの街を歩いていると、
どこからでも見える独特なシルエットの高層ビル。
トーレ・アグバール

形状はモンセラートの岩山をモチーフに、
さらに水のイメージを重ねたデザイン。
ただし見た目が見た目なので、
地元ではちょっと別の意味で有名らしい…(察し)。
一番の見どころは夜。
建物全体がライトアップされて、
かなりインパクトある景色になります。
ドイツの巨匠:ミース・ファン・デル・ローエ

バルセロナ・パビリオン
設計:ミース・ファン・デル・ローエ(ドイツ)
用途:パビリオン
竣工:1929年
所在地:Av. Francesc Ferrer i Guàrdia, Barcelona
バルセロナ・パビリオン
モダニズム建築の代表作のひとつ。
とにかくシンプルなんだけど、
空間の作り方が異常に美しい。
- 水平ライン
- 素材(大理石・ガラス)
- 余白
今見ると当たり前に見えるけど、
当時はかなり革新的だったデザイン。
中ではバルセロナチェアにも座れるので、
建築+家具の両方を体感できる場所です。
スイスの巨匠:ヘルツォーク&ド・ムーロン

フォーラム・ビルディング
設計:ヘルツォーク&ド・ムーロン(スイス)
用途:フォーラムビル
竣工:2004年
所在地:Parc del Fórum, Barcelona
三角形の巨大建築。
一辺約180mの正三角形が浮いてるような構造。
東京のプラダ青山や北京オリンピック会場を手がけた
建築ユニットの作品。
幾何学+異形デザインが好きな人には刺さる。
日本の巨匠:伊東豊雄

バルセロナ見本市会場
設計:伊東豊雄(日本)
用途:展示会場
竣工:2006年
所在地:Av. Joan Carles I, Barcelona
自然の樹木を思わせるような構造壁。
ガウディ的な自然モチーフを、
現代的に再解釈したようなデザインが特徴です。

赤色を基調とした2つの高層ビル、スイーツアベニューホテル。
直線と曲線の対比が際立ったデザイン。

トーレス・ポルタ・フィラ・ホテルのファサード。
不規則的な光を室内に取り込むような、木漏れ日をイメージしたデザイン。
バルセロナには伊東建築が点在しているので、
まとめて見るのもおすすめ。
アメリカの巨匠:リチャード・マイヤー

バルセロナ現代美術館
設計:リチャード・マイヤー(アメリカ)
用途:美術館
竣工:1995年
所在地:Plaça dels Àngels, Barcelona
バルセロナ現代美術館。
旧市街の中に突然現れる、真っ白なモダン建築。
ゴシック建築が並ぶエリアにあるからこそ、
時代が一気にジャンプしたような違和感が面白い。
スケーターが集まる場所としても有名で、
建築+カルチャーの両方が混ざってるのも特徴です。
(番外編)バルセロナ以外の名建築
せっかくなので、スペイン内で外せない建築も少しだけ。
グッゲンハイム美術館ビルバオ

スペインのビルバオにあるグッゲンハイム美術館は建築界では超有名な現代建築で、建築家フランク・O・ゲーリーの代表作。
「建築文化における注目に値する瞬間」と称される建築界の名作。
建築界では“伝説級”。
建築そのものが観光地になった代表例。


ミラドール(マドリード)
オランダを代表する設計集団MVRDVがスペインに唯一建てたのがMIRADOR(ミラドール)。
積み木みたいな集合住宅。
オランダ建築っぽさ全開のプロジェクト。

まとめ|バルセロナは“建築の宝庫”
バルセロナはガウディの街…ではあるけど、
実際は
世界中の建築家の作品が集まっている都市。
- モダニズム
- ポストモダン
- 現代建築
全部が混ざっていて、
歩くだけで建築の時代変化を体験できます。
観光ついででもいいし、
建築目的で回るのも全然アリ。
「ガウディだけじゃないバルセロナ」
ちょっと視点を変えるだけで、
かなり面白くなると思います。




