オランダ中部レリスタットにあるアヴィオドローム(Luchtvaartmuseum Aviodrome)は、オランダの航空史をまるごと体験できる飛行機ミュージアム。
古いプロペラ機からKLMの実機まで揃う、まさに「空好きの聖地」です。
館内外ともに見どころ満載で、特に家族連れや飛行機好きには大人気!訪れた日も、おじいちゃん世代からちびっ子まで幅広い年代の人たちで賑わっていました。
Aviodromeとは?

アヴィオドロームは、オランダの航空の歴史を「見て・触れて・感じて」学べる体験型ミュージアム。
屋内展示では、飛行の黎明期から現代の航空技術、宇宙開発までを紹介しています。展示の一部には実際にコクピットに入れる機体もあり、まるで操縦士になった気分!

模型展示や映像ブースもあり、子どもから大人まで楽しめるつくりでした。
KLMの実機に乗れる!

一番の目玉は、なんといってもKLMの実機展示。引退した機体がそのまま展示されています。

実際の飛行機に乗り込んで、客席やコックピットを見学できるのは感動もの!
機内は当時のまま再現されており、トレイテーブルやモニター、ギャレー(機内キッチン)、ファーストクラス、2階席の超ファーストクラスまで細かく見学できました。

後方部分は座席や天井が外されており、機体の構造部も見ることができました。こうやってみると飛行機って大きいです。
KLMの歴代機

銀色に輝くKLMのレトロ機「Uiver(ウイバー)」は、1934年にKLMが最先端機として導入し、ロンドン〜メルボルン航空レースに挑戦した旅客機の復元機。
悪天候の中、夜通しの飛行を続けた「Uiver」は、なんと旅客機部門で優勝、総合2位という快挙を達成!当時のオランダでは「国を挙げての英雄」として迎えられたそうです。
その他にも歴史的なプロペラ機など、普段絶対に近づけない飛行機も間近で見られました。
航空ファンならテンションが上がること間違いなしです。
レトロ機・戦闘機ゾーンはおじいちゃんに人気

館内には、戦闘機や軍用機、古いプロペラ機などの展示がずらり。

機体のエンジン部分や構造が見えるように解体されている展示もあり、じっくり観察できるのが嬉しい。
特に年配の男性が熱心にカメラを構えていたのが印象的でした。「昔の飛行機にはロマンがある」って、なんか分かる気がします。
宇宙ゾーンも見逃せない

航空の延長線として設けられた宇宙エリアも充実。ロケットの模型や宇宙服の展示があり、宇宙開発の歴史も学べます。
体験型ブースもあって、子どもたちに大人気でした。

宇宙服も展示されているので「宇宙兄弟」でお馴染みの、自分の顔が映るのか実験もできましたw。
屋外エリアは子ども天国!

屋外エリアには、滑り台やミニ飛行機、遊具がたくさん。
「プレイルーム」ならぬ『プレイランウェイ』といった感じで、子どもたちは全力で走り回っていました。
飛行機を背景に遊べるなんて、オランダならではの光景です。
カフェと設備について
館内には小さなカフェレストランがありますが、お昼過ぎには大混雑。座席は多めでしたが、注文してから受け取るまでの整理番号が30組待ちくらいになってました。
小さな子ども連れの方は、軽食や飲み物を持参するのがいいかもしれません。(※持ち込みOKかは要確認)。
トイレも混雑していたものの待ち時間は短めでした。
アクセス情報
Aviodromeはレリスタット空港のすぐ隣にあり、アクセスはやや不便。
レリスタット駅からのバスは1時間に1本。近くまで来るバス+徒歩でも行けますが、自家用車またはレンタカーでの訪問がおすすめです。
駐車場はとても広く、停めやすいです。
まとめ

アヴィオドロームは、まさに「飛行機のテーマパーク」。施設が広いので、丸一日遊べます。
展示の規模もさることながら、体験要素が多く、子どもも大人も夢中になれる場所です。
飛行機好きはもちろん、オランダ在住の方にもぜひおすすめしたいスポットでした。
