港町トラパニってどんな街?
イタリア・シチリア島の北西にある港町トラパニ(Trapani)は、かつては貿易、漁業、塩田で栄えた歴史ある街。澄んだ海と美味しいごはんを求めて、今では多くの人が夏のリゾート地として訪れています。
英語が通じる場所は少なめでしたが、若い世代のスタッフが働くお店では英語で対応してくれることが多く、安心感がありました。お店の人も通りすがりの人も親切で、島らしいゆったりとした雰囲気に癒されました。
久しぶりに「異国に来た!」という気分を存分に味わえる旅になりました。
- トラパニの場所とアクセス
- バス・フェリー・市内移動のコツ
- トラパニ旧市街の街歩きスポット
- Porta Oscura と Torre dell’Orologio(時計塔とアーチ)
- Chiesa del Collegio dei Gesuiti(イエズス会教会)
- Cattedrale di San Lorenzo(サン・ロレンツォ大聖堂)
- Museo Civico Torre di Ligny(市立博物館トッレ・ディ・リーニ)
- Mercato del Pesce(魚市場)
- Piazza Ex Mercato del Pesce(旧魚市場広場)と城壁の砦
- Santuario di Maria Santissima Annunziata(サントゥアリオ・ディ・マリア・サンティッシマ・アヌンツィアータ)と Museo Regionale Agostino Pepoli(アゴスティーノ・ペポリ州立博物館)
- ビーチで過ごす午後のひととき
- トラパニから行ける小旅行
- 路地裏が絵になる、旧市街の景色
トラパニの場所とアクセス
アムステルダムからイタリア・パレルモ空港(Aeroporto di Palermo – Falcone e Borsellino)までは直行便で約3時間。思ったよりも近くて、あっという間の空の旅。
空港からトラパニまでは、Segesta Autolinee社のバスで約1時間10分。空港を出てすぐのバス停から乗車でき、トラパニ港(Porto di Trapani)が終点です。
• 行き:空港発の場合、運転手さんからチケットを購入(カード払いのみ)。
• 帰り:トラパニ発の場合、港近くのチケットオフィスで事前に購入が必要。
▶︎ チケットオフィスMAP >>
港近くのチケットオフィス周辺にはスーツケースなどを預けられるラゲッジショップもあり、チェックアウト後の観光にも便利です。
バス・フェリー・市内移動のコツ
トラパニ旧市街はコンパクトなので、基本的には徒歩での観光がベスト。
• バスは旧市街の手前まで運行していますが、ルートがやや複雑。
• レンタサイクルも人気ですが、石畳や坂も多いので注意。
• 船で島に行くなら、フェリーや高速船はPorto di Trapaniから出発します。
トラパニ旧市街の街歩きスポット
石造りの建物が並び、歴史を感じる旧市街は歩いているだけで楽しい。印象に残ったスポットをいくつかご紹介します。
Porta Oscura と Torre dell’Orologio(時計塔とアーチ)
古代の門「Porta Oscura(ポルタ・オスクーラ)」と、その上に建つ天文時計「Torre dell’Orologio(トッレ・デッロロロージョ)」は、トラパニのシンボルのひとつ。夜にはライトアップされて幻想的な雰囲気に。
Chiesa del Collegio dei Gesuiti(イエズス会教会)
白を基調にピンクや黒があしらわれたファサードが美しい教会。内部の装飾や彫刻がとても繊細で、見惚れる美しさ。奥の部屋も歴史を感じさせる佇まいです。
Cattedrale di San Lorenzo(サン・ロレンツォ大聖堂)
パイプオルガンの演奏が響き、天井画の連なりが印象的な大聖堂。まるで宮殿のような内装に圧倒されました。
Museo Civico Torre di Ligny(市立博物館トッレ・ディ・リーニ)
港の突端に立つ真四角な建物が印象的な博物館。今回は外から眺めただけですが、眺望スポットとしても◎
Mercato del Pesce(魚市場)
朝には活気あふれる魚市場がオープン。建物の中では大きな切り身、外の漁港では船の上で丸ごとの魚が売られていて、まさに地元の暮らしに触れられる場所。
夕方は海辺でサンセットを眺めるのもおすすめ。
Piazza Ex Mercato del Pesce(旧魚市場広場)と城壁の砦
旧市街の北端、海に面した広場には、かつての市場跡と見られる建物があり、そこから海を望める城壁へアクセス可能。
夜には城壁上にバーがオープンしており、ロマンチックな夜を演出してくれます。
Santuario di Maria Santissima Annunziata(サントゥアリオ・ディ・マリア・サンティッシマ・アヌンツィアータ)と Museo Regionale Agostino Pepoli(アゴスティーノ・ペポリ州立博物館)
少し郊外にある壮麗な教会と美術館。金色に輝く像や歴史的な宗教画、タイル画、サンゴ細工のアートなど、見どころ満載。
敷地内の公園は地元の人の憩いの場になっていて、公園前にあった定食屋さんもすごく美味しかった!
ビーチで過ごす午後のひととき
旧市街からアクセスできるビーチ
Piazza Ex Mercato del Pesceの裏手から階段を降りた先にある小さな砂浜ビーチ。午後は日陰になる場所がなく、日焼け対策はマスト。
広場の左側にあるビーチは建物の影で日陰になる部分もあり、少し過ごしやすかったです。
Spiaggia di San Giuliano(サン・ジュリアーノ・ビーチ)
リゾート気分を楽しみたいならこちらがおすすめ!
パラソルやチェアのレンタル、ビーチバーもあり充実。旧市街からはタクシーまたは自転車で約10分。
トラパニから行ける小旅行
トラパニ周辺にも見どころ色々。トラパニを拠点に日帰り観光を楽しむのもありです。
塩田観光(Saline di Trapani e Paceco)
塩の産地として知られるシチリア。風車と塩山が並ぶ風景はまさに絶景。トラパニ発の塩田ツアーに参加するのが手軽でおすすめ。

エリチェ(Erice)
トラパニからロープウェイでアクセスできる丘の上の町。中世の街並みとトラパニを一望できるパノラマビューが魅力。
(※訪れた日はロープウェイが運休で行けず…またリベンジしたい!)
ファヴィニャーナ島(Isola di Favignana)
高速船で30分、美しいビーチと自然に囲まれた離島。まるでイタリア版・宮古島や石垣島のような雰囲気。日帰りでも十分楽しめます!

マレッティモ島(Isola di Marettimo)
手つかずの自然が残る秘境の島。トラパニ港から高速船で約1時間。マレッティモ発の洞窟巡りボートツアーに参加すれば、感動的な海の絶景と出会えます。

路地裏が絵になる、旧市街の景色
トラパニ旧市街は、どこを切り取っても絵になる街。ベージュの石造りの建物にピンクや白の花が映え、緑の大木が街を包み、背景には真っ青な海と空。
大通りから一歩入った細い路地にも、旅の思い出になるような景色がたくさん詰まっていました。
トラパニで出会ったシチリア料理や、気になるローカルフード、おすすめのお土産情報は次回のブログで紹介予定◎お楽しみに〜!