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【アムステルダム】ネズミの家ギャラリー・ミニチュアドールハウス Het Muizenhuis

オランダの芸術

 

アムステルダム旧市街の多くの建物にはネズミが住んでいます。筆者の家も天井裏や壁の中からガサガサと動く音を耳にします。部屋に出てくることはありませんが、以前に住んでいた家では一度だけバッタリとお会いして阿鼻驚嘆の様相で絶叫したことがあります。(その後にネズミが出てきた穴を塞ぎました。)

 

実際に出会ったら驚愕なのですが「屋根裏部屋や下水道にはネズミの世界があるかもしれない」なんてファンタジーな想像を膨らましていた子ども時代があったのではないでしょうか。

アムステルダムのヨルダンにあるネズミのお家(Het Muizenhuis)ではネズミの生活を覗くことができます。

とても可愛らしいドールハウスです。お子様と一緒に楽しめるギャラリーでしたのでご紹介します。

 

 

ネズミのおうち

アムステルダム旧市街にあるネズミのお家(Het Muizenhuis)は、誰でも無料で入場できるギャラリーになっています。

 

 

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中に入るとたくさんのネズミさんが住むマンションの様子を覗くことができます。興味深いのはインテリアが多文化のデコレーションなことです。アムステルダム同様に移民が多いのような印象があります。

椅子や食器棚などの家具から、小さなカップや本まで精巧に作られています。一部屋ごとに物語があって、今にもネズミさんが話しかけてきそうです。

 

 

 

 

ネズミの物語

このネズミのお家のミニチュアは全て手作りです。最初はダンボールやアイスの棒など簡単に手に入る材料で作り始め、3年の歳月をかけて幅2m、高さ3mの大きなネズミのお家が完成しました。

完成したドールハウスを撮影し、念願だった本を出版したカリーナさん。初版本は2日で完売し、今では27言語に翻訳され世界中の子どもたちのお気に入りの一冊となっています。

 

オランダ語版の本:Het Muizenhuis

英語版の本:The Mouse Mansion by Amazon.nl

日本語版の本:マウスマンション サムとユリア

 

 

 

マウスマンション

ネズミのサムとジュリア、そして彼らの家族や友達との暮らしが描かれたマウスマンションは、かわいいストーリーだけではなく、ページごとの写真がとても魅力的です。ドールハウスで繰り広げられるネズミの生活は、本当にネズミさんの世界があるように感じられます。

現在は17冊の本が出版されており、アムステルダム公立図書館(OBA)で貸し出しもされています。またアムステルダム公立図書館(OBA)にはオリジナルのドールハウスが展示されています。

アムステルダム公立図書館(OBA)
住所:Oosterdokskade 143, 1011 DL Amsterdam
URL:www.oba.nl/

 

 

ドールハウスキット

ネズミのお家(Het Muizenhuis)では、様々なドールハウスを見ることができます。奥の部屋には運河のあるネズミの街、マウステルダムがありました。

 

またギャラリーでは自分で作れるドールハウスのキットも販売しています。小さな小物からお部屋丸ごと作れるクラフトセットと種類が豊富です。プラモデルの要領で組み立てるだけで素敵な家具やお部屋を作れるようになっています。初心者でも簡単に素敵なミニチュアを作ることができそうです。また好きな色にペイントしたりとお子さんと一緒にも楽しめそうですね。

インターネットからも購入できるのでホームページで商品をご覧になってみてください。ドールハウスキット以外にも本や塗り絵なども販売しています。

Het Muizenhuis 概要(2022年3月)
営業時間:10〜17時
住所:Eerste Tuindwarsstraat 1HS, 1015 RT Amsterdam
URL:themousemansion.com

 

ネズミのお家アンネ・フランクミュージアムやアップルパイの美味しいカフェWinkel 43のご近所にあります。お近くにお越しの時はネズミの街へも遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

 

【ヨーロッパ史】アンネ・フランクの15年間の短い生涯
ドイツで生まれたアンネは5歳の時にオランダへ移住し、13歳からの2年間は隠れて暮らしました。生前最後の半年間はホロコースト(強制収容所)での厳しい生活を虐げられ、最後は誰にも看取られずに15歳の時に伝染病で命を落としました。そんなアンネの生涯をまとめました。