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【オランダ】800年の歴史あるチーズの街ゴーダでチーズとストロープワッフルを食べよう!

オランダの食
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オランダのチーズの名称は基本的に産地の名称が由来しています。

オランダで最も歴史があり、最もポピュラーなゴーダチーズはチーズの街ゴーダ(Gouda)で卸売りがされていたことからチーズの名称となりました。

 

毎年春から秋までゴーダではチーズマーケットが開催され多くの観光客で賑わいます。伝統的なマーケットの様子が見られる貴重なイベントは必見です。

またゴーダにはチーズ以外にも見どころがたくさんあります。ゴーダの歴史と観光スポットをまとめました。お出かけの参考にしてみてください。

オランダチーズマーケット情報
チーズマーケットへ行こう!オランダの5つのチーズの街
オランダでは中世の頃よりチーズ産業が盛んになり今では年間約 60万トン 以上のチーズがオランダで生産され世界へと輸出しています。 世界一位の輸出量を誇るオランダのチーズ市場(シジョウ)では、現在でも伝統的な卸し市場(イチバ)があり一般見学もできるため人気の観光スポットとなっています。

 

 

 

 

厄災続き!?古都ゴーダの歴史

ゴーダ(Gouda)は中世末期には大都市として発展し、今でも歴史的建造物が残っている古都です。

かつては栄えた都市ですが…

14世紀、15世紀には大火災に見舞われ…
16世紀には伝染病が猛威をふるい……
17世紀〜19世紀には大不況が襲い国内で最も貧しい都市

という、恵まれない歴史を歩んできました。

大不況時代はGoudaner(ゴーダ市民)bedelaar(乞食)は同義語であるという差別があったほど、経済的に苦労にみまわれたそうです。

約500年にわたり厄災に見舞われた不運なゴーダですが、現在は歴史ある街並みやチーズマーケットが人気の観光地となっています。

 

 

 

 

 

 

ゴーダチーズの豆知識

オランダのチーズ生産量の60%を占めているゴーダチーズはオランダでもっとも主流なチーズで、日本人好みのクリーミーでクセのない風味が特徴です。

発祥は1184年までさかのぼり、いまでも作られているチーズの中で世界で最も古い製法のチーズとなっています。

現在ではほとんどが工場生産となっていますが、300人ほどのチーズ職人は伝統的な製法で今なおチーズを作っています。

日本ではなかなか味わえない、ハーブや香辛料が入ったタイプや、スモークチーズも人気です。

チーズフォンデュやケーキの材料としても最適。

スライスしてパンに挟んで食べるオランダ式もオススメです。

 

 

 

 

 

ゴーダチーズの製法

ゴーダチーズの製法は昔より事細かに決められています。今では多くが工場生産ですが、ゴーダのチーズマーケットでは昔ながらの製法のデモンストレーションが行われています。

 

ゴーダチーズの作り方

  1. 生乳を65度以下で30分ほど加熱して低温殺菌したのちに、32度まで冷まします。
  2. 凝乳酵素を加え、タンパク質を凝固させます。
  3. 固まったら細かく切って、水分を取り除きます。
  4. 固形分を型に詰めて圧力をかけて水分を取り除いて成型します。
  5.  数日間ほど塩水に浸して塩分を加え、その後しっかり乾燥させます。
  6. 温度12〜15度、湿度80〜90%を保ち発酵・熟成させます。

 

 

オランダチーズのブログはこちら
オランダ産のメジャーなチーズ8種
オランダ人の平均年間チーズ消費量は14.3kg/人と、日本人の6.5倍以上の消費量。オランダ産のチーズは世界輸出量第1位を誇っており、種類が豊富なので好みや用途に合わせて選ぶことができます。オランダのスーパーマーケットでも主流なラインナップのチーズをいくつかご案内いたします。

 

 

 

 

ゴーダチーズのお味

チーズはその熟成期間によって味が違ってきます。

万能受けするのは成熟期間の短いヤングチーズだと思います。個人的には硬めで味の濃いオールドチーズが好みです。

Jonge:ヤングチーズ
・熟成1〜2ヶ月
・柔らかくクリーミーで匂いも少ない。

Belegen:熟成チーズ
・熟成4〜8ヶ月
・まだ柔らかめだが、少し塩気が感じられる。

Oude:オールドチーズ
・熟成10ヶ月〜
・スライスすると崩れやすく、旨味が出てくる。
・ぐっと締まって堅めで、塩味が強く、クセも強い。

 

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ゴーダのチーズマーケット

古都ゴーダはゴーダチーズの名称の由来となっているものの、ゴーダで生産されたチーズではなく、ゴーダのチーズマーケットで売買されたチーズということから命名されています。

12世紀から作られてきたゴーダチーズは、ゴーダで軽量・検品され、そのまま競りに出されていました。

全盛期は1937年で、年間で450万kgものチーズの競りがゴーダで行われました。

工場生産が主流となり、20世紀後半にはゴーダのチーズマーケットは終焉を迎えてしまいましたが、現在は町興しの一環として観光客向けのチーズマーケットを春から夏にかけて開催しています。

酪農家さんと商人とのやり取りの様子を目の前でパフォーマンスしてくれるので、伝統的なスタイルを見る事ができます。

 

チーズマーケットが開催される広場にはマーケットが出店しているのでお土産用のチーズを買うこうとができます。

オススメなのはパン屋さんの屋台です。焼きたてのチーズパンチーズクロワッサンをお手頃価格で食べられます

Gouda kaasmarkt 概要(2024年)
開催期間:4月4日〜8月・毎木曜日
時間:10時〜12時30分
※5月9日は休み
MAP:Markt 1, Gouda
URL:Gouda kaasmarkt

 

オランダのチーズマーケット情報まとめ
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オランダでは中世の頃よりチーズ産業が盛んになり今では年間約 60万トン 以上のチーズがオランダで生産され世界へと輸出しています。 世界一位の輸出量を誇るオランダのチーズ市場(シジョウ)では、現在でも伝統的な卸し市場(イチバ)があり一般見学もできるため人気の観光スポットとなっています。

 

 

 

 

ゴーダで食べたいストロープワッフル

ゴーダはチーズだけではなくオランダ銘菓のストロープワッフル(stroopwafel)の発祥地でもあります。

もともとはパン屋さんの残り物の生地を薄く焼いた物だった貧困時代の食べ物だったのですが、なんとそれが大ブレークし、今ではオランダ人も愛する銘菓です。

 

ストロープワッフルを作ったよ

 

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見た目は平べったいビスケットですが、間にシロップがたっぷりと挟まっています。

コーヒーカップの上でちょっと温めて食べると一段と美味しくなります。

パン屋さんやマーケットで焼きたてを買う事もでき、お店によってシロップがキャラメルだったり、スパイスが効いていたりと味も大きさも異なります。

人気のストロープワッフル屋さん
Kamphuisen Siroopwafelfabriek 概要(2023年)
営業時間:10〜18時(日曜定休日)
住所:Markt 69, 2801 JM Gouda
URL:siroopwafelfabriek.nl/

 

【ワッフル型ビスケット】オランダのキャラメルビスケット・ストロープワッフル
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ゴーダの観光スポット

ゴーダは日帰りでも十分に観光できます。チーズマーケットとあわせて周りたい観光スポットをまとめました。

 

Oude Stadhuis (旧市庁舎)

ゴーダの広場中央に建っているお城のようなゴシック様式の建物は、1459年に建てられた市庁舎(Oude Stadhuis)で歴史的建築物です。

2012年に新市庁舎が近所にできたため、現在は結婚式場やパーティー会場として機能しています。

Oude Stadhuis 概要
住所:Markt 1, 2801 JG Gouda
URL:goudastadhuis.nl

 

 

Goudse Waag (計量所)

1668年に建設された計量所(Goudse Waag)では市場に出品された様々な製品の計量に使われていました。1920年からはチーズのみの計量所となり全盛期のチーズマーケットでは欠かせない重要施設でした。

現在は計量所としての機能は失われてしまい、観光案内所兼お土産屋さん兼博物館となっています。

Goudse Waag Museum 概要(2023年)
営業時間:10〜17時
料金:€7.50
住所:Markt 35, 2801 JK Gouda
URL:Goudse Waag Museum

 

 

 

Sint Janskerk (聖ヤンス教会)

オランダで最も建物が長い教会の聖ヤンス教会(Sint Janskerk)。その建物の奥行きは123mで16世紀に建てられたゴシック様式の教会です。

ゴーダの聖ヤンス教会は72個の美しいステンドグラスがとても有名です。うち61個は1530年から1603年までの16世紀のステンドグラスが残っています。また中には20mの大きなステンドグラスもあります。

1つ1つのステンドグラスには歴史描写されており、まるで絵画のようです。とても繊細で色鮮やかなステンドグラスを見ることができます。

Sint Janskerk 概要(2023年)
営業時間:9〜17時(日曜休館)
入館料:€10
ミュージアムカード可
住所:Achter de Kerk 2, 2801 JW Gouda
URL:Sint Janskerk

 

 

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