シーボルトの日本博物館、ライデン大学、レンブラント生誕の街で知られるライデンのクリスマスマーケットは運河の上で開催されるフローティング(水上)クリスマスマーケットで有名です。
世界で唯一?のフローティング・クリスマスマーケットは2016年のヨーロッパ・ベスト・クリスマスマーケットに選ばれています。
でも、なぜゆえに運河の上なのか。
もともとライデンは城塞であったため、川を利用したお堀で囲まれています。その川の水をせき止めないために市内の中心部に大きな運河が流れています。そのため街の中心に大きな広場がないので、運河の上で開催しちゃえって感じなのかもしれません。(個人的見解)
普段は運河と住宅が立ち並ぶ伝統的なオランダの風景です。
その運河のうえ一面に足場が浮かべられ、イルミネーションでライトアップされたクリスマスマーケットが催されます。
もともとの街の姿を知らなければ、ここに運河が流れているなどとは思えないほどです。
クリスマス用品や工芸品店や飲食店が出店しており、メインはスケートリンク(こちらも水上)のオランダらしいクリスマスマーケットといった感じです。
そんな水上クリスマスマーケットの一番の見所は、運河に架かる橋の下を歩いて通れる不思議な体験ができる点でした。普段歩いている道が上にあるとまるでトリックアートのような不思議な感覚になります。
視線が変わるだけで日常とは違った景色を味わえました。
どうやって浮いているのか非常に気になるところ。多分ですが5m四方のユニットが連結されているような単純な仕組みなようで、毎年使いまわせるエコな構造です。実際に歩いてみると安定感があり、浮いているようなプカプカ感はありませんでした。
水上で開催される珍しいクリスマスマーケットなだけあって、12月には多くの観光客で賑わうライデン。
水上クリスマスマーケットから出航しているボートツアーではライデンの街をぐるっと巡ることもできます。
ホットワインやホットチョコレート片手に、いつもと違った視点を楽しめるライデンのクリスマスマーケットでした。