アムステルダムから電車で3時間、お隣の国ドイツの街アーヘン(Aachen)のクリスマスマーケットに行ってきました。
ドイツのケルンから西に70kmほどのところにあるアーヘンはドイツ最西端の都市でオランダとベルギーに接する国境の街です。
アーヘンの中心部からオランダとベルギーの国境まではわずか5kmほど。なのでオランダからでもアクセスが便利な街だと思います。
アムステルダムからアーヘンまでは電車で片道3時間ほどです。移動はOVカード(オランダ鉄道のICカード)だけで乗車できました。切符を購入する手間もなく、NS-Flexのサブスクも使えたので、安い&便利でした。
アーヘンのクリスマスマーケット
1970年代から開催しているアーヘン(Aachen)のクリスマスマーケットはドイツでも人気のクリスマスマーケットで、毎年150万人以上が訪れるそうです。
街の中心にある市役所と大聖堂の周辺に120以上のお店が並び、週末の夜はとても賑やかで煌びやかでした。
市役所の正面、市役所と大聖堂の間の広場、大聖堂の正面で開催しているマーケットはギュッと密集していて周りやすかったです。
規模的にはそこまで大きくはありませんでしたが、クリスマス雑貨を見つつ、美味しそうなものを食べ歩き、グリューワインを呑み歩き、っとしていると、あっという間に2時間以上たってました。
活気はあったけれど、やっぱり寒かったので、防寒対策をしっかりとしてお出かけしてみてください。
Xmasマーケットの雰囲気
キラキラしたクリスマス雑貨や民芸品、ホットドックから美味しそうなスイーツまで、様々なお店が並んでいました。
マーケットは午前11時からオープンしていますが、キラキラしたクリスマスマーケット感を満喫するなら日没後がおすすめです。ツリーのライトアップがとても綺麗でした。
くるみ割り人形やスノードーム、ツリーに飾るオーナメントなどと、クリスマス雑貨のお店がたくさんありました。お店ごとに雑貨の雰囲気や味わいが違うので、1店舗ずつじっくりと見入っちゃいました。
可愛らしいアイシングの巨大クッキーがたくさんありました。アーヘン名物のプリンテン(Printen)と呼ばれるジンジャーブレッドに似たお菓子だそうです。
試食してみたらカルメ焼きみたいな昔懐かしい味わいでした。
クリスマスマーケット周辺にはプリンテンのお菓子屋さんがたくさんありました。チョコでコーティングされたバージョンや、可愛い缶カンに入ったお土産バージョンなど多彩でした。
どのお店もディスプレイがとても可愛いので、マーケット周辺のウィンドーショッピングも必見です。
マーケットには地元アーティストさんによる民芸品ぽいお店も多かったです。
滞在先のホテルにバスタブがあったのでマーケットでバスソルトを購入して、さっそく使いました。とっても良い香りでした。
そしてドイツのクリスマスマーケットといえばご当地限定マグカップです。クリスマスマーケットで飲み物を購入すると可愛いカップで提供してくれます。
購入時に飲み物の代金+カップの代金を支払うので、カップはお土産として持ち帰る事もできます。(不要な時はカップを返却するとカップ代を返金してくれます。)
ドイツのクリスマスマーケット限定カップは、コレクターがいるほど人気があります。
アーヘンのクリスマスマーケットのご当地カップは魔女の長靴を模したマグカップで人気があるそうです。黄色、ピンク、オレンジ、青など様々な色がありました。
希望の色をリクエストする事もできるようですが、筆者は何色のカップで出てくるかワクワクしながら待つ派です。黒の長靴に黄色の縁取りの魔女らしい可愛いカップでした。ブラックは好きな色なのでアタリを引いた気分になれました。今月のラッキーカラーは黒と黄色にしたいと思いますw。
Xmasマーケットの食べ物
ドイツのクリスマスマーケットの醍醐味は食べ物屋さんの屋台です。丸ごと蒸したジャガイモや、お魚のフライ、煮込みマッシュルームなど、ドイツの屋台料理を味わいつくしましょう!
ドイツといえばソーセージ!クリマ屋台でホットドックは必須項目です。
アーヘンのホットドックはなんと45cmくらいのソーセージがバゲットから飛び出してる超ロングホットドック!筆者の人生で過去1長いホットドックでした。
美味しいし、食べ応えあるし、迫力あるし、焼きたてだし、大満足の1品です。
揚げたカリフラワーも定番の屋台飯です。揚げたてホクホクのカリフラワーにハニーマスタードみたいなソースをたっぷりかけてくれました。そしてスモールサイズでも山盛りでお腹いっぱいになります。
焼きたてピザ屋さんもありました(写真は焼く前のピザ)。生地が厚くてフワフワのと、薄くてサクサクのと、どっちも美味しそうでした。
スイーツ屋さんも色々とありました。ワッフル、ドーナツ、クレープ、チュロス、シナモンロール、チョコバナナなどなどと、ヨーロッパっぽいラインナップでした。
Xmasマーケットの飲み物
みなさんホットワインを飲んでましたが、まずはビール派です。ドイツビールのビットブルガー(Bitburger)がありました。たぶん初めて飲みましたが、軽くて爽やかで飲みやすいビールでした。
そしてドイツのクリスマスマーケットといえはグリューワイン(Glühwein)です。グリューワインとは香辛料が入った温かいワインです。スパイシーでフルーティーな味わいで、体がポカポカ温まるので、マーケットを散策して体が冷えたところで飲むと生き返ります。
赤のグリューワインがメジャーですが、今年は白のグリューワインにしてみました。個人的には白の方が飲みやすいように感じました。
お酒に果汁を入れた温かいカクテルのプンシュ(Punsch)も飲んでみました。蒸留酒に果汁を入れるのが正式なプンシュなようですが、ここではグリューワインにシロップを入れてくれました。
アップルシロップ入りのグリューワインにシナモンパウダーを振りかけたアップルプンシュです。甘くて香り豊かなお酒だったので、食後酒にピッタリでした。
アーヘンに宿泊
アーヘンはアムステルダムから3時間で訪れることができるので、日帰りでクリスマスマーケットを楽しむことができます。
でもせっかくなのでクリスマスマーケットと街観光、そしてアーヘン温泉でのんびりとしたかったので1泊2日の週末旅行で観光してきました。
アーヘンにはカルロス温泉(Carolus Thermen)があるので、観光後に温泉で過ごすのも最高の癒しでした。
1日目に観光&クリスマスマーケットを満喫し、2日目に温泉でのんびりするために、アーヘンで1泊してきました。
アーヘンの治安が分からなかったのでクリスマスマーケットが開催している広場まで徒歩10秒のホテル 3 Konigeに宿泊しました。
日が暮れてから夜21時頃までクリスマスマーケットでブラブラとしてたので、楽しんだ後に10秒でホテルに戻れるのは便利で安全安心でした。
お部屋はシンプルなインテリア。綺麗でバスタブ付きで暖かく快適でした。
窓からはクリスマスマーケットが見えました。窓の気密性が良かったので、外は賑やかでもお部屋はとても静かで快適でした。
オランダからアーヘンの移動
アーヘンまではオランダ南部の都市マーストリヒト(Maastricht)、またはヘールレン(Heerlen)からアリーバ鉄道(Arriva.nl)を利用して訪れることができます。
アリーバ鉄道はOVカード(オランダ鉄道のICカード)が使えるので、オランダ鉄道のサブスクリプションNS-Flexの割引を受ける事もできました。
マーストリヒトからアーヘンまでは電車で1時間もかかりません。マーストリヒトのクリスマスマーケットや、マーストリヒトの隣町ファルケンブルグの洞窟クリスマスマーケットまで足を延ばして観光する事もできると思います。