待ちに待った春到来。
春の日差しを感じると、冬の引きこもり生活から一転、お出かけ気分が高まってきます。
晴れの日も増え、暖かい日が続き、色とりどりの花が咲き始め、気分揚々とする季節。
サンドイッチやお菓子を片手にノンビリと過ごしたい、アムステルダム近郊のお花スポットのご紹介です。
ボス公園でお花見
ボス公園(Amsterdamse Bos)は3つの自治体(アムステルダム市、アムステルフェーン市、アールスメーア市)にまたがる広大な公園で、「ヨーロッパで最大規模の公園」といわれております。
都市部とは思えないほど多くの樹木があり、様々な野鳥が出迎えてくれる、公園というよりは森です。Bosは直訳すると「森」、ボス公園は英語ではAmsterdam Forestと呼ばれているので、「アムステルダムの森」と言った方が正しいかもしれません。
何も考えずに歩いていると迷子になりますので、グーグルマップなどでの位置情報の確認が必須です。
そんな巨大な公園(森)には400本のサクラの木があるKersenbloesempark(サクラ公園)があり、毎年4月上旬頃には満開の見頃を迎えます。
アムステルダムの桜の名所といえば間違いなくKersenbloesemparkです。一度は訪れたいお花見スポットです。
ウェスターパークでお花見
アムステルダム中央駅付近でお花見を楽しみたいならウェスターパーク(Westerpark)が訪れやすいです。ボス公園ほど桜の木の本数が多くはありませんが十二分にお花見を楽しむことができます。
買い物がえり、または美術館帰りに寄り道しやすい立地、また公園内にカフェやレストランも多くあるので、お花見+@で満喫することができます。
ミュージアム広場でお花見
アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)のミュージアム広場側に2本の桜の木があります。美術館観光ついでにプチお花見できるスポットです。
レストランの敷地内なのでお食事しながらお花見もできるかもしれません。
アムステルダムでチューリップ鑑賞
毎年春の訪れとともにアムステルダムで開催されるアムステルダム・チューリップフェスティバル(Amsterdam Tulip Festival)。
アムステルダム市内の85箇所にチューリップスポットが設置されるイベントで、誰でも自由にチューリップ観賞することができます。
『アムステルダムのすべての市民のためのチューリップ』をテーマに、街中の様々な場所にチューリップが植えられます。
かつてはチューリップが市街地にも咲き誇っていましたが、都市開発のために街中でチューリップを見ることができなくなってしまいました。このイベントは「アムステルダム市民が再びチューリップを観て春の訪れを感じられるように」という思いを込めて企画されています。
花吹雪のような春の雪が降る
アムステルダムの運河沿いには75000本ものエルムの木が植えられています。
毎年春になるとエルムの種子が道や運河を埋めつくすのがアムステルダムの春の風物詩になっています。
白い花びらのような形の種子は、風によって木から舞落ち、その光景は雪が降っているように美しく、春の雪(Springsnow)と呼ばれています。
玄関先がエルムの種子だらけになったりと多少厄介なこともありますが、エルムの種子が舞い散る風景は花吹雪のようにとても素敵です。
エルムの種子が舞い散る春の風景をもっとも楽しめる8kmの推奨ルートがあり、誰でも自由に散策できます。(推奨ルートはSpringsnow Festivalのホームページより参照ください。)
お花のアートパレード
毎年春に開催されるフラワーパレード(Bloemencorso Bollenstreek)は、アムステルダムのお隣の町ハーレムで見ることができます。
チューリップ、ヒヤシンスや水仙などの花が贅沢に使われた大きな山車を観に、毎年数十万人の人々が訪れるほどの大パレードです。通りは鮮やかな花の香りで埋め尽くされます。
カラフルな山車をみに多くの見物客が来るため、早めの場所取りが必要なイベントです。
パレードの総ルートはなんと40km。例年のスケジュールだと朝9時半に北海沿岸のノールドワイクをスタートし、午後3時半頃リッセの「キューケンホフ」を通過。ハーレムに到着するのは夜9時頃となっています。(パレードの前日はノールドワイクで、翌日はハールレムで「フラワー・パレード」の山車を鑑賞することができます。)予定は変わることもあるのでお出かけ前にホームページでご確認ください。
晴れた週末は公園に行こう!
春のオランダは綺麗なところが満載です。近所の公園にも様々なお花が咲いていると思います。お弁当やサンドイッチとお菓子を持ってお花見を楽しんでみてください。