アムステルダムから電車で約15〜20分。
オランダには「小さくて可愛い街」を探している人にぴったりの街、ハーレム(Haarlem)があります。
ニューヨークの「ハーレム」の由来にもなった街として知られていますが、実際に訪れてみると、落ち着いた運河沿いの景色と歴史あるレンガ建築が美しい、とても穏やかな街でした。
大型観光地のアムステルダムとは少し違い、ハーレムは「のんびり街歩きを楽しむ街」という印象。
大きな教会や美術館、おしゃれなショップ、運河沿いのカフェなどがコンパクトにまとまっていて、半日〜1日で気軽に観光できます。
今回は、そんなハーレムの街歩きスポットや見どころ、季節イベントなどをまとめてご紹介します。
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ハーレムってどんな街?
ハーレム(Haarlem)は、アムステルダムの西側に位置する歴史ある街です。
ニューヨークの「Harlem(ハーレム)」の地名の由来になった街としても知られていて、17世紀にオランダ人がアメリカへ移住した際に「ニュー・ハーレム」と呼ばれたことが始まりなんだそうです。
現在のハーレムは、アムステルダム近郊の人気日帰り観光地。
大都市ほど観光客が多すぎず、街全体にゆったりとした空気が流れています。
個人的には、アムステルダムが「新宿」なら、ハーレムは「鎌倉」のような街という印象でした。
おしゃれなお店をのんびり巡ったり、カフェで休憩したり、運河沿いを歩いたり。
特に予定を詰め込まなくても楽しめる街です。
ハーレム観光の見どころ
グローテ教会(St. Bavokerk)

ハーレム中心部の大広場に建つグローテ教会(De Grote of St. Bavokerk)は、街のシンボル的存在です。
巨大なゴシック建築は遠くからでも存在感があり、ハーレム旧市街のランドマークになっています。
教会内部には、かつてモーツァルトやヘンデルも演奏したと言われる有名なパイプオルガンがあります。
広場にはテラス席のカフェやマーケット(土曜)が並び、晴れた日はとても賑やかです。
スパーネル川と跳ね橋

ハーレムの街を流れるスパーネル川沿いは、散策にぴったりのエリア。
特に白い跳ね橋が架かる周辺は、ハーレムらしい景色が楽しめる人気スポットです。
運河沿いにはボートが並び、レンガ造りの建物が水面に映る風景はとてもオランダらしい雰囲気。
アムステルダムよりも落ち着いているので、のんびり写真を撮りながら歩けるのも魅力でした。
デ・アドリアーン風車(Molen De Adriaan)

ハーレムの運河沿いでひときわ目を引くのが、白い風車のデ・アドリアーン風車(Molen De Adriaan)です。
1779年に建てられた歴史ある風車で、かつてはセメントや顔料などを作る工場として使われていました。
1932年に火災で焼失しましたが、その後2002年に復元されています。
スパーネル川沿いに建つ姿はとても絵になり、ハーレムを代表する景色のひとつ。
風車内部の見学ツアーも開催されていて、タイミングが合えば中に入ることもできます。

De Koepel(旧刑務所リノベーション施設)

ハーレム駅の北側にあるDe Koepelは、かつて刑務所だった建物をリノベーションした複合施設です。
巨大なドーム型建築が特徴的で、現在はイベントスペースやカフェ、コワーキング施設などとして利用されています。
週末にはマーケットやイベントが開催されていることもあり、タイミングが合うとローカルな雰囲気を楽しめます。
歴史建築を再利用するオランダらしいリノベーション建築としても面白いスポットでした。
テイラーズ美術館

スパーネル川のすぐ近くには、オランダ最古の博物館と言われるテイラーズ美術館(Teylers Museum)があります。
18世紀の雰囲気を残した館内では、科学・芸術・自然史に関する展示を見ることができます。
建物自体も非常に美しく、クラシカルな空間が好きな人にはかなりおすすめ。
ミュージアムカードも利用できます。

フランス・ハルス美術館

ハーレム出身の画家フランス・ハルスの作品を中心に展示しているフランス・ハルス美術館(Frans Hals Museum)。
黄金時代のオランダ絵画コレクションが豊富で、レンブラント時代の空気感を楽しめる美術館です。
館内は比較的ゆったりしていて、アムステルダムの大型美術館より落ち着いて鑑賞できる印象でした。

猫好きに人気のJippies Cat Café
街歩きの休憩におすすめなのが、猫カフェ(Jippies Cat Café)。
店内では自由気ままに過ごす猫たちを眺めながら、コーヒーやケーキを楽しむことができます。
観光途中にふらっと立ち寄れる、癒し系スポットでした。
オランダらしいアップルパイやスイーツも人気で、猫好きならかなり満足度が高いと思います。
もうひとつのバボ教会|Saint Bavo Cathedral

ハーレムにはグローテ教会とは別に、もうひとつ有名なバボ教会があります。
聖バボ大聖堂(Saint Bavo Cathedral)は、19〜20世紀に建てられたネオゴシック様式の巨大な教会です。
旧市街中心部から少し離れていますが、重厚感あるデザインと巨大なドームが印象的でした。
特に12月には、教会内部でミニチュアのクリスマス展示イベントが開催されることもあり、冬のハーレム観光スポットとしても人気です。

ハーレムの街歩き

ハーレム最大の魅力は、やっぱり街歩き。
レンガ造りの建物、おしゃれなショップ、小さなカフェ、静かな運河。
どこを歩いても「オランダらしい風景」が続きます。
観光名所を巡るというより、「なんとなく歩く」のが楽しい街でした。
アムステルダムほど人が多くないので、のんびり過ごしたい日にもぴったりです。
ハーレムで運河クルーズを楽しもう

アムステルダムほど有名ではありませんが、ハーレムでも運河クルーズを楽しむことができます。
歴史あるレンガ建築や跳ね橋を、水上からゆったり眺められるのが魅力。
観光客が比較的少ないので、落ち着いた雰囲気でクルーズを楽しめます。
特に春〜夏の晴れた日は、テラス席のような感覚でボート時間を満喫できます。
ハーレムでストロープワッフル作り体験

オランダ名物のストロープワッフルを手作りできるワークショップも人気です。
焼きたてのストロープワッフルは、市販品とは別物レベルの美味しさ。
観光だけでなく、「オランダらしい体験」をしたい方にもおすすめです。

春と冬のハーレム観光もおすすめ

ハーレムは季節イベントも人気です。
春にはオランダ名物のフラワーパレード「Bloemencorso」が開催され、多くの観光客が訪れます。
冬になると、旧市街全体がクリスマスマーケット会場になり、幻想的な雰囲気に包まれます。
特にグローテ広場周辺はライトアップも綺麗で、アムステルダムとはまた違った冬景色を楽しめました。



アムステルダムからハーレムへのアクセス
ハーレムへはアムステルダム中央駅から電車で約15〜20分。
本数も多く、乗り換えなしでアクセスできます。
駅から旧市街までも徒歩圏内なので、日帰り観光にもぴったりです。
ハーレムに泊まるのもおすすめ
ハーレムはアムステルダムから日帰り可能ですが、1泊するとさらに街の魅力を楽しめます。
特に夜は観光客が減って静かになり、ライトアップされた運河や広場の雰囲気がとても綺麗でした。
また、春のフラワーパレードや冬のクリスマスマーケット時期は宿泊観光も人気です。
駅周辺ならアクセスも便利で、アムステルダムよりホテル料金が少し安いこともあります。
まとめ|ハーレムは“のんびり過ごしたい日”にぴったりの街
ハーレムは、アムステルダムからすぐ近くとは思えないほど落ち着いた空気が流れる街でした。
歴史ある教会や美術館、運河沿いの街並み、おしゃれなお店やカフェ。
観光地すぎない「ちょうど良さ」が心地よく、気づけばのんびり長居してしまうような魅力があります。
半日でも十分に楽しめますが、ゆっくり街歩きをしたいなら1泊するのもおすすめです。
アムステルダム観光とあわせて、ぜひハーレムにも足を運んでみてください。
