植物油、オリーブオイル、バター、ココナッツオイルなどと様々な油があります。
お料理上手な方は料理や食材によって使い分けていらっしゃるのでしょうか？
油は健康の大敵なような存在ですが、油たっぷりのお料理は至福のお味です。
ジューシーな唐揚げ、
サクサクのトンカツ、
たっぷりバターのしっとりクッキー
想像しただけでお腹が空いてきました。
脂質過多な現代食と言われておりますが、最近は脂肪分の少ない油や、ココナッツオイルなどを使っている方も多いのではないでしょうか。
食生活から見直されている健康ブーム。油選びもその１つです。
まだまだ日本では馴染みが薄いですが、奇跡のオイルといわれる油「GHEE（ギー）」をご紹介します。
GHEE（ギー）はアメリカで「最も身体に良い油脂No.１」に選ばれており、英国TIME誌で「世界で最も健康に良い食品50」に選ばれたこともある健康オイルです。
GHEEオイルの特徴
1. 脂質のバランスが良くてダイエット効果が高い
ダイエットの天敵のカロリー。カロリーの素となる脂肪分には種類があります。
ギーには10種類以上の様々な脂質がバランスよく含まれているのが特徴です。
ギーの約10％は中鎖脂肪酸で、一般的な脂肪酸より消化吸収が約4倍高く、10倍のスピードで体内で分解・燃焼するためダイエット効果が高いオイルです。
また長鎖脂肪酸が少ないため脂肪が蓄積しにくいとのこと。
そのため、バターコーヒーダイエットのバターの代わりにギーを使うとダイエット効果が高まります。
バターコーヒーダイエットとは…
コーヒーにココナッツ由来のオイルと高級なバターを混ぜて摂取することで痩せやすい体質になるダイエット方法。
バターコーヒーは集中力が高まるといった効果が期待できることから完全無欠コーヒーとも呼ばれています。
またギーは吸収・分解・燃焼が優れているためスポーツ選手のエネルギー源としても人気が高まっています。
2. 発煙点が高い
…発煙点？
発煙点とは…油脂を加熱していくときに煙が発生する温度のこと
（wikipediaより）
バターやオリーブオイルの発煙点が180度なのに対し、ギーの発煙点は250度ととても高いのが特徴です。
発煙点が高いと酸化しにくいので、揚げ物や炒め物の調理に適しているそうです。
3. ラクトース・フリー
乳製品を摂取するとお腹を壊しやすい乳糖不耐症。症状の大小を含めると日本人の大半は乳糖不耐症だといわれています。
ギーは生産工程で加熱処理され乳糖が除去されているため、基本的に乳糖不耐症の方でも摂取できるラクトース・フリーなようです。
また腸内環境を整える効果があり、お通じ改善効果があるそうです。
4. 常温保存が可能
見た目はバターのような色のギーですが、油分が多いため基本的に腐敗しません。
常温環境での長期保存が可能です。
5. 牛乳の最終形態
ギーもバターと同様に牛乳からできています。
生乳 → 生クリーム → バター → ギー
と、牛乳を加工して行き着く先がギーをなります。
生クリームの脂質が約18%、それを遠心分離機で取り出した脂肪分約80％の個体がバターです。それをさらに加工し、脂肪分を限りなく100％に近づけたものがギーになります。
ギーは99.8%ピュアな脂質で牛乳の最終形態と云われています。
牛乳界のフリーザ完全体ですね！
ギーの活用方法
質の良いエネルギー源、健康に欠かせない脂質を含むと言われ、発煙点も他の油よりも高い（約250度）ため、バターや油の代わりとして様々な調理に安心して利用できる万能オイルとして話題となっているオイル。
それが「GHEE（ギー）」オイルです。
焼きたてのパン、コーヒー、温めた干し芋などに付けて食べる、というのが定番の使い方ですが、醤油との相性も抜群で、醤油パスタ、醤油卵かけご飯などにギーを垂らす、という活用法でも楽しめます。
美味しさや利便性、栄養だけでなく、美容や健康へのスキンケアオイルとしてもここ数年話題となっています。
オランダ産のギー
牛乳大国オランダでは、オランダ産のギーをスーパーで買うことができます。
お馴染みのアルバート・ハインで買って食べてみました。
匂いは脂の香りです。手持ちのパンにのせて10秒ほどチンして食べてみました。
薄めのバターみたいな味ですが、バターのようなコッテリ感は無いです。オリーブオイルよりはコクがあるように感じました。
さっそく晩御飯にギーを使ってチキンを炒めてみました。味付けはガーリック醤油です。（料理下手でお見せできる完成度がないので写真はイメージです。）
加熱することでギーの香りが最大限にはっきされたのか、バターのような香ばしい薫りが調理中から漂いました。
バターだと焦げてしまうので調理の最後の方に入れないと風味が飛んでしまいますが、ギーは最初にフライパンに敷く油として使っても食卓までバターっぽい香ばしさが残っていました。
お味は濃厚なバター醤油になりました。ちょっとギーを入れすぎたのかバター臭が濃かったので、ギーはとても少なめでも良さそうです。
炒め物以外に使い方が思いつきませんので、応用編はお料理上手な方のツイートを待ちたいと思います。
オランダ産の最高級ギー
AHでは取り扱いがないのですが、最高級のギーといわれているオランダ産のギーがEKOPLAZAで販売しています。
こちらのGHEE EASYは最高級グラスフェッドから作られたギーです。
グラスフェッドとは…天然の牧草を食べながら放牧されている牛の乳
Albert heijnのBIOギーは220gで€4.99、
あまりお値段が変わらないですね。（最高級品があるのを知る前にAHで買ったのをちょっと後悔です。）
あまり料理をしないので１瓶で数ヶ月持ちそうなのですが、次回はギーEASYを購入して比べてみたいと思います。
ちなみに英国TIME誌で「世界で最も健康によい食品 BEST50」に選ばれたギーがGHEE EASYです。
GHEE EASYは日本でも直輸入しているので、日本からでも購入ができます。
バターよりはるかに高い香りと味わいを楽しんでみてください。
