ドゥブロヴニク観光といえば歴史ある旧市街。旧市街地の散策だけでも丸一日ほどかかりました。
2日あれば、スルジ山に登ったり、ビーチで遊ぶこともできます。
3日間あればロクルム島も巡れます。
4日以上と長期滞在できると、ツアーに参加して周辺の小島巡りも楽しめます。足を伸ばせばボスニアやモンテネグロへと日帰り観光ツアーなどもありました。
今年の夏休みは五泊六日でドゥブロヴニクに滞在してきました。まる五日間を計画的に?周って観光してきたので、その様子をまとめました。ドゥブロヴニク旅行の参考にしてみてください。
1日目:港町とビーチとサンセット
アムステルダムからの早朝便で渡航して、お昼前にドブロブニクに到着。空港からシャトルバスを利用してグルージュ港で下車しました。
周辺を散策しながら滞在先まで移動して、午後は周辺のビーチへと行ってみました。
グルージュ港周辺を散策
グルージュ港(Gruž)は長距離バスのターミナル、周辺の島まで行けるフェリー乗り場、イタリアまで渡る大型船の船着場がある、交通拠点となっています。
港の周辺にはビール醸造所や、青空市場、ショッピングモールなどがあります。
シャトルバス酔いと気温30度の暑さ疲れしてしまったので、グルージュ港が見渡せるレストランで長めのお昼休憩をとりました。
この辺りはグーグルレビュー評価の高いレストランやバーが多く集まっています。観光客も多いですが地元の方も利用している印象でした。
アパートメントホテルにチェックイン
昼食後に滞在先にチェックイン。お世話になったのはアパートメントのStudio Apartment Mandicは、絶景のベルビュービーチまでは徒歩5分です。
<ベルビュービーチ>
旧市街地とラパド地区の中間にあって、どちらへ行くのにも徒歩15〜20分の便利なロケーション。
アパートの目の前にバス停からバス利用すれば旧市街地へもラパドビーチにも5分とアクセスがとても良かったです。
こじんまりとしたお部屋ですが、冷蔵庫、テレビ、エアコン完備。
観光地から外れている閑静な住宅街、テラスからは緑豊かな風景と、小鳥の囀り、猫の鳴き声が聞こえました。
オーナーさんのニーナさんがとてもフレンドリーで、コーヒーや自家製果実酒、スイカ、オムレツ、ココナツケーキをふるまってくれました。
宿泊料金に含まれているわけではなく、たまたまご馳走してくれたのですが、お世話好きな方なようで旧市街への行き方、帰りのバス案内、周辺の情報を教えてくださいました。
ベルビュービーチでお昼寝
アパートで一休みした後は水着に着替えてベルビュービーチ(Bellevue Beach)に繰り出しました。断崖に囲われたベルビュービーチは周辺に滞在している方しか知らない穴場ビーチでした。
ドブロブニク初のビーチは砂浜ではなく石と砂利の浜辺ですが、お水は透明度が高くてとても綺麗にキラキラです。
小さな洞窟があって泳いで入ることができたり、崖の上からダイブして遊ぶ子どもたちもいました。
早朝便で寝不足だったのでビーチサイドでグッスリとお昼寝してきました。
ラパドビーチでサンセット
日が傾いてきた頃にアパートに戻って着替えてから、今度はラパドビーチ(Uvala Lapad Beach)に行ってみました。
ラパドビーチはサンセットビーチとも呼ばれ、美しい夕焼けを眺めることができます。
6月末の日没は20時30分。この時間になるとビーチに人は少なく落ち着いた雰囲気でした。海の家がまだオープンしていたのでビール片手に綺麗な夕焼け鑑賞でバケーション気分がスタートです。
日没後に周辺の韓国レストラン・Bonto Koreanで夕ご飯。お店前の看板メニューにポケボール(海鮮野菜丼)って書いてあったから入店したけど「今日はポケボールないよ」って言われちゃったのでビビンバにしました。
せっかくなので飲み物はクロアチアビール。パッケージデザインが素敵でした。
2日目:青の洞窟とお洒落バーと寿司
グルージュ港から出発する半日ボートツアーに参加。
事前にインターネットで「Blue Cave Small-Group Boat Tour(少人数で巡る青の洞窟ツアー)」を申込みました。
viator.comのツアーは初めての利用でしたが、オンラインでクレジットカード決済でき、直前にWhat`s upで集合場所のお知らせテキストが来たりと、親切丁寧でした。
青の洞窟ボートツアー
グルージュ港近くに10時集合。集合場所には30人以上のツアー客が集まってました。
そこから12人乗りのボートにランダムに振り分けらるのですが、最初に「パーティーボートに乗りたい方〜?」って声がけがありました。
旅は一期一会。テンション高めに楽しみたかったのでパーティー・ボートに乗ってみました。
ハイネケン片手に爆音高速で走行する小型ボート。最初はみんなシャイでしたが、帰る頃には笑いが絶えない仲間になってました。
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緑の洞窟
港から20分くらいボートで爆走してコロセプ島のThree Green Caves(3つ緑の洞窟)に到着です。
大・中・小の3つの洞窟内を自由に散策できます。
大きい洞窟はまさに洞窟。
中ぐらいの洞窟は狭い通路を抜けて、さらに潜って進む難易度が高めの洞窟になっていてアトラクション感が楽しめます。
小さい洞窟は奥深くまで進めるのですが真っ暗。怖くてガクブルなのでツアー仲間と一緒に入洞。
洞窟の奥にたどり着いたところで振り返ると、入り口から差し込んだ光が水反射して、水面がグリーンに輝いていました。まさに「緑の洞窟」でとても綺麗でした。
Three Green Cavesでは45分ほどの自由時間があるので、洞窟探検が終わった後は遊泳もできます。(ゴーグルやライフジャケットを借りれます。)
サンジビーチでひと休み
続いてはロプド島に移動してサンジビーチ(Sunj Beach)で1時間30分の自由時間です。島内を散策してもOK、ビーチでも遊んでもOKの自由タイムです。
ビーチサイドのパラソルとベンチはツアー料金に含まれているので無料で使うことができます。海の家ではドリンクを提供しているので注文できますが、こちらは有料で現金支払いのみでした。(ユーロがつかえました。)
サンジビーチは全面砂浜で遠浅、そして透明度の高い水質でした。
人もまばらなので、ゆったりとした時間を過ごせました。
青の洞窟
ボートにて配給されたサンドイッチを食べながら再びコロセプ島へと移動し、Blue Cave(青の洞窟)へと移動です。
崖下の水面ギリギリの洞窟内へと泳いで進むと、中はドーム型の小ホールのようになってました。
小さな入口から差し込む光が反射し、洞窟内の水面がブルーに煌めく「青の洞窟」はこれまた綺麗でした。
青の洞窟横の崖肌が登れるようになっていて、度胸試しに飛び込む野郎が続出しました。
我らパーティーボートの男衆は全員、高さ10mほどのところからダイブ。ボートに戻った後は祝杯しましたが、みんな擦り傷ができてました。
ラパド半島を散策
ボートが港に戻るとツアーは終わりです。そのまま午後出発のツアー客が乗船するのでソソクサと下船させられます。ツアー仲間とバイバイをしてすぐに解散になりました。
その後は酔い覚ましも兼ねてラパド半島を散策です。港周辺は小型ボートがプカプカ浮いてて映えスポットでした。
ドブロブニクで最も大きな橋Franjo Tuđman Bridge(フランジョ・トゥジマン橋)や、港に停泊する大型船と港町の風景が広がっていました。
数百メートルごとに遊泳スポットが点在していたので、歩いて汗をかいたら海にダイブがどこでもできました。
ビーチサイドの隠れ家バー
午後の一休みはラパド半島北部にあるBeach bar Ponat。ここはビーチに面した森の中に広がる屋外バーで、ソファーシートやゆりかごチェアなどとリラックスできる席が豊富な公園のようになっています。
モヒート片手にゆりかごチェアに揺られてウトウトする至福の時間を過ごしました。
ドブロブニクでお寿司
ラパド半島を歩きまわった後は、日本料理レストランShizuku (シズク)でにぎり寿司セットの夕ご飯。
12貫で145クーナ(約€20)とオランダでは考えられない安さです。全てのネタが異なっているので飽きることなくペロリでした。
3日目:自然保護区ロクルム島
旧市街の南に浮かぶロクルム島は自然豊かな無人島です。
フェリーで約15分で訪れることができ、島内を自由に散策&海水浴できる人気の観光島になっています。
島内にレストランなどもありますが数は少ないのでお水は必ず持っていきましょう。
ロクルム島へ
ロクルム島までのフェリーは旧市街の港から毎日9〜19時まで30分おきに出港。チケットは船着場、またはオンラインで購入できます。
船着場ではカード決済ができないとの噂があったので当日の朝にオンラインで購入しました。
豊かな自然とクジャク
自然保護区のロクルム島にはたくさんの孔雀が生息しています。人生で初めてクジャクを見ました。
島内のあちこちに孔雀が生息しており、レストランのテラス席もウロウロしていました。
羽を広げてる姿は見ることができませんでしたが、島内のあちこちで孔雀の鳴き声を耳にするほど多くのクジャクを見ることができました。
中には近づいてくるクジャクもいたので人間慣れしていました。
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ロクルム島で海水浴
輝くディープブルーのロクルム島の海は整備されておらず、岩肌にハシゴが取り付けてある程度です。ライブセーバーさんや係員さんなどはいないので、浮き輪の上で居眠りでもしてしまったら遭難してしまうかもしれません。
波も高いので水泳力が必要ですが、そのぶん海の中ではたくさんのお魚を見ることができます。
マリンシューズとシュノーケリングを持参すると、より楽しめます。
死海 Dead Sea
ロクルム島内にある死海(Dead Sea)は海に面しておらず、湖のような遊泳スポットです。
何百万年もかけて海水に侵食された岩盤の割れ目から海水が浸透したことによってできたビーチになっています。なので湖ではなく海。水も海水で、魚釣りもできます。
波がないのでロクルム島で最も安全な海水浴場です。
ロクルムロック Lokrum Rocks
ロクルム島の海岸沿にはロクルムロック(Lokrum Rocks)と呼ばれる岩がゴロゴロしています。
石灰岩などが堆積したロクルムロックは、時には8500万年前の植物や虫の化石が発掘されることも。
海岸線のロクルムロックは、長い間にわたって波に侵食されて形が歪になっており、芸術的な風景を映し出してくれます。
オリーブ公園 The Olive Grove
ロクルム島内は自然豊かな植物園や公園が整備されていて、日差しが強い日中は公園内の木陰が絶好の休息スポットです。
様々な鳥や虫の音を聞きながらお昼寝できます。
帰りのフェリー
旧市街へ戻る帰りのフェリーも30分ごとに出港しています。最終が20時となっているので乗り遅れないようにしましょう。
島内のレストランなどが19時に閉店するので、18時以降の便は混雑。帰りの船は立ち乗りになる場合もあります。
旧市街でディナー
丸一日ロクルム島で遊んで過ごしてクタクタだったので、旧市街のレストランOyster & Sushi Bar Botaで夕ご飯にしました。
運よく席が空いていたので予約なしで入れましたが、その後すぐに満席になってました。
4日目:旧市街観光とビーチと夜景
ドブロブニクのメイン観光地の旧市街を終日観光しました。
予定ではお土産屋さんや雑貨屋さんなども巡ろうと思っていたのですが、日中は暑すぎてあまり観光できません。夏シーズンの市内観光は早朝と日没後が良さそうです。
旧市街の城壁の上を歩く
旧市街を囲う全長約2kmの城壁の上をぐるっと観光できるようになっています。
建物より高い城壁の上から、市街地とアドリア海を一望することができる人気の観光スポットになっています。
一周するのに約1時間といわれていますが、実際に写真を撮りながら周ったところ1時間30分ほどかかりました。
夏場は直射日光をダイレクトに浴びるので帽子とサングラス、そしてお水が必須です。
開園時間の8時から入場しましたが、とても暑かったです。ですが見渡す景色はとても綺麗でしたのでドブロブニクに訪れたら必ず巡りたい観光スポットであることに納得しました。
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城壁への入口は数箇所ありますが、定番はピレ門横の入口です。朝の9時を過ぎると団体ツアーの方がくるので、ゆっくりと写真を撮りながら周りたい方は開園時間の8時からの入場がお勧めです。
帽子、サングラス、日焼け止め、お水を常備し、歩きやすい靴で観光しましょう。
旧市街を散策
旧市街の路地はとにかく映えスポット。
城塞だった旧市街地はまさに迷路。密集した建物の間の路地は通路でもあり、広場でもあり、カフェのテラス席になっていたり、洗濯物が干してあったりと、生活感も兼ね備わった不思議なスペースです。
美味しいアイス屋さんや、かわいい雑貨屋さんなどたくさんあったのですが、真夏の日中に観光するのは暑さが厳しかったです。
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ドブロブニク人気No1ビーチ
旧市街に隣接しているバニェビーチ(Banje Beach)はドブロブニクで最も人気のある砂浜ビーチで、小さなビーチは午後になると大混雑。
また海の家レストランが1つしかないのでお昼時はコチラも混雑です。
バニェビーチでゆっくり過ごしたい場合は午前中に出向いて、パラソルとベンチをレンタルして場所取りをしましょう。
城壁の上のレストラン
せっかくのドブロブニク旅行。ぜひとも城壁の上のレストランに1度は訪れてみてください。
旧市街、そして海や港、道行く人や観光客を眺めながらの美味しいお料理は、旅行気分がますます上々します。
ロープウェイで山頂から夕焼けと夜景
旧市街の北側には標高412mのスルジ山(Srđ)があります。スルジ山の頂上には展望台があり、ドブロブニクの街並みを一望することができます。
宿泊先のオーナーさんに「スルジ山へは夜景を見に行くといいよ」とアドバイスをいただいたので、日が傾き始めた19時頃にロープウェイで登りました。
ロープウェイを降りると展望台とは逆方向に人の流れができていたので、ついていったところ、山頂からアドリア海へ沈む夕日を眺めることができました。
見渡す限りオレンジ色の世界はとても美しかったです。
日没後は空と海が蒼色に移り変わってゆき、水平線が分からなくなった頃が最も夜景が綺麗でした。
美しいサンセットと夜景を見にたくさんの方が夕方以降にスルジ山へと訪れていました。
車で来ている方も多かったです。
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ドブロブニクを一望できるレストランは満席で、立ち飲み席もいっぱいでした。
展望台は21時を過ぎると人が減ってきましたが、逆に帰りのロープウェイは大行列でした。(20分待ちくらいで乗車できました。)
5日目:ラパドビーチで終日のんびり夜は旧市街散策
最終日は予定を詰め込まずにのんびりと過ごしました。
ラパドビーチ
初日にサンセットを見に訪れたラパドビーチでのんびり。
ラパドビーチはパラソルのレンタルも安く、周辺に海の家や海用品を扱うお店が多く、とても便利なビーチの印象です。(もちろん海も綺麗!)
ラパド地区は長期滞在者向けのアパート型ホテルが多いので、生活用品やらなんやらが豊富です。浮き輪などの現地購入品がある場合はラパドビーチに最初に訪れると装備を整えられます。
夜の旧市街を散策
日中の旧市街観光ができなかったので、日没後に旧市街地に訪れてみました。
広場や路地はレストランに様変わりしており、港や大聖堂はライトアップされていました。
夜でも賑やかで美しい旧市街でした。
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ドブロブニクの人気ツアー
最終日はカヤックツアーに参加しようと思っていましたが、2時間30分ほどカヤックでそこそこの距離を走行するとのこと…。体力的に厳しそうだったのでビーチでのんびりして過ごすことにしました。
アクティブ系のツアーは体力が有り余っている旅の前半での参加が良さそうです。
今回の旅行中には青の洞窟ツアーに参加しましたが、他にもクルーズや市内観光などと人気のツアーがたくさんありました。
ドブロブニク到着後に現地でも申し込むことができますが、ピークシーズンは空きがないことも多いので、旅行前にオンライン予約をお勧めします。
※各ツアーは英語ガイドになります。
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ドブロブニク観光マップ
本日ご紹介したレストランやドブロブニクの観光情報をまとめたマップです。