美術館巡りが好きなので、休みの日や空いた時間にぶらりとミュージアムに訪れるのが趣味の1つです。
昨年はアムステルダムのミュージアムカードが使える美術館を制覇しようと試みました。(が、実はまだ制覇できてません…。)
美しい絵画を鑑賞するのも好きですが、インスタレーションや没入型アートはもっと好きです。最近は体験型アートが増えておりアムステルダムにも新しいミュージアムが毎年オープンしています。
従来の美術館は作品を眺めることを主に楽しめますが、体験型の美術館ではその作品の中に入り込む没入体験ができます。
五感で鑑賞するアート作品が楽しめるミュージアム施設をまとめたので、アムステルダム観光の参考にしてみてください。
世界の名作の模写展 RTXP
アムステルダムの人気観光地であるハイネケンミュージアムのお隣に2023年にオープンしたRTXP(ART EXPERIENCE)は、歴史的価値ある絵画を新しい角度でとらえるようなミュージアムです。
ゴッホやフェルメールやモンドリアンなどと誰もが知っている画家の名作を現代的に再表現しているような印象があります。
モナリザやムンクの叫びなどの模写が展示されており、世界の名作を一挙に見ることができます。本物と比べてしまうとクオリティーは低いですが、作品集の本の中に入ったような感覚はありました。
モダンアート Moco Museum
新進気鋭のアーティストによるモダンアートといえばMoco Museumです。バンクシーや草間彌生などの著名な現代アーティストの象徴的な作品を見ることができます。
常に行列ができている美術館です。混雑しすぎててミュージアムとしては落ち着かない印象ですが、一度は訪れたいユニークな美術館です。
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インスタ映え The Upside Down
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ミュージアムではありませんが、不思議な写真や映え写真が撮れることで若者に大人気のThe Upside Downは週末には行列ができているアミューズメント・スポットです。
インスタグラムやティックトックなどのSNSに映える写真や動画を撮影できる施設で、時代にフィットた遊び方のように感じます。
教会の没入アート Gogh and Rembrandt
2021年からアムステルダムの北教会で開催されているプロジェクションマッピングGogh and Rembrandtは、終了したかと思ったらまた再開していました。
歴史ある教会の中が一面にプロジェクションマッピングで照射される素敵なイマーシブアートを見ることができます。
ミュージアムカードがあると€5くらい割引になるのでお得です。
新感覚メディアアート Nxt Museum
2020年にオープンしたNxt Museumは3Dグラフィックやプロジェクションマッピングなどの新技術をあつかう視覚映像ミュージアムです。
大小さまざまな大きさの展示室が連なっている構成のミュージアムで、常時6〜8人のアーティスト作品を展示しています。
壁一面や空間全体を覆うグラフィックや映像が各部屋ごとに展開されており、未知との遭遇感が味わえる展示が多いです。
年に数回ほど音楽や映画のフェスとコラボしたイベントなども行なっています。
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グラフィティアート STRAAT Museum
2020年にNDSMオープンしたSTRAAT Museumでは巨大なグラフティー作品を楽しむことができます。
8000㎡もある巨大な倉庫に数々の大きなグラフティーが展示されている空間は、仮想空間のネオン街のような印象です。大きな空間と作品に囲まれる、今まで体感したことのないサイズ感は現実世界でのバーチャルのような風景でした。
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没入型ミュージアム Fabrique des Lumières
オランダ初の没入型アートセンターとして2022年にオープンしたFabrique des Lumieresでは没入型アート(イマーシブアート)の鑑賞ができます。
旧ガス工場を改装した高さ17mの大空間にプロジェクターで360度全面に映像を照射し、ヴァーチャルな空間へとトリップさせるような没入感を生み出すスタイルのミュージアムです。
最先端のプロジェクターと心地よい音楽で異世界へと導いてくれる魅力的な体験ができます。
2024年はオランダの巨匠展が3月より始まりました。
体験型アート・ミュージアム Amaze
2021年にオープンした体験型ミュージアムのAmaze Amsterdamは美術館というよりはアミューズメント施設のような感じで、照明アートを五感で体感するミュージアムです。
見るというよりは実際に体験する参加型のアートで、ゲームやSF映画のような世界観があります。