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【アムステルダム】次世代型ミュージアム・没入型アート鑑賞

オランダの芸術

 

本日はプロジェクションマッピングが大好きな筆者が今アムステルダムで一推しするアートのご紹介です。

 

 

新感覚の次世代アート鑑賞

没入型アート(Immersive Arts:イマーシブアート)と呼ばれる体験型の芸術鑑賞をご存知でしょうか。

没入型アートは建物内の床・壁・天井にプロジェクターで360度全面に映像を照射し、あたかもヴァーチャルな空間へとトリップさせるような没入感を生み出すスタイルのアートです。

 

壁や建物に映像をうつすプロジェクションマッピングは、インスタレーションやイベントの1つとして目にすることが多くなってきました。

オランダでは毎年11月にアイントホーフェンで開催されるライトフェスGLOWにてプロジェクションマッピング・アートを見ることができます。またベルギー・ブリュッセルのグラン広場に毎年クリスマス時期に放映されるプロジェクションマッピングも有名となっています。

【オランダ】完全制覇不可能なライトフェス・GLOW2021攻略法
2021年のGlowはとても広範囲で一晩でコンプリートは不可能でした。おすすめ&見どころをまとめたので絞りこんでから参戦してみてください。開催期間は11月6日から13日までの8日間です。※一部ネタバレありです。
【ベルギー】ブリュッセルのクリスマスマーケット
ブリュッセルのXmasマーケットはベルギーで最大!世界的にも超有名です。一番の見どころはグランプラスで夕方から開催されるイルミネーション!音楽に合わせたプロジェクターマッピングのライトショーが広場全体360度方向に展開されるインスタレーションは感動間違いなし。

 

 

新アートセンター Fabrique des Lumieres

最近は新感覚のアート鑑賞スタイルとして、美術館内全面にプロジェクションマッピングを施し、アニメーションでアート鑑賞する没入型ミュージアムが世界各地に広まりはじめています。

そしてオランダ初の没入型アートセンターFabrique des Lumieresが2022年4月にアムステルダムのウェスター公園内にオープンしました。

19世紀の旧ガス工場を改装した建物は天井高さが17mもある大空間となっており、最先端のプロジェクターと心地よい音楽で異世界へと導いてくれる魅惑のミュージアムとなっています。

筆者はあまりにも心奪われ3時間も没入してしまいました。

 

Fabrique des Lumieresの展示はインスタレーションとは異なり、プロジェクションマッピングを通じて有名画家の芸術鑑賞ができる美術館仕様の没入型ミュージアムとなっています。

 

Fabrique des Lumieres 概要(2022年5月現在)
営業時間:9〜17時(日〜木)、〜21時(金・土)
入場料金:€17
住所:Pazzanistraat 37, 1014 DB Amsterdam
URL:Fabrique-lumieres.com
現在の展示詳細(2022年12月31日まで):
グスタフ・クリムト展、フンデルトヴァッサー展
エキシビション:Nohlab、SpectreLab

 

 

 

 

 

 

※【注意】ここからはネタバレを含みます。

Fabrique des Lumieresで没入型アートを鑑賞

ここからは実際に見て、そして体感してきた様子をレポートします。ネタバレになってしまう写真や動画も掲載しているので事前情報がないままの状態で没入型アート鑑賞したい方はお読みにならないでください

 

2022年の展示概要

Fabrique des Lumieresでの現在の展示は、グスタフ・クリムト展フンデルトヴァッサー展の2本だてになっています。(2022年12月31まで)

グスタフ・クリムト展が約30分くらい、フンデルトヴァッサー展が約10分くらいのプロジェクションマッピングとなっています。

その他にエキシビジョン展示の動画もあり、全部を視聴して平均1時間くらいの滞在になります。

 

グスタフ・クリムト展と、フンデルトヴァッサー展は高さ17mある旧工場内に放映されるためバーチャリティの高い体験をすることができます。

 

また会場内にある小展示室での鑑賞も見逃せません。3つの小さな展示室があり、最も面白かったのは全面ミラーの部屋です。ぜひとも腰を下ろして天井を見上げて鑑賞してみてください。

 

 

 

グスタフ・クリムト展 Gold in Motion

オープニング最初の展示はグスタフ・クリムト作品です。

19世紀後半の帝国ウィーンを代表する装飾画家グスタフ・クリムト(Gustav Klimt:1862 – 1918年)は劇場装飾家として名声を得て多くの天井画や壁画作品を生み出しました。黄金の時代の作品には多くの金箔を使い、煌びやかな時代のさまを豪華絢爛に描いています。

またグスタフ・クリムトは日本文化の影響も強く受けており、作風からはアジアの画風を強く感じさせます。

グスタフ・クリムト独特の世界観、甘美で妖艶な作風は、当時は物議や反感を醸しだすことも少なくなかったようです。

 

現在Fabrique des Lumieresで開催されている「Gold in Motion」では、グスタフ・クリムトの華やかで艶かしい作品から、彼がインスピレーションを得た芸術作品と幅広く構成されており、百年にわたるウィーン絵画の旅へと没入体験することができます。

Gustav Klimt 「Gold in Motion」
制作:Culturespaces Digital®
クリエイティブディレクター:Gianfranco Iannuzzi
デザイン・制作:Gianfranco Iannuzzi, Renato Gatto, Massimiliano Siccardi
グラフィック&アニメーションデザイン:Cutback

 

ショートムービーと写真はインスタよりご覧ください。

 

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フンデルトヴァッサー展

フンデルトヴァッサー(Hundertwasser:1928- 2000年)は、オーストリアの画家であり建築家で、彼の作品のフンデルトヴァッサー・ハウスやシュピッテラウ焼却場は色鮮やかで独創的なデザインが特徴的で、今では観光地にもなっています。

 

グスタフ・クリムトを中心に結成された新進芸術家のグループ「Vienna Secession(ウィーン分離派)」の継承者でもあるフンデルトヴァッサーは芸術革命の影響を強く受けており、幾何学に囚われない、自然由来の曲線を用いた不規則で異質感の強い作風が特徴的です。

 

現在Fabrique des Lumieresで開催されている「In the Wake of the Vienna Secession」では、無限の世界を渦巻で表現したフンデルトヴァッサーの作品をアニメーション化することで、更なる無限を体感できるようになっています。

10分くらいのショート作品ですが、確実に異世界へとトリップできる作品になっています。没入後はドーパミン放出が止まりませんでした。

 

Hundertwasser 「In the Wake of the Vienna Secession」
制作:Culturespaces Digital®
クリエイティブディレクター:Gianfranco Iannuzzi
デザイン・制作:Gianfranco Iannuzzi, Renato Gatto, Massimiliano Siccardi
グラフィック&アニメーションデザイン:Cutback

 

ショートムービーと写真はインスタよりご覧ください。

 

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エキシビション

エキシビション会場では映像クリエイティブスタジオのNohlabSpectre Labのショート動画が公開されています。

見入ってしまって写真を撮り忘れたので、簡単に概要だけご案内します。

Nohlab

国際的に活躍しているアート・デザインスタジオNohlabの作品「Journey」は、光の粒子が電気信号に変換に変換され神経細胞へと流れる「光の旅」のプロセスを映像化したストーリーとなっています。

説明が工学的で難しいのですが、流れる映像はものすごくかっこよかったです。

CONTEMPORARY CREATION 「Journey」
By the Nohlab production studio.

 

 

Spectre Lab

フランスのデザイナーとクリエーターで構成されたSpectre Labの作品「Memories」は、コンピューターよりも複雑にできている「人の記憶」をテーマに映像化されています。

人間のアイデンティティの輪郭を形成する記憶や思い出から、世界の広大さと存在定義を考えさせる作品となっています。

CONTEMPORARY CREATION 「Memories」
By Spectre Lab

 

 

とても素敵な体験でした。現在の展示は2022年の12月31日までの予定となっています。また来年は違った展示が始まると思うので、そちらも今から楽しみです。

 

 

 

おまけ: アムステルダムでプロジェクションマッピング鑑賞ができる場所

アムステルダムでは、北教会で開催中のVincent Meets Rembrandtでもプロジェクションマッピング鑑賞ができます。(期間限定)こちらも芸術性が高いアートとなっていてオススメです。

【アムステルダム】ゴッホとレンブラントのインスタレーション再開催(2022年)
アムステルダムの北教会で開催されているVincent Meets Rembrandt(ゴッホとレンブラントの出会い)は体験型のアートで、とても素敵なプロジェクターマッピングだったのでご紹介です。 ※2022年10月末までの開催予定です。

 

 

アムステルダム・スローターダイクにあるAmaze Amsterdamではプロジェクションマッピングや照明を使った体験・没入型の新感覚アトラクションを楽しむことができます。

【アムステルダム】倉庫街の体験型アート・ミュージアムAmaze Amsterdam
アムステルダムに新しくできた体験型アート・ミュージアムAmaze Amsterdamはビジュアルとオーディオで体感する新しい形の美術館です。芸術の秋に新しいスタイルのアート鑑賞を体験してみてはいかがでしょうか。