オランダのお隣、ベルギーの首都ブリュッセルは、アムステルダムから電車で約2時間。日帰りでも気軽に訪れることができる人気の観光都市です。
ブリュッセルは日帰りでも十分に観光できるコンパクトな街で、グランプラス周辺を中心に効率よく回れるのが魅力。
初めてのブリュッセル観光や、限られた時間で観光したい方にもぴったりの都市です。
この記事では、実際に歩いて回ったルートをもとに、
- 王道の観光スポット
- 建築巡り
- チョコレート・ワッフル・フリッツの食べ歩き
を1日で楽しむモデルコースとしてまとめました。
ブリュッセルらしい見どころとグルメをしっかり押さえたい方は、このルートをそのままなぞるだけでOKです。
ブリュッセルは季節イベントも魅力のひとつ。


ブリュッセル日帰り観光モデルコース(1日で回るルート)
ブリュッセルはコンパクトな街なので、主要観光スポットは徒歩で効率よく回ることができます。
ここでは、実際に歩いて回った流れをベースに、日帰りでも満足度の高い観光ルートをご紹介します。
① 午前:グランプラス周辺を観光
まずはブリュッセル観光の中心「グランプラス」へ。
市庁舎やギルドハウスに囲まれた広場は世界遺産にも登録されており、ブリュッセルで絶対に外せないスポットです。
朝の時間帯は比較的人も少なく、建物の美しさをゆっくり楽しめます。
あわせて市立博物館やビール博物館も徒歩圏内にあるので、興味があれば立ち寄ってみましょう。
② 昼:チョコレート&ワッフル食べ歩き
グランプラス周辺には有名チョコレート店やワッフルショップが集まっています。
GodivaやNeuhausなどの王室御用達チョコレートを食べ歩いたり、焼きたてワッフルを食べ比べするのがおすすめ。
甘い香りに誘われて、ついつい食べ過ぎてしまうエリアです。
③ 午後:建築巡りと街歩き
午後はアールヌーボー建築や教会を巡りながら街歩き。
楽器博物館やサン・ミッシェル大聖堂、サブロン地区の教会などを訪れると、ブリュッセルの多様な建築様式を楽しめます。
途中でギャルリー・サンチュベールに立ち寄ってショッピングやカフェ休憩もおすすめです。
④ 夕方:小便小僧&お土産探し
ブリュッセルのシンボル「小便小僧」を見に行きつつ、お土産探しへ。
周辺にはチョコレートショップやお土産店が集まっているので、帰る前のショッピングにもぴったりです。
⑤ 夜:フリッツ&ベルギーグルメで締め
時間に余裕があれば、夜はベルギー名物グルメを楽しみましょう。
フリッツ(フライドポテト)やムール・フリットなど、ボリューム満点のローカルフードがおすすめ。
グランプラスは夜になるとライトアップされるので、最後にもう一度立ち寄るのもおすすめです。
ブリュッセル観光スポット10選(グランプラス周辺)
ブリュッセルで見逃せない観光スポットを10箇所選んでみました。
1日観光でも見て周れますが、博物館などをじっくりと見たい場合は2日を目安にしてみてください。
グランプラス|世界遺産の中央広場

中央広場グランプラス(Grand Place)は、ブリュッセルで見逃せない観光スポットです。
グランプラスを囲う建物は11世紀から17世紀の600年以上をかけて建設された歴史的建造物で広場と周囲の建物一帯が世界遺産に登録されています。

グランプラスは夜間にライトアップされるので、昼間と夜の2度楽しめる観光名所です。
2年に一度の夏に開催されるフラワーカーペットや、毎年の冬のクリスマスマーケットなどとイベント行事にはグランプラスがメイン広場となります。
市庁舎(ブリュッセル市庁舎)|ゴシック建築の代表作

グランプラスに面した市庁舎(Brussels Town Hall)は、1401〜1455年にかけて建設されたグランプラスで唯一の15世紀の建物です。

高さ96mのタワー部分は建物の中央に位置しておらず、正面から望むと左右非対称となっています。これは設計時のミスだったのか、また敷地の大きさによる制限のためだったのか、本当の理由は謎のままとなっています。
建物内を見学するにはガイドツアーに申込みが必要です。ガイドツアーは市庁舎にある観光案内所で申し込むことができます。
ブリュッセル市立博物館(王の家)|小便小僧の本物が見れる

市庁舎の向かいにある市立博物館(Brussels City Museum)は、元の建物は15世紀ごろに建てたれ、16世紀に今の外観のベースとなる後期ゴシック様式に大改装され公爵の家となります。その時の公爵がのちにスペインの王となったことから、この建物は王の家(King’s House)と呼ばれるようになりました。

しかし1695年に爆撃で大きな被害を受け復元されています。その後に18世紀には新古典主義の大屋根や門が付け加えられ、19世紀にはネオゴシック様式で改装され外壁に彫刻をあしらい、さらにタワーが追加されました。
現在は市立博物館となっており、ブリュッセルの歴史や美術品が展示されています。
この市立博物館には本物の小便小僧の像が展示されています。また小便小僧の衣装コレクションも必見です。
ビール博物館|ベルギービールの歴史を学ぶ

グランプラスに面した黄金の騎馬の像が飾られた建物は、かつてはビール醸造業者組合が使用していました。今では地下の部分がビール博物館(Beer Museum)となっています。

ビール博物館では18世紀の醸造所で見つかった醸造道具やプロダクト、またアンティークのビールジョッキなどのコレクションを見ることができます。

見学後にはバーで本場のベルギービールも楽しめるので、喉が渇いたらぜひとも立ち寄ってみてください。
楽器博物館|アールヌーボー建築の名作

ブリュッセル発祥の建築様式アールヌーボーは新しい芸術を意味し、花や植物などのモチーフや曲線美にこだわりをもったデザインが特徴的で、鉄やガラスなどの当時の新素材の建物です。
ブリュッセルにはアールヌーボー建築がいくつか現存していますが、グランプラスから徒歩圏内にあるのが楽器博物館(Musical Instruments Museum)です。
楽器博物館には1万を超える楽器が保管されており、中には世界的に貴重な楽器も展示している博物館です。
小便小僧(Manneken Pis)|ブリュッセルのシンボル
<2011年の小便小僧>
裸の姿でおしっこをする小便小僧(Manneken Pis)の噴水はブリュッセルの有名なシンボルです。
<2022年の小便小僧>
小便小僧の起源は、爆弾の導火線に着火した火をオシッコで消化して町を救った少年ジュリアン君に由来しているとの伝説があり、小便小僧はジュリアン君との愛称で呼ばれています。
現在の像は1965年に製作されたレプリカで、オリジナルは市立博物館に展示されています。

裸の小便小僧ですが時には衣装を纏うこともあります。イベントやお祝いなどでプレゼントされた洋服は1000着以上あり、その一部は市立博物館で見ることができます。
小便少女(Jeanneke Pis)|隠れた観光スポット

小便小僧のパロディー作品の小便少女(Jeanneke Pis)は1985年に制作され、1987年から飾られています。
ギャルリー・サンチュベール|美しいガラスアーケード

ガラス天井のショッピングアーケードギャルリー・サンチュベール(Galeries Royales Saint-Hubert)は1847年にベルギー建築家ジャン・ピエールによって設計された美しいアーケードです。
ルネッサンス様式の装飾があしらわれた壁に、アーチ型のガラス天井は、当時はもとより今でも美しさと華やかな印象を感じます。
ギャルリー・サンチュベールにはハイエンドのショップやレストラン、劇場、お菓子屋さんやお土産屋さんなどがあります。
サン・ミッシェル大聖堂|ブリュッセル最大の教会

1936年に歴史的建造物に指定されたサン・ミッシェル大聖堂(Cathedral of St. Michael and St. Gudula)は、9 世紀に聖ミカエルに捧げられた礼拝堂があったブリュッセルの最も重要な場所だとされています。

現在の大聖堂の建設は11世紀にロマネスク様式の教会として建設が始まり、その後にゴシック様式に変更されながら16世紀に完成しました。

その後も何度も増改築されているため、礼拝堂は後期ゴシック様式とバロック様式、ステンドグラスのある通路の一部がネオゴシック様式の装飾だったりと、盛りだくさんの建築様式仕様で仕上がっています。
ノートルダム・デュ・サブロン教会|静かで美しい教会

ノートルダム・デュ・サブロン教会(Church of Our Blessed Lady of the Sablon)は1400年ごろから1世紀をかけて建設されましたが、その後は増改築や修復の記録はなく、19世紀後半に修復工事が始まったときは荒れ果てた姿だったそうです。
今では美しい彫刻やステンドグラスがあしらわれた美しい姿を取り戻しています。
ブリュッセルの食べ歩きグルメ(チョコ・ワッフル・フリッツ)
ベルギーで外せないスイーツとローカルグルメ。食べ歩きも旅の醍醐味。
ベルギーチョコレートのおすすめ店
カカオが貴重な時代は上流階級の高級お菓子だったチョコレート。
20世紀初頭にアフリカから大量のカカオの仕入れルートを確保したベルギーは、一躍チョコレートの生産大国に仲間入りし、一般市民でもチョコをお手軽に食べれる時代がやってきました。
1894年以来ベルギーではチョコを生産するカカオの割合が法律で規制され、高品質を維持していることからベルギーチョコレートの名が世界へと広まりました。
ベルギーの有名なチョコレート屋さんはGodiva、Neuhaus、Wittamer、Marcolini、Leonidas、Galler、Côte d’Or、 Belcolade、Callebaut、Mary’s Chocolaterieと、キリがないほどたくさんあり、そのうちのいくつかのブランドは王室御用達にもなっています。
Godiva

日本でもお馴染みのGodiva(ゴディバ)はベルギー王室御用達のチョコブランドです。
1945年にゴディバ1号店がグランプラスにオープンし、一口サイズの美しいチョコレートが販売されたことから、チョコが贈り物として定着しはじめたといわれています。
今でもゴディバ1号店には多くのチョコ好きが訪れています。ぜひ1号店で本場のゴディバチョコを味わってみてください。
Neuhaus

ボンボンショコラの生みの親Neuhaus(ノイハウス)もベルギー王室御用達のチョコブランドです。
1857年創業のノイハウスはブリュッセルで老舗のチョコレート屋さんです。中に詰め物をした一口サイズのチョコレートのボンボンショコラの生みの親であり、宝石箱のようなチョコレート専用の箱の発案者でもあります。
クリームがたっぷり詰まったカプリスチョコはノイハウスでしか味わえません。
Leonidas

1913年創業のLeonidas(レオニダス)もベルギー王室御用達のチョコブランドです。
創業当時は作り立てのチョコレートをショーウインドーに並べ、グラム売り販売していたことから、気軽に買える庶民派のチョコ屋さんとして人気が広まって、創業100年を迎えた2013年に王室御用達のチョコブランドに仲間入りしました。

レオニダスは他の高級ブランドよりお手軽に買える商品が多く、今でも気軽に買えるチョコ屋さんとして大人気です。店頭で販売しているソフトクリームはコーンの内側がチョココーティングされていて最後まで美味しいソフトクリームです。お試しあれ!
ベルギーワッフルの食べ比べ(リエージュ vs ブリュッセル)

ブリュッセルの繁華街には誘惑的なワッフル屋さんがたくさんあって、グランプラス周辺はいつも甘い匂いが漂っています。
ベルギーで食べられるワッフルはリエージュワッフルとベルギーワッフルの2つのタイプがあります。
リエージュワッフル

リエージュワッフルは日本やオランダで一般的なタイプのワッフルで、硬めに焼いてあるのが特徴です。生地に砂糖が含まれているので、そのままでも甘くて美味しいワッフルです。
ベルギーワッフル

ベルギーワッフルは長方形でサクフワ食感の生地が特徴です。生地の味が薄いのでクリームやチョコをたっぷりかけて食べるワッフルです。
見た目と食感が違った2タイプのワッフルは、どちらも焼きたてが最高に美味しいです。アチコチにワッフル屋さんが出店しているので食べ歩きしてみてください。
ワッフルを食べ比べ・Maison Dandoy

ブリュッセルでワッフルといったらMaison Dandoy(メゾン・ダンドワ)が有名店です。ここではリエージュワッフルとベルギーワッフルの両方を食べることができます。
店内でも食べれるのでワッフルでお茶タイムするならココがオススメです。
フリッツ(フライドポテト)|本場ベルギーの名物グルメ

フリッツ(フライドポテト)はベルギーが発祥です。食べ歩きするなら本場フリッツは欠かせません。

グランプラス近くのFritlandは深夜まで営業している人気のフリッツ屋さんです。フリッツメニューも人気ですが、フリッツをフランスパンに挟んだダブル炭水化物のサンドイッチも人気のお店で、常に行列ができています。
ムール貝も美味しいよ

そしてベルギーはムール貝も有名です。Moules-frites(ムール・フリット)と呼ばれるベルギー料理は、ムール貝をおかずにフライドポテトを食べる定食的なスタイル。
大きな鍋にいっぱいのムール貝はインパクト大です。量が多く見えますが、美味しいのでペロリできちゃいます。ムール貝の味付けがしっかりしているので、あっさり味のフライドポテトとの無限ループをぜひ堪能してみてください。
ブリュッセルの人気グルメ&体験ツアー

ブリュッセルでは、チョコレートやワッフルなどのグルメ体験ツアーも人気です。
短時間で効率よく楽しめるので、日帰り観光のスケジュールにも組み込みやすいのが魅力。
・ワッフル作り体験
・チョコレート試食ツアー
など、食べ歩きとあわせて楽しめるツアーも充実しています。
ブリュッセルの観光マップ
本日ご紹介した観光情報の地図はこちら。
宿泊するならどこ?
フラワーカーペットは夜イベントもあるので
宿泊するのもおすすめ。
泊まるなら
グランプラス周辺が一番便利。
イベント会場に近く、
夜のライトアップも見やすいです。
中央駅周辺も
アクセスが良く観光にも便利。
一方で注意したいのが
南駅(Bruxelles-Midi)周辺。
交通の拠点ではありますが
夜は雰囲気がかなり変わります。
実際に歩いた印象としても
少し治安が気になるエリアでした。
旅慣れていない場合は
グランプラス周辺か中央駅周辺の宿泊がおすすめです。
ブリュッセルへのアクセス
ブリュッセルへは
- 電車
- 長距離バス
などでアクセスできます。
ヨーロッパ旅行では
FlixBusなどの長距離バスも便利。
ヨーロッパの格安乗車券はこちら
→ Omioでチケットを検索する >>
Flixbusで安く行く
→ Flixbusのチケットを見る >>

まとめ|ブリュッセルは日帰りでも大満足の観光都市
ブリュッセルは、コンパクトな街ながら見どころがギュッと詰まった観光しやすい都市です。
世界遺産グランプラスをはじめとした歴史的建築、アールヌーボーの美しい建物、そしてチョコレート・ワッフル・フリッツなどのベルギーグルメまで、1日でもしっかり楽しむことができます。
今回ご紹介したスポットを中心に回れば、初めてのブリュッセル観光でも効率よく満喫できるはずです。
また、フラワーカーペットやクリスマスマーケットなどのイベント時期に訪れると、街の雰囲気はさらに特別なものになります。
時間に余裕があれば、アントワープやリエージュ、スパなどの周辺都市とあわせて巡るのもおすすめです。
オランダからもアクセスしやすいので、週末旅行や日帰りトリップにもぴったり。
ぜひブリュッセルで、建築・グルメ・街歩きをたっぷり楽しんでみてください。
ブリュッセルのイベントを楽しむ
ブリュッセルは季節イベントも魅力のひとつ。


フラワーカーペットをベストな時間帯で楽しみたい方は、効率よく回れるルートもまとめています。
限られた時間で最大限楽しみたい方におすすめです。
ベルギーはブリュッセルだけじゃない
ブリュッセルは日帰りでも楽しめる魅力的な都市ですが、ベルギーには他にも個性豊かな街がたくさんあります。
時間に余裕がある方は、ぜひ周辺都市にも足を伸ばしてみてください。
アントワープ
まずは港町として栄えたおしゃれな都市アントワープ。
歴史ある街並みと美術館、ショッピング、グルメまでバランスよく楽しめる人気の観光地です。

リエージュ
ベルギーグルメをもっと楽しみたい方にはリエージュもおすすめ。
ブリュッセルとはまた違ったローカルな雰囲気の中で、本場リエージュワッフルをはじめとした食べ歩きを楽しめます。

スパ
さらに、少し足を伸ばして自然を楽しみたい方には温泉の町スパへ。
「スパ」の語源にもなった歴史ある温泉地で、観光とリラックスを同時に楽しむことができます。







