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オランダ鉄道博物館で150年前にタイムトラベル

オランダの芸術
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ユトレヒトにあるオランダ鉄道博物館は1954年にオープンし、2024年に70周年を迎えます。オランダの国鉄の貴重なコレクションを保有する博物館で、大人から子供まで楽しめるアトラクションがたくさんありました。

「ちょっと電車が好き」くらいな筆者でも楽しめる鉄道博物館でした。

Spoorweg Museum 概要(2024)
営業時間:10〜17時(月曜休館)
料金:€19.50
ミュージアムカード:入場無料
チケット >>
MAP:Maliebaanstation 16, Utrecht
URL:Spoorweg Museum

 

 

 

旧マリーバーン駅

175年の歴史を学ぶ事ができるオランダ鉄道博物館(Spoorwegmuseum)は旧マリーバーン駅(Maliebaanstation)の駅舎内にあります。かつてはこのマリーバーン駅からパリまでの直通列車が通っていたんだとか。

2024年はマリーバーン駅が開業してから150年の節目を迎える節目の年です。4月25日から11月までマリーバーン駅の歴史を振り返る特別展が開催されます。

 

 

マリーバーン駅は1939年に閉業してしまいましたが、戦後にリノベーションされ鉄道博物館として1954年にオープンしました。駅舎の入口とプラットホームはチケットがなくても入場する事ができます。ホームに停まっている電車の中に入ることもでき、無料スペースだけでも楽しかったです。

 

 

 

博物館エントランス

マリーバーン駅の奥に博物館の入口があります。チケット売り場の真上に実物のSLが展示してありました。

チケット売り場で英語の案内冊子をもらう事ができます。館内はとても広いので、冊子についてる地図が便利でした。

オランダ鉄道博物館は体験型のアミューズメントパークみたいになっており、小さなお子さまと一緒に楽しめると思います。

平均所要時間3.5時間と半日たっぷり遊べる規模です。季節によって様々なイベントを開催してます。

2024年は5月12日の母の日限定で19世紀の食堂車でハイティーを楽しめるイベントがあるようです。

 

 

 

 

展示スペース

様々な展示スペースが多数ある鉄道博物館でした。機関車の図面などもあったのには驚きです。

 

かつての駅で使っていた案内板やレトロなポスターなど貴重なコレクション。インテリアとして飾りたくなるようなカッコいいデザインばかりでした。

 

いかにも鉄道博物館っぽいミニチュアの列車たちもいました。最近のオランダ鉄道の車両もありました。古い車種から新しいものまで、リアルなモデルでした。

 

アムステルダムの街並みを模したジオラマもありました。中央駅から列車が走っていてチョット興奮しました。街の様子もリアルで長らく眺めちゃいました。

 

 

 

 

体験型エリア

19世紀のコンコースへとタイムトラベルしたかのような体験ができるスペースもありました。世界中を旅する寝台車オリエント急行を舞台にミニ劇場などが開催されたりします。

 

 

怪しげなエレベーターに乗ると185年前のオランダにタイムスリップもできました。

1839年にオランダで初めて蒸気機関車が走り、それまで人力や馬での運搬作業だった鉱山の作業員は蒸気機関車に大喜びしたそうです。

当時の街並みやオランダ初蒸気機関車のレプリカなどを見る事ができました。

 

波瀾万丈な鉄道ツアー体験も興奮しました。運転席に座っての鉄道旅行に出発です。最前席で体験したらチョット酔うくらいに山あり谷ありな鉄道旅行体験。遊園地のアトラクションのようで面白かったです。

 

屋外エリアにはプレイグラウンドが建設中。滑り台やボートやジャンボエクスプレスに乗って遊べるようになるんだとか。

その他にもトロッコで巡る冒険ハイパーループの展示があったそうなのですが、見逃してきてしまいました。見逃しても気が付かないくらいに広かったし、体験してきたアトラクションだけでも満足度が高かったです。

 

 

 

ホームと車両

かつての駅舎を再現しているスペースには、今では廃車となってしまった車両がたくさん並んでいました。この雰囲気だけでも映画のような世界観で素敵でした。

 

全く見たことのない車両が色々ありました。特急あずさの古い車両に似ているのがあったり、オランダのインターシティーのオールドタイプっぽいのがあったりして、列車の歴史を一目で感じました。

 

中には車両内に入れる列車もありました。昭和の喫茶店みたいな作りで驚きました。

 

機関車を運転できる「列車でゴー!」みたいなのもありました。2〜3人で協力して操縦するっぽくて、お爺さんとお孫さんが奮闘してました。

 

 

 

 

カフェとお土産ショップ

建物のちょうど中央あたりに軽食が食べれるカフェがあります。レトロな駅のカフェテリアをイメージしてて可愛いお店でした。

 

お昼ともおやつとも言えない時間に、フリーカンデル(皮なしソーセージ)のサンドイッチとコーヒーで一休み。注文してから焼いてくれたので、できたてホクホクで美味しかったです。

カフェの隣にはミュージアムショップがありました。ここでしか買えなそうなレアな鉄道グッズが並んでいるのでお見逃しなく。

 

さらっと見て回ったつもりですが、2時間以上経ってました。施設のほとんどが室内なので雨の日でもOKな鉄道博物館。子ども向けのアトラクションが多く、ご家族みんなで遊べます。

鉄道好きな方だけでなく、レトロ好きな方や、19世紀頃のヨーロッパの雰囲気が好きな方も楽しめると思います。

Spoorweg Museum 概要(2024)
営業時間:10〜17時(月曜休館)
料金:€19.50
ミュージアムカード:入場無料
チケット >>
MAP:Maliebaanstation 16, Utrecht
URL:Spoorweg Museum