オランダでは無料のセルフ検査キットが各世帯2つ配布されることになり、先週に申し込みをしました。
今週初めに申込みが殺到したらしく、一時期申込みサイトのサーバーがダウンしたりしてたようですが皆様は申込めたでしょうか?
そんなに殺到しているなら届くまでに2週間くらいかかるのかな〜っと思って気長に待っていたところ、1週間も経たずに届きました。
お隣さんにも同じ封筒が届いていたので、筆者の地域は配送が早いエリアなのかもしれません。
無料でいただいたので、本日はコロナ検査キットを実際に使ってみたいと思います。
特に感染の疑いがあるわけでも、海外旅行に行ったわけでもないのですが、どのように使うのか知るために開封してみました。
ご自身で利用する時の参考にしてみてください。
(※色々と調べて使い方を書きましたが、間違ってたらごめんなさいです。誤りを見つけたらご指摘をお願いいたします。)
コロナ検査キットの箱の中を見てみよう
A4サイズくらいの封筒にセルフ検査キットが2つと、説明書(オランダ語)が入っていました。
ちなみに封筒には住所以外には何も記載が無かったです。
セルフ検査キットを開封してみると、説明書が3つ、製品合格証の紙、綿棒が1つ、透明の袋に入った検査液が1つ、不透明の袋に入った検査キットが1つ入っていました。
説明書が3つもあるし…と思いましたが、基本的に3つとも同じ内容っぽいです。1つはQRコードがついていて、セルフ検査キットの使い方を動画サイトで見られるようになっています。他の2つはパッと見では同じ感じの説明書になっています。どの説明書も片面がオランダ語、片面が英語の表記です。
セルフ検査キットの中に入っている3つの説明書の他に、封筒の中には役所が作ってくれた説明書(オランダ語)も入っています。
役所の作ってくれた説明書をベースに、他の説明書も読みながらセルフ検査してみます。
セルフ検査キットの使い方
準備
- 検査は室温が15〜30度のところで行ってください。
- 検査キットは使用直前に開封してください。
- まずは机の上をきれいにしてから検査キットを用意します。
- 鼻をかんでから、手を洗いましょう。
透明の袋に入っているチューブの銀紙を剥がし、箱の裏にあるチューブスタンドにセットします。中に入っている液体をこぼさないように注意しましょう。
綿棒を使って検体を採取
- 綿棒をパッケージから慎重に取り出します。
- 綿棒をゆっくりと鼻に約2.5cm入れます。
- 鼻の内側を沿うように綿棒を5回まわします。(約15秒かけて行います。)
- 同じ綿棒で反対側の鼻でも内側を沿うように綿棒を5回まわします。
鏡があると便利でした。綿棒を深く入れすぎると涙や鼻水、そしてクシャミが出てくるので気をつけてください。
セルフでも不快感やムズムズ感がすごかったです。我慢してしっかり綿棒をグリグリしましょう。
綿棒を抜いた後に鼻水が出てくるので、ティッシュを準備しておきましょう。
綿棒を検査液に浸ける
- 銀紙を剥がしたチューブに綿棒を入れて、検査液の中で綿棒を6回以上かきまわします。
- 約1分間ほど綿棒が検査液に浸かっているようにします。
- その後、チューブのサイドを指で数回ほど押します。
- チューブのサイドを指で押して、液体を絞りだしながら綿棒を抜きます。
- チューブの蓋をカチッという音がするましっかりとはめます。
検査キットに滴下
- チューブを振って軽くかき混ぜてから、検査キットに4滴滴下します。
- 滴下する場所は検査キットの小さな丸いところです。(近くにSの表記があるところ)
- 検査キットはテーブルの上に置いて使用し、水平に保ってください。
- 滴下したら15分待ちます。
滴下後、しばらくすると検査結果が表示される四角い枠の方が赤く染まり始めます。(リトマス試験紙のような感じです。)
スマホのタイマーを15分にセットして待ちます。
検査結果
15分後に結果を確認します。20分以上経つと検査結果の信憑性がなくなります。
あと片付け
- 検査キットは袋に入れてゴミ箱に捨てましょう。
- 濡らしたタオルで机の上を拭きましょう。
- 石鹸でしっかり手を洗いましょう。
セルフテスト結果の見方
実際に検査結果を調べてみましょう。
陽性(ポジティブ)
検査キットに2本線が現れた場合は陽性です。(CとT両方にラインが出ます。)
陰性(ネガティブ)
Cのみにラインが出ている場合は陰性です。
※セルフ検査では正確な結果が得られない場合もあるので注意してください。
実際に検査してみて陰性でした。これで陽性だったら笑えなかったのでよかったです。検査キットの箱の裏面に検査結果の絵があるので、照らし合わせてみてください。
無効結果
Tのみにラインが出ている場合や、ラインが出なかった場合はセルフ検査が正しくできていない可能性があります。新しいキットでもう一度やり直してください。
今日のあとがき
不安要素は無かったものの、ネガティブで安心しました!
今回は使い方を学ぶために使用してみましたが、実際には海外旅行から帰国して2日目と5日目に検査すると良いそうです。その他にも過密な場所に長時間いたりして不安を感じた時に使ってみてください。
明らかにコロナの症状が出ている場合や、濃厚接触者となっている場合はセルフ検査ではなくGGDで検査予約をしましょう。
またセルフ検査でポジティブになった場合はすぐに検査施設で再検査し、正確な検査結果を調べてもらいましょう。
陽性だった場合は隠さずに、家族や直近で会った友人・知人、職場に伝えることが大切です。伝えることでご友人がご高齢の方や基礎疾患がある方に会いに行くのを防ぐ事ができます。
オランダでは各世帯に無料配布している検査キットは2つまでです。オランダ国内の国際空港でも無料で配布しているそうです。
検査キットが足りないときはBolやアマゾンでも購入することができます。
1箱(1回分)で€4くらいです。日本だと1回分で3000円くらいするそうです。オランダでは安く購入できるので気軽に検査することができますね。
気になったら検査、陽性だったら隔離。これで終息できるとありがたいです。
最近のオランダの新規感染者数は、2500人/日の横ばいが続いています。入院患者数やICU患者数がなかなか減少しないので、今後の規制緩和が予定通りに進むのかはまだわかりません。
そろそろ終わる夏休み。ホリデーからの帰国者がしっかりとセルフ検査をしてくれると安心ですね。これからは旅行明けにはセルフ検査が定着するのでしょうか。