ハンガリーの首都ブダペストにあるルカーチ温泉(Szent Lukács Gyógyfürdő)は、ブダペストで最も古い温泉の一つだと言われております。
建物は大きいのですが、温泉が3つ、室内プールが1つ、屋外プールが2つと設備は少なめで、館内表示も英語表記が少ないのですが、€10以下で温泉に入れるリーズナブルな湯屋となっています。
ルカーチ温泉へ行こう!
ルカーチ温泉の歴史
古代ローマ帝国時代にはこの地に原泉が確認されていたらしく、12世紀には病院的な機能を持った温泉療養施設として浴場が建設されていました。
19世紀後半にテルマエ(温泉施設)として再建された当時はブダペストで最もモダンでお洒落な人気スパとなりました。
時代とともに少し廃れた感がありますが今でも地元民の利用率は高いです。
2013年に改装工事が終わったばかりで、新しく綺麗な施設となっています。
ルカーチ温泉の成分と効能
温泉の成分は硫酸塩、カルシウム,、マグネシウム、炭酸水素塩、フッ化物、メタホウ酸等が含まれ、効能は関節痛、関節炎、リウマチ、ヘルニアに効果があると云われています。
硫酸塩や炭酸水素塩を多く含む塩類泉は、「美肌の湯」「清涼の湯」 「傷の湯」「脳卒中の湯」とも呼ばれています。
硫酸塩は、日本だと群馬県・法師温泉、静岡県・天城湯ケ島温泉などが有名で、きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症に効能があります。また飲用では胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘に適しているようです。
炭酸水素塩は、日本だと和歌山県・川湯温泉、長野県・小谷温泉などにあり、きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症に効能があります。また飲用では胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、耐糖能異常(糖尿病)、高尿酸血症(痛風)に適しているようです。
ルカーチ温泉の施設概要
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館内には32、36、40℃の3つのテルマエ温泉があり、うち1つはトルコ風呂をモダンにデザインした浴槽になっています。
テルマエ温泉はあまり広くはないのですが、居心地の良い空間になっています。
プールは屋内外ともに26℃前後の冷水となっていますが、屋外プールの1つは37°C(夏季:35°C)と高めの温度設定になっています。
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屋外プールは四方が建物に囲われた中庭部分となっているので、とても静かで特別な空間の印象があります。
地元の方の利用率が高いので、みなさん静かに入浴されており、リラックスした空気の中で温泉を嗜めます。
とにかく建物が広く、英語案内が少ないので、確実に迷子になる施設です。
ルカーチ温泉はブダペストの中では料金設定が低く€10以下で入浴できる湯屋です。
17時以降の利用でさらに割引、またサウナだけの利用であれば僅か500HUR (約€1.40)で入館できます。
またルカーチ温泉は理学療法施設としても有名で、様々な水中治療コースも揃っています。
営業時間:7時〜19時
平日入場料:3500 HUR (約€9.75)
週末入場料:3900 HUR (約€10.90)
ブダペストカード割引あり
平日17時からの入場料:2600 HUR (約€7.25)
週末17時からの入場料:3400 HUR (約€9.50)
Budapest, Frankel Leó út 25-29, 1023 ハンガリー
Szent Lukács Gyógyfürdő
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ブダペストのガイドブック
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テルマエに訪れる前に読みたい名作テルマエ・ロマエ
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