丸型のエクレアのような中にホイップクリームがたっぷり入っているBossche Bol(ボッシュボール)はクリーム好きにはたまらない一品です。
よく見かけるのはテニスボールくらいのサイズのものですが直径12cmが本場サイズらしいです。
シュークリームのような見た目ですが、シュー生地のようにフワフワ・サクサクしていません。薄い生地にチョコレートがコーティングされているのが特徴です。
テニスボールより大きいサイズ、たっぷりのクリームとチョコレート、食べた後は口も手もベタベタになる上品に食べるのが難しいスイーツです。
オランダのスーパーマーケットで2〜4個入りで販売しています。カフェやレストランではあまり見かけませんが、パン屋さんや洋菓子屋さんにおいている事もまれにあります。
老舗のボッシュボール
ボッシュボールの発祥の地はセルトーヘンボス(’s-Hertogenbosch)です。
セルトーヘンボス駅前すぐのところにあるパン屋さんヤン・デ・グロート(Jan de Groot)はオランダ銘菓Bossche Bol(ボッシュボール)の老舗で、毎日行列ができるほどの人気店です。
直径12cmもあるジャンボシューですが、日本のシュークリームと違うのは生地が薄いところな気がします。チョコレートがソフトなペースト状なのも特徴的で、生地と密着しています。なので生地の存在感は少なく、チョコとクリームを食べているような味わいです。
ヤン・デ・グロートのボッシュボールはスーパーなどで売っているのと違って甘すぎず上品な味わいでとても美味しかったです。
お店には他にも美味しそうなケーキがたくさん並んでいました。
営業時間:8〜18時(日月定休日)
住所:Stationsweg 24, 5211 TW ‘s-Hertogenbosch
URL:bosschebollen.nl/
ボッシュボールの歴史
単数ではBossche Bol(ボッシュボール)、複数形ではBossche Bollen(ボッシュボーレン)とオランダ語では呼びます。
20世紀以前にはボッシュボールに似たものがパン屋で販売されていたそうです。当初はカスタードクリームが詰まったスイーツだったそうです。1920年にホイップクリームを詰めチョコレートでコーティングしたボッシュボールが生まれたんだとか。
発祥には諸説あるようで、今でも様々なレシピがあるそうです。そんな中で本物のBossche Bolとして認められているのはデンボスの老舗ヤン・デ・グロート(Jan de Groot)のボッシュボールだけだそうです。
ヤン・デ・グロートのボッシュボールは丸く、生地が薄く、ソフトなチョコレートなのが特徴です。本場のボッシュボールを食べにデンボスにも訪れてみてください。