バルセロナ観光といえば、サグラダ・ファミリアやグエル公園など、ガウディ建築を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
私も今回の旅行では、ガウディ作品を巡ることを楽しみにしていました。

実際に歩いてみて感じたのは、作品を年代順に巡ると、ガウディの建築が少しずつ進化していく様子が見えてくるということ。
さらに、同じ時代に建てられた建築まで巡ると、バルセロナという街そのものがまるで建築博物館のように感じられました。
この記事では、ガウディ建築を年代順に紹介しながら、バルセロナで一緒に見ておきたい建築や、おすすめの巡り方も紹介します。
ガウディってどんな建築家?

アントニ・ガウディは、19〜20世紀に活躍したスペイン・カタルーニャを代表する建築家です。
代表作のサグラダ・ファミリアをはじめ、バルセロナ市内には世界遺産に登録された作品が数多く残されています。
曲線や自然をモチーフにした独創的なデザインが特徴ですが、実は最初から現在のような建築を造っていたわけではありません。
年代順に作品を見ていくと、装飾や構造が少しずつ変化し、ガウディならではの建築が完成していく流れがよく分かります。
今回はそんな変化も楽しみながら、バルセロナの街を歩いてみましょう。

年代順に巡るガウディ建築
ガウディ建築は、どれか一つだけを見るよりも、年代順に巡ると変化がよく分かります。
初期の作品では比較的シンプルだったデザインが、少しずつ装飾や曲線を取り入れ、最後にはサグラダ・ファミリアへとつながっていきます。
① カサ・ビセンス(1883〜1885年)

ガウディ初期の代表作。
後年の作品に比べると直線的なデザインが多く、中東やイスラム建築の影響も感じられます。
「これもガウディ?」と思うほど印象が違い、ここからスタートすると後の変化がより分かりやすくなります。
② グエル邸(1886〜1890年)

実業家エウセビ・グエルの邸宅として建てられた作品。
豪華な装飾が増え始め、屋上の煙突デザインなど、後のガウディらしさも少しずつ見えてきます。
③ グエル公園(1900〜1914年)

ガウディといえば思い浮かべる人も多い代表作。
自然をモチーフにした曲線やカラフルなタイル装飾など、ガウディ独自の世界観が一気に広がります。
観光客にも人気が高く、バルセロナで外せないスポットです。
④ カサ・バトリョ(1904〜1906年)

建物全体がまるで生き物のよう。
波打つ外壁や骨を思わせる柱など、自然を建築へ落とし込む表現がさらに進化しています。
昼と夜で雰囲気が変わるのも魅力です。
⑤ カサ・ミラ(1906〜1912年)

直線をほとんど使わず、岩山のような外観が印象的。
屋上には独創的な煙突が並び、現在見ても近未来的なデザインに驚かされます。
ガウディ建築の完成形の一つともいえる作品です。
⑥ コロニア・グエル(1898〜1914年)

バルセロナ郊外にある、ガウディの実験的な教会。
実際には未完成ですが、ここで試された構造やデザインは、後にサグラダ・ファミリアへと受け継がれていきます。
少し足を延ばす必要はありますが、年代順に巡るならぜひ訪れたい場所です。
⑦ サグラダ・ファミリア(1882年〜現在)

ガウディ建築の集大成。
これまでの作品で積み重ねてきた曲線や自然、光、構造など、すべてが詰め込まれています。
年代順に巡ってから訪れると、「あ、このアイデアはここから来ているんだ」と気付く場面も多く、感動がさらに大きくなりました。
Coming soon,
ガウディ建築を年代順に巡るだけでも十分面白いのですが、バルセロナには同じ時代に建てられたモダニズム建築も数多く残っています。
次は、ガウディとあわせて見ておきたい建築を紹介します。
ガウディだけじゃない
ガウディ建築を巡っていると、ついガウディ作品ばかりに目が行きがち。
でも実際に歩いてみると、バルセロナの魅力はそれだけではありませんでした。
同じモダニズム建築が街のあちこちに残っていて、街全体がまるで建築博物館のように感じられます。
サン・パウ病院

世界遺産にも登録されている旧サン・パウ病院。
病院とは思えないほど美しい建築で、色鮮やかなタイルや装飾が印象的です。
サグラダ・ファミリアから徒歩で行けるため、一緒に巡るのもおすすめです。
カタルーニャ音楽堂

こちらも世界遺産に登録されているモダニズム建築。
外観だけでなく、ステンドグラスが彩るホールも見どころです。
ガウディとはまた違った美しさがあり、同じ時代の建築を見比べると、バルセロナの建築文化の豊かさを感じられます。
ガウディ作品だけを巡るのも十分楽しめますが、少し視野を広げてみると、バルセロナには世界的な建築家たちの作品が数多く残っています。
建築好きならもちろん、普段あまり建築に興味がない方でも、街歩きをしながら眺めているだけで十分楽しめるはずです。

最後はモンジュイックから街を眺めよう

ガウディ建築を巡った最後におすすめしたいのが、モンジュイックから街を眺めること。
高台から見下ろすと、バルセロナの街並みが一望できます。
遠くにはサグラダ・ファミリアも見え、「あそこも歩いたな」と、旅を振り返るような気持ちになりました。

建物を一つひとつ見学するのも楽しいですが、高い場所から街全体を眺めると、バルセロナという都市そのものが計画的に造られたこともよく分かります。
ガウディ建築だけでなく、街並み全体まで含めて楽しめるのが、バルセロナ観光の魅力でした。
ガウディ建築を年代順に巡るおすすめモデルコース(3日間)
ガウディ建築は市内各地に点在しているため、ゆっくり巡るなら3日間ほどあると安心です。
年代順に見ていくことで、ガウディの建築が少しずつ進化していく様子も感じられます。
【Day1】ガウディ初期〜中期の作品を巡る
- カサ・ビセンス
- グエル邸
- グエル公園
- カサ・バトリョ
- カサ・ミラ
ガウディ初期の作品から、独創的な曲線や自然を取り入れた代表作まで、一気に変化を楽しめる1日です。
1箇所の所用時間は1.5〜2.5時間くらい。全部を巡るのはかなりハードなので、館内まで入って見学するのは3箇所くらいがいいと思います。
【Day2】サグラダ・ファミリアへつながる建築を巡る
- コロニア・グエル
- カタルーニャ音楽堂
- サン・パウ病院
- モンジュイック
午前中は郊外のコロニア・グエルへ。
サグラダ・ファミリアにつながる実験的な建築を見たあと、市内へ戻って同時代のモダニズム建築を巡ります。
最後はモンジュイックから街全体を眺めると、これまで歩いてきたバルセロナを違った視点から楽しめます。
【Day3】サグラダ・ファミリア
- サグラダ・ファミリア
ガウディ建築巡りの最後は、ぜひサグラダ・ファミリアへ。
おすすめは朝一番の入場です。
朝の柔らかな光がステンドグラスを通して差し込み、幻想的な空間が広がります。
人気の時間帯はチケットが早く埋まってしまうこともありますが、それでも朝の時間帯を選ぶ価値は十分にあると感じました。
年代順に作品を巡ったあとだからこそ、これまで見てきた建築のアイデアがサグラダ・ファミリアへとつながっていることにも気付きやすくなります。
チケットは事前予約がおすすめ
サグラダ・ファミリア、グエル公園、カサ・バトリョは人気が高く、特に観光シーズンは当日券が売り切れていることもあります。
旅行の日程が決まったら、事前予約をしておくと安心です。
また、市内交通と人気観光施設がセットになったシティーカードなどもあるので、複数の施設を巡る予定ならチェックしてみてください。
建築巡りならメトロ駅近くのホテルがおすすめ
バルセロナ観光なら旧市街に泊まるのが便利ですが、ホテル代は少し高め。
今回実際に巡ってみて感じたのは、メトロ駅の近くに宿泊すれば十分便利ということでした。
1日乗車券やシティーカードを利用すれば、市内の移動はとてもスムーズ。
宿泊費を少し抑えながら、効率よく建築巡りを楽しめます。
まとめ|ガウディ建築を年代順に巡る楽しさもある

今回、ガウディ建築を年代順に巡ってみて感じたのは、作品を一つだけ見るよりも、流れで見る方がずっと面白いということでした。
初期の作品から少しずつ変化していき、コロニア・グエルを経て、最後にサグラダ・ファミリアへ。
建築が少しずつ進化していく様子を、自分の目でたどれたのはとても印象に残っています。
そして、ガウディだけでなく、サン・パウ病院やカタルーニャ音楽堂など同じ時代の建築まで巡ることで、バルセロナという街そのものが建築博物館のように感じられました。
ガウディ建築を巡るなら、ぜひ年代順という視点でも楽しんでみてください。
建物同士のつながりが見えてきて、きっとバルセロナ観光がもっと面白くなると思います。
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