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【オランダ】マルケン島へバス旅・何もしないで楽しむ休日(前編)

オランダを観光
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アムステルダムからの日帰り旅行記第4弾。

 

今回はアムステルダムからのバス旅で訪れるマルケン島と港町フォーレンダムです。

特に目的があるわけでなく、ただフラッと訪れて、いつもと違う景色の中でランチを食べてブラブラして帰るだけの、何もしない休日を過ごしてきました。

 

せっかくの海外旅行・海外生活だから予定をがっちりたてて観光する休日を過ごすことも多いのですが、たまには全く何にも考えずにブラっとランチを食べに行く休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

起きて着替えて「さてランチでも食べに行くかな」っと、事前予約も下調べも何もせずに、のんびりとした1日を過ごしてリフレッシュしてみましょう。

 

 

週末にマルケン島と港町フォーレンダムの2つの町へブラっと訪れてきました。前編はマルケン島のお話です。

記事内の料金や時刻表などは2021年の9月の情報です。

 

 

 

 

小さな島のマルケン

アムステルダムの東には大きな湖のマルケン湖(Markenmeer)があります。このマルケン湖に浮かぶ小さなマルケン島は本土とつながる堤防が1957年に建設され、堤防の上に道路が作られたことで本土からマルケン島まで陸続きとなりました。今では車やバスでマルケン島まで訪れることができます。

今でこそ道路でつながっているので何時でも行き来できるマルケン島ですが、かつては船でしか従来ができませんでした。

またマルケン島の地盤はとても軟弱で、堤防ができる前は水害も多かったようです。そのためか、現在でもマルケン島の居住者は少なく、自然豊かな島となっています。

 

 

 

 

アムステルダムからマルケン島へ

アムステルダムからマルケン島までは315番のバスで訪れることができます。

ただこの315番のバスはアムステルダム中央駅を通りません。マルケン島へと訪れるには地下鉄南北線のアムステルダム・ノード駅(Amsterdam Noord)が315番バスの始発停留所となっています。

 

アムステルダム中央駅からノード駅までは地下鉄(N52)で2駅、約5分です。初めて降り立ったノード駅、新しい駅なので綺麗でした。

駅の改札を抜けるとバスターミナルAとバスターミナルBの2つの出口がありました。

マルケン島行きのバスはバスターミナルAになります。

 

マルケン島行き315番バスの時刻表がインターネットでは様々な時間が表示されて正確な出発時間がわからなかったのですが、バスターミナルにあった時刻表を見ると1時間に4本ほどあるようです。思ってたより頻繁にありました。(日曜日のみ1時間に2本なようです。)時間を気にしないで訪れても、待ち時間は最大15分なのは便利です。

 

時間ぴったりにバスが来ました。始発なので好きな席に座れました。アムステルダム・ノード駅からマルケン島までは約30分のバス旅です。車酔いしやすいので正直バスが苦手なのですが30分なら耐えられるかなとチャレンジしてみました。

 

このマルケン島行きの315番バスは、牛や馬が放牧されているのどかな風景の中を走ってゆくのですが、途中にモニキンダム(Monnickendam)という町中の停留所をグルグルと巡回しながら通過します。このモニキンダムの町がとにかく揺れるので、車酔いしやすい方には地獄の10分間になります。

 

ねずくん
ねずくん

途中下車しようかってくらい揺れました。朝食を抜いてきて良かったです。

 

モニキンダムを抜けると堤防の道路を走ること約5分くらいでマルケン島に到着です。

 

 

 

 

マルケン島の木靴工房へGO!

マルケン島に上陸して最初のバスの停留所マルケン・セントラル(Marken Centrum)で下車しましょう。この次のMarken Minnewegが終点の停留所ですが、観光するにはCentrumで降りた方が便利です。

 

降りたところでセントラルな感じがゼロなのですが、まずは白い橋を探しましょう。ここが観光地の入り口になります。

 

そして橋を渡ってすぐ左にあるのが木靴工房です。オランダの伝統木靴を見たり履いたりできます。

そしてこの木靴工房が観光案内所的な役割を持っていました。マルケン島から港町フォーレンダムまでのフェリーのチケットがここで購入できます。

 

フェリー乗り場でもチケットが購入できるのですが、木靴工房でチケットを購入すると様々なクーポン券をくれました。そしてレジのお姉さんがとても美人で親切でフレンドリーです。(ちなみにフェリー乗り場のチケット売り場のお兄さんはとても無愛想でした。)

 

クーポン券はランチが€1.5割引、アップルパイとコーヒーが€1割引、チーズが€2.5割引、民族衣装を着ての記念写真が€1.5割引と、観光地っぽいラインナップです。

ちょうどお昼頃にマルケン島に着いたので、ランチを食べたいと思っていたのでランチのバウチャーが貰えたのはラッキーでした。

木靴工房 Wooden Shoe Factory Marken 概要(2021年9月現在)
営業時間:9〜18時
フェリー料金:片道€8.75
住所:Kets 52, 1156 AX Marken
木靴工房ウェブストア:Souvenirs.com
フェリーのオンラインチケット:Markenexpress.nl

 

 

 

 

マルケン島の港へGO!

木靴工房でチケットを買ったり写真を撮ったりしたら、次はマルケン島の港まで町歩きです。といっても歩いて5分ほどの道のりなのですが、この通りには伝統的なマルケン島の住宅が集まっています。緑色の外壁にオレンジ色の瓦屋根、お庭の手入れも行き届いていて写真映えする素敵な住宅地です。

 

ほぼ一本道なので迷うこともありません。ステキな住宅を眺めながら歩いていると目の前に港が広がってきます。

 

 

 

マルケンの港を散策

マルケンの港は大きくありません。全長250mくらいのコジンマリとした田舎の漁港見たいな感じす。港を囲うようにお土産屋さんやレストランが集まっています。

 

キベリング(魚のフライ)の屋台も出ていたので、港を散策しながらの食べ歩きもありです。

 

お土産屋さんにはマルケンと関係あるのか無いのか分からない品々も売っていて可愛らしかったです。

 

港の先端にはオブジェもありました。調べたら洪水被害者の追悼碑なようです。溺れた方達の手を表現しているのかと思うと、なんとも言えない悲しいオブジェでした。

 

港から歩いて5分くらいのところにマルケン博物館もありそこではマルケンの歴史や民族衣装などを見ることができるそです。今回はパスしましたがよかったら足をのばしてみてください。

 

 

 

 

マルケン島の港でランチタイム

マルケン島に到着したのがお昼時だったので、さっそく貰ったクーポンを使ってランチしました。港に面したレストランTaverne de Visscherでランチのバウチャー(またはアップルパイのバウチャー)を利用することができます。

 

レストランTaverne de Visscherはマルケン島で一番古い居酒屋さんだそうで、歴史ある建物で食事をとる事ができます。店内に飾られている木造船模型は創業者のコレクションだそうです。

 

歴史ある建物ですが天気が良かったのでテラス席でいただきました。テラス席は港や船を見ながら食事を楽しめます。

港町なのでサーモンやマグロ、ウナギなどの魚系のサンドイッチのメニューが豊富でした。

伝統スモークサーモンのサンドイッチとレモネードで(€1.50割引されて)€12.50と、大満足なランチを堪能することができました。アムステルダムで食べたら20ユーロくらいしそうなクオリティーで美味しかったです。

 

ちなみにアップルパイとコーヒーをバウチャー利用で食べると€5.50〜でオヤツタイムができるようです。(コーヒーの種類で値段が異なります。)

 

Taverne de Visscher 概要(2021年9月現在)
営業時間:10〜21時
住所:Havenbuurt 22, 1156 AM Marken
Taverne Visscher.nl

 

 


 

 

マルケン島からフェリーで港町フォーレンダムへ

マルケン島はとても小さい島ので観光(町歩き)は1時間で終了してしまいます。このままバスで帰ることもできますが、腹ごなしの散策でフォーレンダムにも訪れてみました。

フォーレンダムはマルケン島から肉眼でも見える対岸の港町です。約30分ほどの船旅でフォーレンダムまで訪れる事ができます。

 

フェリーは45分間隔で出港していて、チケットには時間指定がないので好きな時間に乗れます。また自転車も運ぶ事ができます。(別途料金)

ちょうどランチを食べているときに出港した13:30発の便は比較的空いていました。その次の14:15の便に乗船しましたが、そこそこ混雑していたのと、自転車込みで乗船する方が多くて15分遅れで出港しました。

 

 

 

食後にゆったりとフェリー移動は、心地よい風と揺れがあいまって、最高のリラックスモードでした。

 

ハリさん
ハリさん

後半のフォーレンダムの情報はこちら!

 

 

 

 

マルケン島のおまけ

マルケン島をぐるっと周って灯台を見に行くサイクリングルート(約45分)があるようです。フェリー乗り場に自転車レンタル3時間で€7.50とありました。

レンタル時間が3時間もあれば島一周もできそうです。

サイクリングルート・マップ >>

 

 

マルケンまでバスで訪れてランチを食べて帰るだけでも充実した休日になるくらい和やかな町でした。

のんびりした時間の流れを感じに訪れてみてはいかがでしょうか。