公式的には今から400年前にチーズ運搬組合を設立したアルクマール。
一説では650年前にはアルクマールの広場でチーズの卸売が行われていたとも云われています。
そんなチーズ市場の本拠地アルクマールでは毎年4〜9月の毎週金曜に広場でチーズマーケットが開催されています。
そして夏休みシーズンの7月と8月限定で火曜の夜にも同広場でチーズマーケットが開かれています。
平日の日中がお仕事の方でも、火曜の仕事帰りに立ち寄れるような時間設定の夜のチーズマーケット。
仕事終わりにブラっと訪れてみました。
アルクマールのチーズマーケット
オランダを代表するチーズマーケットはアルクマール、ゴーダ、エダムと3つあります。
その中でもアルクマールのチーズマーケット(Alkmaar kaasmarkt)はオランダ最大のチーズマーケットで、毎年世界各地から数千人の観光客が訪れます。
開催期間:3月29日〜9月27日・毎金曜日
時間:10〜13時
ナイトマーケット:7月〜8月末・毎火曜日
時間:19〜21時
MAP:Houttil 26, Alkmaar
URL:Alkmaar kaasmarkt
チーズマーケットでは昔のチーズ市場の様子を再現しています。しかしイベントといえども使われているチーズは本物です。
会場ではチーズを投げて渡す様子など、当時のリアルな市場の様子を見ることができます。
チーズを運搬するソリは2人で運びます。腰を痛めないように専用のベルトを肩からかけ、ベルトにつながっている紐をソリに引っ掛けて持ち上げます。
1つのホールチーズの重さが5kgくらいはあるので、1つのソリに約40kgのチーズをのっけていました。
チーズマーケットの会場となる広場にはワーグ(Waag)と呼ばれる計量所が今でも残されています。広場ではチーズをのっけたソリをワーグまで運ぶ様子が繰り広げられます。
ワーグの中では運ばれてきたチーズの重さを伝統的な軽量器を使って計測しています。チーズマーケットが開催される日はワーグの中も覗けるようになってました。
民族衣装の売り子さんからチーズを購入することもできます。数種類のチーズとアルクマールのお土産が限定デザインの保冷バックに入ってるお得なパック販売でした。お土産に良さそうな感じです。
夜のチーズマーケットは日中開催に比べると少しだけ規模が小さいかもしれませんが、そのぶん観光客も多すぎないので最前列でイベントを見ることができました。
民族衣装のお姉さんと写真を撮ったり、ソリに乗って運ばれてみたり、とより近くでイベントに参加できる機会が多いのが夜のチーズマーケットのメリットかもしれません。
オランダの夏は日が長いので、夜20時過ぎでも日中のような明るさの写真が撮れました。
そしてアムステルダムからアルクマールまでは電車で約40分。日が沈む前に帰路に着くことができます。
マーケットのマーケット
チーズマーケットが開催されている日だけ広場にはマーケット(露店)が出店しています。お土産用のチーズは露店でも購入することができます。
ホールが大きいチーズは欲しい量だけグラム買いできます。大きなチーズナイフでカットしてるのを初めて見ました。
チーズ屋さんのお隣にはチーズトースト屋さんがでてました。見てるだけでお腹が空いてくるお店です。
もちろん買いましたw。焼きたてです。パンはサクサク、チーズはトロトロビヨーンで完璧でした。
そのお隣には食後のデザートも用意されています。
マーケットを見て、マーケットで食べてと、プチ夏祭り感が味わえる夜のチーズマーケットでした。
夏の夜にブラっと訪れるのにおすすめです。