オランダ風車のナンバーワン観光地キンデルダイク(Kinderdijk)。
ここの風車は1997年に『キンデルダイク・エルスハウトの風車網』として、
ユネスコ世界遺産に登録されています。
レク川とノールト川に挟まれた土地のキンデルダイクは、13世紀より干拓地として開拓されました。
当時は堤防や運河が建設され、土地に溜まった水を干潮時に川に排水するシステムでした。
しかし長い年月とともに地盤沈下や川の水位の上昇があり、排水がうまくいかなくなっていきました。

1421年には嵐により川が氾濫し、多くの人が流されてしまう災害があったそうです。
その大洪水の翌日、まだ水浸しの村のあちこちに揺り籠がプカプカと浮いていて、中の赤ん坊が元気に泣いていたとうい伝説があります。
子どもたちを守った揺り籠を堤防と例え(堤防は村を守る要)、
”子どもたちの堤防”という意味のKinderdijkという村名が着いたと云われています。
大洪水のあとも様々な方法で干拓地の排水を試みましたが、地盤沈下は止まりませんでした。
のちに19基の風車が建てられたのは1740年代のことです。
風車により過剰な水位は排水し、干ばつ時には逆に水を取り込むシステムが可能となったのです。

1868年には風車の安定した稼働を求め、蒸気ポンプが開発され、
1924年にはディーゼルポンプが作られ、より便利な風車へと生まれ変わっていきました。

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これらの歴史の中に見える水処理技術、この技術に関連する堤防、貯水池、ポンプ場、管理棟、そして美しく保存された一連の風車が讃えられて世界遺産に登録されているのは言うまでもありません。

オランダの土地そのものの歴史、技術、文化、風景が見られるキンデルダイク。
近年観光客が増加に伴い近隣からの苦情が相次いでいるらしく、ゆくゆくは立入りできなくなるかもしれないらしいです。

Kinderdijk (2019年1月現在)
3月から10月 9〜17:30時
11月から2月 10~16:30時
風車内部見学 €8.00
ミュージアムカード不可
Nederwaard 1, 2961 AS Kinderdijk, オランダ
Kinderdijk

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