筆者はなんでも食べる雑食です。しいて言えばお米とお肉が大好きです。
しかしオランダに来てからベジタリアンの方やビーガンの方に会うことが多くなりました。
日本にいた頃からベジタリアンの知人はいたので偏見はなかったのですが、ベジタリアンとビーガンって何が違うのか、厳密には知りませんでした。
オランダでは飲食店のメニューやスーパーの商品でベジタリアン表示やビーガン表示をよく目にします。最近はグルテンフリー表示も多いです。
自分に関係ないと学ぶ機会がないものですが、だからと言って無知だと友達と食事しているときに「これってビーガン？」などと聞かれて「どーだろか？」と戸惑うこともあります。
知っといて損はないので、ベジタリアンとビーガンについての豆知識程度にまとめてみました。
ベジタリアンとは
Vegetarianは直訳すると「菜食主義者」です。
穀物、キノコ、海藻、果物、野菜、豆類を中心に食事をとります。
基本的に動物のお肉を食べません。
中には動物製品（牛乳など）も食べない方もいます。
お肉は食べないけれど、魚は食べる方もいます。魚は食べる方はペスカタリアンと呼ばれるそうですが、ベジタリアンっていう方が多いです。
オランダの多くのレストランにはベジタリアン料理が多いので、一緒に外食をする時はそこまで気遣いなく楽しめます。
ただし日本の加工食品には魚のすり身が使われてることが多いので、魚も食べないベジタリアンの方と日本食を食べる時は（または手料理を振る舞うときは）、すり身が入っているかの確認が必要です。
ビーガンとは
Veganは「脱搾取主義」とも言われ、「動物からの搾取、及び動物への残酷な行為の排斥に努める哲学と生き方を表す」そうです。（wikipediaより）
お肉だけではなく、乳製品や卵、油などの動物性製品を食べない方たちです。
コーヒーに入れるミルクや、パンに使われているバターなども植物性由来の物でなければならないので、一緒に外食する時はビーガン・レストランなどが良いでしょう。
ビーガン料理は経験がないと作るのも大変なので、ご自宅へ食事に招待する時はビーガン・レストランのテイクアウトなどがおすすめです。
厳密にいうとベジタリアンとビーガンの間に、何を食べて何を食べないかによる何段階ものジャンル分けや、呼び方分けがあるそうなのですが、そこまで分けて呼んでる人はあまり見かけません。
ベジタリアンとビーガンの違いが分かってれば、あとは「これは食べれる？」など聞けば一緒に食事も楽しむ事ができると思います。
「食べれる？食べれない？」を聞くのは失礼にはならないです。逆に知らないまま食べさせてしまった方が問題になったりしますので気をつけましょう。
グルテンフリーとは
最近多いのがグルテンフリー食品。
グルテンフリーとは「小麦をはじめとした穀物のタンパク質の主成分であるグルテンを除去した食事のこと」です。（wikipediaより）
近年、グルテンフリー食品は健康に良い、ダイエットになるなどと注目を集めたため健康志向の方にグルテンフリーを好む方が多いです。
実際に便秘や下痢の解消、腸内環境の改善などの効果があるそうです。
気をつけたいのが、健康志向派でグルテンフリーを選ぶ方もいれば、グルテンアレルギーの方もいることです。アレルギーの場合は小麦製品などを摂取できないので、食べられる食品が限られています。欧米ではグルテンアレルギーの方が多いので、初めて一緒に食事をする時はアレルギーがないかをさりげなく聞くことも多いです。
知らない世界を知るのは発見
最近は日本でもベジタリアンが増えてきてるのでしょうか？分からないけれど、ベジタリアンでもビーガンでも肉食派でも何も変わりません。偏見は不要です。
オランダのスーパーやレストランではベジタリアン食品は当たり前にあり、最近はお洒落なビーガン・カフェなども多くあります。
ビーガン用の豆腐で作ったお肉風の料理など、知らずに食べればチキンにしか思えない加工技術はすごいです！
筆者は自分で好んでビーガン食品は買わないですが、ビーガン料理も美味しいお店があるので、オランダで知り合った友人がビーガンでも一緒に外食を楽しむ事ができます。
普段食べない食材を使っていたりして、新しい発見があるかもしれません。おすすめのビーガン料理を訪ねるとモノすっごい教えてくれることが多いので話も盛り上がります。
口に合う合わないはあるかもしれませんが、インスタ映えするような素敵な料理もあるので、機会があったらベジ料理も試してみてください。
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