アムステルダムから東に約15kmのところにある小さな要塞村のマウデン。
オランダ語でMuidenと書き、日本語ではマウデン、マイデン、ムイデンなどと多表記されますが、マウデンが最も発音に似ているかなっと感じたので、ここではマウデンで統一して書きたいと思います。
マウデンは歴史ある町で、19世紀後半にはアムステルダムの防塞線(Stelling van Amsterdam)と呼ばれる要塞群の1つとして、戦争からアムステルダムを守る町でした。
とても小さな町なので、半日でも十分に観光できるコンパクトさがあります。パンパス砦の観光と合わせて1日で堪能できる日帰り旅行スポットな町マウデンの見どころをご紹介します。
マウデンの観光スポット
マウデン城(Muiderslot)
マウデンに訪れたなら立ち寄りたいのがマウデン城です。オランダで最も有名な城の1つで、中世を舞台にしたテレビ番組などの多くのメディアで取り上げられています。
700年の歴史あるお城で、その形がまさにお城らしいお城。ゲームのアイコンのような建物がとても魅力的です。館内は博物館になっており甲冑を見たり着たりすることもできます。
お城の周りは庭園になっており、夏休みにはお城の周りでキャンプができたり、様々なイベントやワークショップが開催されているそうです。
マウデンの水門(Groote Zeesluis Muiden)
マウデンの町の中心にある水門は、洪水から町を救うために1674年に建設されました。
今では水位が安定していますが、かつてはこの水門で水位の高さを調整していたため、船舶を通過させるために水を調節する閘門(こうもん)の役割がありました。
今でも大型船が通るたびに橋の旋回を手動で行っているため、この水門を見にくる観光客も多いです。
※閘門とは…高低の差の大きい水面で、船舶を昇降させるための装置
水門周辺にカフェやレストランが集まっています。ランチや軽食はこの辺りでとると水門の開閉を見ながら食事がとれます。
ビジターセンター(Museum Muizenfort)
マウデンの観光案内所ではマイデンの歴史を学べる動画(オランダ語)などを見ることができます。またマウデン周辺の情報や観光スポットなどの情報収集ができる場所です。
施設の前に駐車場と給水場がありました。
マウデンの伝説と人魚
<photo by wikipedia>
マウデンの市のマークは人魚です。マウデンには人魚が現れた伝説があり不思議な予言が伝えられています。
伝説は、漁師が人魚を捕まえましたが、人魚は地上で1時間以上は生きられないので海へと解放した話なようです。物語の中で人魚が海絵と帰るときに「マウデンの地は重要な都市に発展することはないけれど、滅びる事もない町になるだろう」と人魚が歌ったそうです。人魚の予言通り、マウデンの町は戦争や争いで滅びることはありませんでした。
って話が言い伝えられているようです。
アムステルダムからマウデンへ
アムステルダム中央駅からスプリンターでWeespまで行き、そこから110番のバスで4駅ほど、所要時間約1時間弱でマウデンまで訪れることができます。
またはアムステル駅から322番のバスで20分+徒歩20分でも行けそうです。
自転車でも約1時間ほどで訪れることができます。
アイ湖ぞいの自転車道がものすごく田舎道で、牛や羊や山羊が多発して楽しいサイクリングになりますよ。