オキシトシンというホルモンは「安らぎを与える癒しのホルモン」と呼ばれ、動物と触れ合うことでも分泌が促進されるそうです。
日本では様々な種類の動物カフェがあるようですが、オランダではまだそこまで普及していません。そんなオランダでも唯一ネコカフェは国内に数店舗あります。
ざっくり調べたところ、アムステルダム、ハーレム、アルメール、ライデン、ロッテルダムなどと大きい都市に1店舗は猫カフェがあるようです。
メンタル疲れを癒しにアムステルダムで人気の猫カフェKattencafe Kopjesへと訪れてみました。動物の癒しを求めている方は参考にしてみてください。
Kattencafe Kopjes(カッテンカフェ・コッピェス)は、フォンデルパークとウエスターパークのちょうど中間、アムステルダム・ウエストにあります。住宅街にひっそりとあるカフェなため、知る人ぞ知る的な佇まいです。
こちらの猫カフェはクラウドファンディングによって資金を集め2015年にオープンしたお店で、オランダ初の猫カフェです。
お店に入ると7匹のネコ様がお出迎えしてくれます。こちらの猫さんは保護猫で、中には怪我をしている猫ちゃんもいました。警戒心が高く人に近づいてこない猫もいれば、自分から近寄ってきてくれたり、隣で寝てくれる猫ちゃんもいます。それぞれが個性的で気まぐれ屋さんなので、キャットタワーの上方で寝たまま動いてくれない時もありますが、そっと近づいたら撫でさせてくれるネコさんもおりました。
入り口にいるお姉さんがオーナーさんで一人でお店を運営しているようです。時間がある時は店内で猫ちゃんのお話をしてくれます。
店内は清潔感があり、ネコさん達のトイレは別部屋にあるなどの衛生上の管理もしっかりしています。また注文した飲み物や料理を猫さんが食べることもありません。(餌やりは禁止されています。)美味しいコーヒーを飲みながらお喋りしたり、ボーッとして過ごして、寄ってきた猫ちゃんと遊んだり撫でさせてもらったりできる癒しのカフェになっています。
壁や天井のあちこちに猫さん用のタワーや通路が設置されており、そこを忍者のようにスルスルと動き回る姿を眺めているだけでもリフレッシュできました。
猫さんと楽しく充実した時間を過ごすためにいくつかのルールが設定されています。入店時にも伝えられますが、ここにもメモしておきます。
- 入店するときに手を消毒する
- 猫の抱っこはNG
- 寝ている場合は起こさない(優しく撫でるのはあり)
- 撫でて嫌がったらやめる
- 餌をあげない
- 写真はOKだけどフラッシュはNG
猫にストレスを与えないために細かいルールが設定されています。初めて猫と触れ合う方は猫が嫌がっているジェスチャーなどをお姉さんに教えてもらいましょう。
ソファー席が充実した居心地のいい店内ですが、最大で6グループくらいしか入れないので事前予約をお勧めします。週末などの混雑時は次のお客さんが来るまでの時間制(1時間半)となっています。
居心地が良くリラックスできる空間だったので、コーヒー飲みながらウトウトしてしまうようなお店でした。猫さんが寝てるのを見ていると眠くなります。オキシトシン全開でホッコリした気分で帰路につけました。動物最高です。