オランダではミュージアムカードを持っていると多くの美術館や博物館に無料で入場することができます。
しかしミュージアムカードの年会費はそこそこするので、筆者はミュージアムカードの期限が切れても更新はせずに、次に行きたいミュージアムを発見した時に改めて購入するようにしています。数ヶ月のミュージアムカード休み期間を経てから新しいカードを購入することで多少ですが節約しております。
そんなミュージアムカード休み期間中でも楽しめる無料のギャラリーをまとめました。
アムステルダムの無料のミュージアム
「ミュージアムカードを購入しても使わないかも」または「ミュージアムはハードルが高いかも」と思っている方、カードがないけどアートに触れたい方、観光のあいまに鑑賞したい方でもフラッと立ち寄れる、アムステルダムの無料のギャラリーとミュージアムをご紹介です。
現在は6ヶ所。今後に新たに発見したら追記していく予定です。
食べ物:チーズミュージアム
アンネ・フランクの家のご近所にあるチーズ博物館(Amsterdam Cheese Museum)では、チーズの歴史や製法、伝統的な計量道具などが展示してあります。
メインはチーズのお土産屋さんなので展示エリアは少ないですが、チーズの歴史を少しだけ学びながらオランダの様々なチーズを試食でき、お土産に購入もできるチーズ学入門編のミュージアムです。
ゴーダやアルクマールなどのチーズの街まで観光に訪れる時間がない方にもお勧めです。
営業時間:10〜19時
住所:Prinsengracht 112, 1015 EA Amsterdam
URL:CheeseMuseum.com
ゲーム:チェス博物館
ライツェ広場のご近所にあるカジノやレストランが集まる広場(Max Euweplein)には屋外チェス盤があり、時々ここでチェスをしている方をお見かけします。
このMax Euweplein(マックス・エーワ広場)はオランダ数学者でチェスの世界チャンピョンだった方のお名前からつけられています。
広場の横にあるチェス博物館(Chess museum)ではマックスさんの偉業やチェス技術、そして世界のチェス盤などが展示されており、無料で鑑賞することができます。
営業時間:火〜金曜12〜16時
住所:Max Euweplein 28HS, 1017 MB Amsterdam
URL:Chessmuseum.nl
建築:公文書館
アムステルダムの歴史的文献などを保管するアムステルダム公文書館(Stadsarchief Amsterdam)は企画展を除いて無料で入場できます。
宝物部屋と呼ばれる展示室ではアムステルダムの歴史に関する絵画や写真、アムステルダムの街が出来上がるまでの動画などを閲覧することができます。
ミュージアムショップの品揃えが良いのでミュージアムグッズのショッピングでも楽しめる穴場スポットです。
動物:ネズミのおうち
北教会のご近所にあるネズミのお家(Het Muizenhuis)ではネズミの生活を覗くことができます。
中に入るとたくさんのネズミさんが住むマンションの様子を覗くことができます。興味深いのはインテリアが多文化のデコレーションなことです。アムステルダム同様に移民が多いのような印象があります。
椅子や食器棚などの家具から、小さなカップや本まで精巧に作られています。一部屋ごとに物語があって、今にもネズミさんが話しかけてきそうです。
とても可愛らしいドールハウスのギャラリーでお子様と一緒に楽しめると思います。
動物:猫シェルター
運河に浮かぶ猫専用ボートプージェンボート(Poezenboot)には保護された野良猫さんが住んでいます。
ボート見学を無料公開しており、誰でも猫ちゃんたちに会うことができます(要事前予約)。警戒されたり、触られるのを嫌がる猫さんもいますが、中には人懐っこい猫や撫でさせてくれる猫ちゃんもいました。
国や自治体からの援助がないためボランティアと寄付金のみで運営しているシェルターですので、訪れた時は寄付金をお願いいたいします。
ギャラリー通り
ミュージアム広場から国立美術館のギャラリートンネルをくぐり、大通りを渡って真っ直ぐ伸びるニュー・スピーゲル通り(Nieuwe Spiegelstraat)には、小さなギャラリーやアンティークショップが集まっています。
購入もできますが、ふらっと入って見て出るだけでもOKなので、筆者もお気に入りのギャラリー通りです。様々なジャンルのアートがあるので、ギャラリー初心者の方でも楽しめると思います。
アンティークショップやデザインショップ、古着屋さんもあるのでお買い物も楽しめちゃいます。