オランダで入手可能なアロールート粉というデンプン粉からわらび餅を作る事ができるという記事を見かけたので作ってみました。
そしたら関東風くず餅ができました。
偶然の産物ですが美味しかったので作り方をまとめました。
くず餅を作ろう
日本の伝統和菓子の1つであるくず餅は、実は関東と関西で別物なんだそうです。
関東の久寿餅はデンプンを発酵させた白っぽい餅で、関西の葛餅は葛粉を加熱した透明な餅だそうです。
関東圏出身の筆者が想像していたくず餅は、前者の白っぽい餅タイプの久寿餅です。
オランダでわらび餅を作ってるつもりが久寿餅の生成に成功しました。
準備するもの
必要な材料はアロールート(Arrowroot)という粉末です。
アルバート・ハイン(Albert Heijn)やユンボ(Jumbo)で取り扱いがあるそうですが、我が家の近所のスーパーマーケットは店舗が小さいからか置いてませんでした。
オーガニック食品専門店のエコプラザ(Ekoplaza)で見つける事ができました。150gで3.50ユーロでした。
また健康食品店ホーランド&バレット(Holland and Barrett)でもアロールートの取り扱いがあります。
材料:アロールート粉
アロールート(Arrowroot)とは和名でクズウコンと呼び、日本では沖縄県の一部で栽培されているそうです。
葛粉は豆科の植物ですが、クズウコンは生姜科の植物で、根っこの部分からとれるデンプンがアロールート粉です。
アロールート粉はデンプンの粉なのでコーンスターチや片栗粉のような性質があります。
またアロールート粉にはカリウムや鉄分、ビタミンBが含まれているので、他のスターチよりも栄養価がある健康食品です。アロールート粉を使ってくず餅を作ったら夏バテ対策になりそうです。
調理
料理のできない筆者でも簡単に作れそうなアロールート粉でつくるわらび餅のレシピを参考に作ってみたら、くず餅っぽいものができました。
作り方1:計量
必要なものはアロールートと砂糖と水だけです。アロールート粉1に対して水4の1:4の割合です。
アロールート粉1瓶が150gだったので3分の1の量を使いました。
アロールート粉50gに対して水200mlです。
砂糖はアロールート粉100gに対して30〜100gと幅が広かったので、最小量で15g加えました。
作り方2:混ぜる
全部の材料を鍋に入れてダマにならないように混ぜます。
作り方3:加熱する
鍋を火にかけて、混ぜながら強火で加熱します。30秒くらいで固まりができてきました。そしたら中火にします。
中火のまま混ぜ続けるとオモチのようになってきました。
透明感があるオモチになったら火をとめます。
火を止めたら直ぐに容器に移します。どんどん固まってくるので素早く容器に移すのがポイントです。
写真を撮りながら作業してたら固まり始めて、上面が凸凹になっちゃいました。
粗熱がとれたら冷蔵庫で10〜20分くらい冷やします。冷めて固まったら完成です。
※冷蔵庫で冷やしすぎると固くなるので注意です。
作り方5:盛り付けて完成
冷蔵庫に入れて忘れること1時間。しっかり固くなっちゃいましたw。一口サイズに切って盛り付けます。
黒蜜をかければ完成です。見た目は悪いけど、味は関東風くず餅でした。



