日本でしか販売していない商品をどうしても手に入れたい時があります。
筆者は主には日本の本が欲しくなる事が多々ありまして電子書籍を使うことが多いです。
しかし電子書籍化されていない本もまだまだ沢山あるので欲しくても簡単には購入する事ができません。
その他にも日本限定商品を購入するには一時帰国するか日本在住の家族や友人に代行購入&海外配送を依頼するか、っとなってしまいます。
しかし知り合いにお願いするとなると気も使うし、頻繁に購入しにくいですよね。
そんな時にいつも使っているのが海外配送サービスです。
最近では海外配送サービスが増えているのでより多くの日本の商品を簡単にお取り寄せできるようになりました。
本日は海外配送サービスの使い方を紹介します。どうしても海外では手に入れる事ができない商品がある時にお役立てていただけたら幸いです。
アマゾンの海外配送 Amazonグローバル
アマゾンは世界を網羅しているオンラインショッピングサイトなだけあり、海外配送がワンクリックでできるAmazonグローバルというサービスがあります。
Amazonグローバルは日本のアマゾン(Amazon.co.jp)でも利用可能なサービスで、日本のアマゾンで購入した商品をまとめて海外の住所へと発送してくれます。
日本の両親に何度も頼みずらい時や、ちょっとした物が欲しい時、あれこれと自分で選んで購入したい時に便利なサービスになっています。
Amazonグローバルのメリット
1 配送が速い
日本からオランダであれば3〜7日くらいの配送日数で届きます。オランダのオンラインショッピングよりも速い可能性があるくらい迅速な配送です。
2 送料が安い
アマゾンの海外配送料金(日本からオランダへ:*価格は2021年のもの)
商品カテゴリー | 配送1件ごとにかかる料金 | 商品1点ごとにかかる料金 |
---|---|---|
すべて | ¥1,300 | ¥750/kg* |
*容積重量と発送重量のうち、より重い方をもとに算出。
EMS(国際スピード郵便)で1kgまでの商品をヨーロッパへと配送するのに3200円ほどかかるのに対して、アマゾンでは配送料1300円+商品手数料750円=2050円です。
1週間以内に2000円でオランダまで配送してくれるのであればコスパはかなり良いです。
ただし商品ごとに手数料がかかるので、商品点数が多いと料金が高くなることもありますのでお気をつけください!
3 商品を選びやすい
アマゾンで販売している商品全てがAmazonグローバルに対応しているわけではありません。海外配送サービスが利用できる商品と、対象外の商品とがあります。
せっかく探した商品が対象外とならないように、検索する時に海外配送対象商品に絞って検索する事ができます。
検索フィルターから海外配送対象商品にチェックを入れて検索すれば、表示される商品はAmazonグローバル対象の商品なので、とても検索がしやすいです。
この検索フィルターがあるだけで、せっかく見つけたのに対象外だったって二度手間が省けるので大助かりです。
Amazonグローバルのデメリット
1 食品のカテゴリーが少ない
食料品でのジャンルで海外配送対象の商品が非常に少ないです。
お茶、飴、ガムなどが検索結果に出てきますが、さすがに手数料払ってまで買いたいかと思う商品はあまりありません。お茶や飴などであれば現地の輸入スーパーで購入が可能です。
食品ジャンルはアマゾンではまだまだ便利なサービスにはなっていません。
2 輸入関税と物品税がかかる
オランダ含めヨーロッパでは、EU外からオンラインショッピングにて商品を輸入すると税金がかかります。
かつては低料金であれば免税されていましたが、2021年の7月からは一律で税金がかかることになりました。
オランダの場合でオンラインショッピング輸入にかかる税金の目安は、
商品カテゴリーによる0〜?%の関税
と
商品代+配送料金の合計額の9〜21%の物品税
と
配送業者の手数料金の4〜15ユーロ
がかかります。商品カテゴリーや配送業者によって各料金が異なるので、一概にはいえませんが、そこそこの料金がかかるようになりました。
海外配送の購入方法
海外配送購入はとても簡単です。
アマゾンのご利用が初めての場合は無料ユーザー登録が必要ですが、アマゾンプライムなどの有料会員になる必要はありません。無料会員登録でAmazonグローバルの利用ができます。
実際に筆者の欲しいものリストにある本で、購入方法を説明してまいります。
欲しいものをカートに入れるまでは一般的なオンラインショッピングと同じです。
既に筆者のアカウントは配送先の住所がオランダに設定されているので、カートに入れる前に配送料金が提示されています。
アカウント登録の住所設定を海外の住所に設定した場合は、自動で配送料金が提示されるので、カートに入れる前に送料込みの合計金額がわかります。
カートに入れてから注文内容の確認・変更のページで配送先の住所を海外へと変更することもできます。
お届け先の住所を海外の住所に変更し、配送オプションの海外配送にチェックを入れると合計額のところに配送料・手数料が表示されます。
2420円の本1冊での配送料金が1737円でした。
2090円の別の本も追加したら配送料金が2042円になったので、2冊目の追加手数料は305円ということになります。
商品の重量によりますが、ある程度はまとめて購入した方がお得です。(掲載している料金は一例です。購入品目などによって変更します。)
個人輸入した場合の金額予想
本2冊を買った場合の金額を想定計算してみました。
まず日本円で試腹金額は、
本2冊の代金4469円 + アマゾンの配送料・手数料2042円
=合計金額が6511円になります。(約€50.30)
オランダ側で輸入品にかかる税金と手数料は4項目です。
1 書籍にかかるオランダの関税は0%
2 書籍にかかるオランダの物品税が9%
3 アマゾンの配送料金への物品税が9〜21%
4 オランダの配送業者の手数料が4〜15ユーロ
3、4番は時々によって変わるのですが、3は書籍と同じ9%、4は最高額の15ユーロと仮定した場合で計算してみました。
(6511円→)€50.30 x 1.09 +€15 = €69.82
計4510円の本2冊をオランダまで配送してもらうと約€70となります。
円とユーロが混在してわかりにくいですが、€70の内訳は€35が商品代(本2冊の金額)で、残りの€35が配送・手数料・税金になります。
10月3日に購入した場合の配送予定日は10月7〜9日と表示されたので、1週間以内には届く(だろう)って案内です。
欲しい物によってはコスパは悪くなく、便利で速い輸入方法だと思います。
気になる商品を欲しいものリストに追加しておいて、年に1回くらいのスパンでまとめ購入&海外配送すると便利でお得に使いこなせます。
楽天の海外配送 楽天グローバルエクスプレス
楽天でもアマゾン同様の海外配送サービスがあります。
海外配送料金表を見ると配送費がアマゾンよりも高額なのですが、最大で30kgまで複数のお店の商品をまとめて配送できるメリットがあります。
商品量が多くて重量があるものは楽天グローバルの方がコスパが良くて便利です。
楽天グローバルのメリット
1 様々な商品をまとめて発送できる
楽天グローバルの一番のメリットは、楽天以外のサイトで買った商品も一緒に発送してくれるサービスなことです。
例えば、楽天で買った漫画本と、アマゾンで買ったビジネス本、そして海外配送していない本屋で買った文庫本、これらをまとめて1箱にして海外の住所へと届けてくれるサービスが楽天グローバルです。
本に限らずとも、楽天の規定で海外配送できない商品を除けば何でも送ってもらう事ができます。
商品数が多くて、重量がある時はコスパが良い
楽天の海外配送料金(日本からオランダへ)
重量 | スタンダード(3〜4日配送)* | 船便(60〜90日配送)* |
---|---|---|
〜500g | ¥3600 | ¥3110 |
1kg | ¥5410 | ¥3570 |
20kg | ¥50340 | ¥16070 |
30kg | ¥72340 | – |
*大きさは長辺150cmまで。辺の合計は300cmまで。
金額はかかりますが30kgに対応してくれる海外配送は珍しいです。しかしさすがに7万円以上かかるとなると、一時帰国できるんじゃないかと…。
時間がかかっても良い場合の20kgの船便で16070円はお得なように感じます。20kgの重いもの…(鉛や金属など?)を購入予定の時には楽天グローバルが便利ですね。
※楽天グローバルを利用した場合も関税や物品税及びオランダの配送業社の手数料金が別途かかります。
楽天グローバルはまだリアルな使い方が想像できませんが…、
海外配送していないオンラインショップで欲しいものがあるが日本在住のご家族・ご友人に発送代行をお願いできない時、
または20kgの鉛が欲しい時、
などに使ってみてください。楽天グローバルも無料登録で利用することができます。
インターネットを上手に使った海外生活の参考になったら嬉しいです。