オランダを含むヨーロッパのEU加盟国間は、国境間の移動にパスポートチェックが不要なので電車でぶらりと隣国にお買い物に訪れることができます。
隣街にお買い物に行く感じですが、国が変わると展開しているメジャーなお店が異なっています。
オランダではAlbert HeijnやJumboなどのスーパーマーケットがポピュラーですが、隣国ドイツではまた違ったスーパーマーケットが定番です。
ドイツのスーパーマーケットREWE(レーベ)は、EDEKAに次ぐドイツで2番目に大きい食品小売業者です。ドイツ国内に3700店舗以上も展開しているので、ドイツを観光中に目にすることが多いスーパーマーケットだと思います。
同じヨーロッパでも国境を越えただけでスーパーマーケットのラインナップや価格が異なるのは不思議な感覚です。オランダには無い目新しいものがあるのかなっと思い、ドイツのスーパーREWEで買い物をしてみました。
REWEでお買い物
ぶらりと立ち寄った町カルデンキルヒェンにREWEがあったので、ちらっと立ち寄ってみました。
小さい店舗でしたが、いつも行く近所のスーパーとは陳列されている商品のラインナップが違っていて楽しかったです。
個人的に気になった商品を購入してみました。ドイツでのお買い物の参考にしてみてください。
ハリボーグミ
ドイツといえばハリボー(HARIBO)のグミです。オランダのスーパーでももちろん購入できますが、ドイツのスーパーは陳列スペースの広さが桁違いでした。
オランダのショッピングモールのハリボーショップ並みに様々な種類のハリボーグミが並んでいました。
いろんな種類があったけど、やっぱり定番のグミを選んじゃいます。
ビスケット
優しい味わいのライプニッツ(Leibniz)のビスケットは1891年から製造されているビスケットで、昔ながらのバタービスケットは今でもドイツで愛されている国民的お菓子です。
オリジナルのバタービスケットの他に全粒粉ビスケットやチョコレートがかかったアルフォートタイプのビスケットもあります。
中でも魅力的だったのがどうぶつビスケット(Leibniz Zoo)です。見た目が可愛いし、まろやかで美味しいビスケットでした。
チョコレート
1932年から製造されているリッタースポーツ(Ritter Sport)チョコレートはドイツブランドのチョコです。スポーツウェアのポケットにも収まる正方形のチョコは今では世界80カ国で販売されている人気のチョコレートです。もちろんオランダのスーパーでも販売しています。
オランダでは見たことのないコーンフレーク入りチョコがありました。
ケーキミックス
ドイツの食品加工メーカーのドクター・エトカー(Dr Oetker)はケーキミックスやお菓子キットを販売しています。オランダのスーパーでもお菓子作りコーナーには必ずと言っていいほどドクター・エトカーのケーキミックスやゼリーミックスを見かけます。
<オランダのスーパーのドクター・エトカー売り場>
オランダのスーパーだとカップケーキやモンチュー(オランダ版レアチーズケーキ)のケーキミックスが多いです。パッケージの裏に記載されている材料(バターや牛乳など)とケーキミックスを混ぜて焼くだけなので、とても簡単に作ることができます。
ドイツのスーパーではオランダでは見かけない種類のケーキ、プリン、ムース、ティラミスなどと、様々なお菓子キットがありました。毎週ケーキパーティーを開いても1年では制覇できないくらい種類が豊富でした。
材料を混ぜて焼いたり、蒸したり、冷やすだけなので、これなら筆者でも失敗なく作れそうです。
ドライフルーツ&ナッツ
ドイツの老舗ジーベーガー(Seeberger)は最高品質のドライフルーツを製造しています。ヨーロッパで親しまれているブランドで、また日本や北米諸国でもジーベーガーのドライフルーツやナッツは人気があります。
オランダのスーパーではドライフルーツをあまり見かけないように思います。(売ってるけど気が付いていない可能性もありますが…。)せっかくなのでマンゴーのドライフルーツを買ってみました。
1つが大きくて、マンゴーをギュッて濃縮したような美味しさでした。
柿も気になったので次回に買ってみたいです。日本ではデーツやイチジクが人気なようです。
クノール
日本ではクノールといえばカップスープですが、ヨーロッパでのクノール(Knorr)は調味料のイメージが強いです。日本でいうクックドゥーのようなポジションで、食材と混ぜて炒めるだけで簡単に美味しい1品が完成する調味料シリーズが多彩です。
オランダでもラザニアやインドネシア風タンドリーチキンなどのクノール調味料を見かけますが、ドイツのスーパーのクノール製品は見たことのないものがたくさんありました。
それもそのはず、クノールはドイツの食品ブランドです。
ハンガリーの伝統料理グヤーシュの調味料を買ってみました。グヤーシュは煮込みシチューなので寒い季節に美味しい料理です。お肉と玉ねぎを炒めて、この調味料と水を加えて煮込むだけなので簡単そうです。
マギー
マギー(maggi)もよく見かける調味料ブランドです。オランダのスーパーにもマギー製品は多くあります。
マギーシリーズの東南アジア風ヤキソバをたまに食べます。乾燥麺入りなので、野菜とお肉を入れるだけで簡単に作れて便利で、まぁまぁ美味しいです。
ドイツのスーパーのマギーシリーズはまた違ったラインナップでした。
ドイツ語なので読めない物が多かったですが、パッケージから味を想像して作ってみるのも楽しそうです。自分では作らない(作れない)ソースで夕ご飯が豪華になりそうです。
ジャガイモ団子
ドイツの家庭料理でクヌーデル(Knodel)というジャガイモを団子にした料理があるそうです。茹でたジャガイモを裏ごしして、小麦粉やナツメグを混ぜて丸めてまた茹でて作るジャガイモを団子で、モチモチっとした食感らしいです。
そんなジャガイモ団子が作れるジャガイモ団子キットが売ってました。塩水で茹でるだけなので簡単そうです。
インスタントラーメン
店舗にもよると思いますが、訪れたスーパーはインスタントラーメンのコーナーは寂しい感じでした。そして辛ラーメンはオランダのスーパーよりも高価でした。
逆にニッシンのラーメンは安かったです。オランダでも買えるけど、とりあえず買っときましたw。
コーヒー
ちょうど自宅用のコーヒーが終わりそうだったので、コーヒーを買ってきました。コーヒーコーナーのラインナップもオランダとは違いました。
我が家はフィルターコーヒーです。特売していたドイツコーヒーのEduschoを買ってみました。酸味がなく、くどさもなく、ちょうどいい苦味で美味しいです。いつもと違うコーヒーを試せるのも隣国スーパーの楽しみ方です。
お寿司
スーパーに行ったら、とりあえず立ち寄っちゃうのがお惣菜コーナー。とくにお寿司パックは見てしまいます。
お値段はオランダと同じくらい?なように感じましたが、蒸しエビが入ってるパックがあったのには驚きです。オランダのスーパーで蒸しエビ入りは見たことがありません(たぶん)。
あとがき
帰るまでに2時間以上の移動があったので生鮮食品や冷凍品などはスルーしちゃいましたが、サササと見るだけでも目新しいものが多くて新鮮でした。
想像してた以上にあれこれ買ってしまうので、大きめの買い物バッグを持ってくことをお勧めします。
いつもとちょっと違うお菓子や調味料で、いつもとちょっと違うお家ごはんを楽しめました。