スペイン南部の町Cádiz(カディス)は、四方が海に囲まれた港町です。
紀元前11世紀頃に、この地に民族が移住してきたとされており、
海に囲まれている立地から、貿易港として栄えてきました。
かつてはコロンブスが、カディスからアメリカ大陸を目指して出航したといわれています。
海に浮く要塞
街の西端にはCastillo de San Sebastian(サン・セバスチャン城)があります。
要塞は海の中に建てられており、砂浜から要塞までは小さな道(堤防)を渡って行きます。
1706年に建てられた当初は、灯台があったそうです。
要塞までの道が造られたのは1860年頃で、防波堤の役目も担っています。
<大時化のビーチ>
<photo credit: Kirsi L-M The beach, Antiguo Hospicio and Underwater Archaeology Center HQ via photopin (license)>
サン・セバスチャン城の隣にはビーチが広がります。
訪れた日はあいにくの大時化でした。(写真左)
天気が良いと、とてもエメラルドグリーンに輝くとても綺麗な海(写真右)で、夏には観光客で賑わうビートリゾードです。
巨大植物に囲まれた要塞
街の北側にはもう一つの要塞Castillo de Santa Catalina(サンタ・カタリーナ城)があります。
1597年に建設され、18世紀後半から20世紀後半までは刑務所として使用されていたそうです。
サンタ・カタリーナ城の隣には、Parque Genovés(ヘノベス公園)があり、植物が超巨大なのが特徴の広い公園です。
カディスにある巨大な植物などは、コロンブスによってもたらされたものらしいです。
建設期間100年超えの大聖堂
海岸沿いにあるカディス大聖堂は1722年から建設が始まり、竣工するまでに116年もの歳月がかかっています。
展望台にあがると、街のパノラマが見渡せます。
海に囲まれている街だけあり、シーフードが豊富です。市場では様々なシーフードが並んでいて、レストランやタパスでは新鮮な魚介類を堪能できます。
また北大西洋に沈む夕日をみられる街でもあります。
アムステルダムからスペイン、セビーリャ空港へ(約3時間)
セビーリャからカディス行の電車(約2時間)