フランス北西部に位置する、城壁で囲われた港町サン・マロ(Saint-Malo)。
かつて海賊の港町だったことが有名で、今では観光地として栄えています。




歴史

もともとは6世紀初期に修道士の居住地として集落が作られたのが始まりです。

自治権を主張する伝統があったサン・マロ市民は16世紀後半に「フランス人でもなく、ブルターニュ人でもなく、サン・マロ人だ!」というモットーを掲げて、独立共和国宣言をしました。

その後、フランス国公認の海賊船の本拠地とされ、英仏海峡を通る船に通行料を課し、さらには略奪も行い、サン・マロは海賊の街として悪名高くなりました。

しかし港町としても発展しており、探検家が住みつく街でもありました。
探検家ジャック・カルティエはサン・マロを拠点に航海し、カナダを発見しています。

海賊行為にしびれを切らしたイギリスは18世紀中頃にサン・マロを襲撃しますが失敗に終わります。
襲撃を凌いだサン・マロですが、第二次世界大戦ではイギリス軍と米軍の集中砲火を受け、海賊の港町は崩壊しました。

戦後12年かけ再建され、かつて海賊の港町だったことで観光地化されています。

 




街並み

旧市街地には12世紀ごろの建物が多く残っている歴史ある街です。

街を囲う城壁の上には遊歩道があり、イギリス海峡を一望することができます。

エメラルドグリーンの海が広がるサン・マロは高級リゾート地としても知られています。
夏には一帯に広がる砂浜のビーチに多くの海水浴客が訪れます。

 



海賊

現在は海賊はいませんが、街の至る所で海賊をモチーフにしたお土産などがみられます。
でも何故かクオリティーがちょっと低いです。


そして街の至る所でボーダー柄の服が売っています。
海賊=ボーダー柄のイメージがありますが、実際には海賊はボーダー服は着ていなかったそうです。
荒くれ者で無法な海賊というイメージを、囚人服の白黒ボーダー柄で表現した18世紀の小歌劇が発祥と云われています。

 



食べ物

ブルターニュ地方に位置するサン・マロ。
海に幸はもちろんですが、そば粉を使ったクレープGalette(ガレット)が有名です。
ハムやサーモンなどをトッピングして、おかずクレープとして食すのが一般的。

小麦粉を使ったデザート系クレープもあるので、おやつでもいけます。


りんごの栽培が盛んなこの地域ではシードル(りんご酒)も特産で、シードルを飲みながらクレープを食べるのがブルターニュスタイルです。

 

Saint-Maloへのアクセス
アムステルダムからフランス、パリへ(約1時間20分)
パリ市内モンパルナス駅から特急電車(約2時間半)
Gare de Saint Malo下車後、徒歩(約20分)




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