アムステルダムの美術館の集まるミュージアム広場に面している音楽ホールのコンセルトヘボウ（Concertgebouw）はアムステルダムを代表する文化施設の1つです。
1888年にオープンしたコンセルトヘボウはパーフェクトな音響設計が備わっており、交響曲を奏でるのに最高の音楽ホール世界ベスト３にランクインしています。
無料オープンの日
2023年に改修工事が終了し、リニューアル記念に1日限定で無料オープンしたコンセルトヘボウ。
大ホールで音楽鑑賞ができるイベントは大盛況だったそうで、2024年も1日限定で無料オープンしました。
昨年は訪れることができなかったので、今年は早めにチケットを予約し、朝一番で訪れてきました。オープン時間と同時に到着したのに、既に入場の列ができており、お昼前には大混雑と、今年も大大盛況となりました。
2024年は11組のアーティストや室内管弦楽団が参加し、1日で44のミニコンサートが催される盛りだくさんすぎるイベントでした。
初めてのコンサートでも、作法も分からない筆者でも臆することなく音楽を楽しむことができる貴重な時間となりました。
お子さんを連れてご家族でいらしてる方も多く、子どもが騒いでも泣いても誰も気にしない無料イベントの良さもありました。小さなお子さんと一緒に音楽鑑賞ができて、みなさん楽しそうでした。
大ホール
2024年は大ホールで室内管弦楽団のミニコンサートを鑑賞することができました。音楽に無知な筆者でも感動する美しい音色でした。
また世界ランク上位の最高の音楽ホールで鑑賞できた事にも感激です。
建物内を自由に散策することができ、ステージ裏の席も覗くことができました。こんな機会じゃないと、ホールを覗いたり写真を撮ったりできないので、本当に貴重なイベントでした。
小ホール
小ホールでは歌やピアノや打楽器の演奏などを鑑賞することができました。満席で入ることができなかった公演もありましたが、運良く最前列で聴くことができた演奏もありました。
小さな部屋でのミニコンサートでは歌手の方と一緒に歌う余興もありました。音楽好きの方がたくさん参加しているので、大合唱となって楽しかったです。
親子で楽器作りに挑戦するワークショップも開かれていました。
普段は格式ある音楽ホールですが、この日に限り大人も子供も自由に音楽を楽しめる、とても素敵なイベントでした。
建物見学
音楽ホールの天井に窓がある、普通ではあり得ない建築なのがコンセルトヘボウの魅力です。筆者はこのホールのインテリアを見たいがために参加しました。
ゆっくり建築鑑賞もしたかったので、人の少ない朝一番に訪れて正解でした。お昼前にはどこもかしこも大混雑になってました。
11時ころからカフェスペースもオープンし、コーヒーなどのドリンクを購入することもできました。 こんなオシャレなスペースでコーヒーを飲んでるだけで、教養のある紳士淑女の気分になれました。ドリンクは紙コップでしたがw
またこのオープンイベントの日限定で、今後のコンセルトヘボウの公演チケットを50％オフで購入できるスペシャル割引もやってました。
来年以降も開催されるかは未定ですが、開催が決定したらSNSなどでアナウンスしたいと思います。
ランチコンサート
オープンイベントとは別に、コンセルトヘボウでは毎週水曜日には無料のランチコンサートを開演しています。（夏季を除く）
こちらのチケットは1週間前くらいにコンセルトヘボウのホームページで販売を開始します。無料なので支払いはありませんが、人気なので直ぐに完売してしまいます。
ランチコンサートは小ホールで開かれます。30分ほどのミニコンサートなので服装など気にせず気軽に鑑賞することができます。