ベルギーの首都ブリュッセルから東に100kmほどのところにあるリエージュ(Liege)のクリスマスマーケットに行ってきました。
リエージュのクリスマスマーケットは「クリスマス」というよりは「宴」というような印象でした。
お酒を提供するお店が多く、地元の方が集まって皆んなで宴会をしているような活気がありました。
リエージュのクリスマスマーケット
約35年ほど前に始まったリエージュのクリスマスマーケットのLe Village De Noel。歴史は浅いですがベルギーの中では最も古くに始まった最初のクリスマスマーケットらしいです。
街の3つの広場を中心に開かれるリエージュのクリスマスマーケットは規模が大きいのも特徴です。
またゴミを減らすことに取り組んでおり、マーケットのドリンクはリユースorリサイクルできるグラスで提供されます。
オープン初日に訪れたクリスマスマーケットは地元の方で活気付いていました。
メインとなるツリーの存在は薄く、オーナメントなどのクリスマス雑貨を取り扱うお店も多くはなく、どちらかというと食事やドリンクを楽しむフードコート型のクリスマスマーケットのように感じました。
マーケットの前にテーブルや椅子が並んでおり、また隣接するレストランもマーケットにくっつく形でテラス席を設けており、広場ぜんぶが大宴会場みたいになってました。
リエージュはフランス語圏の地域で食文化もフランスの影響を大きく受けてる気がします。チーズを使った料理が多く、マーケットもレストランもどこで食べても美味しかったです。
クリマの雰囲気
リエージュのクリスマスマーケットは4つのエリアがありました。①がメイン会場のマーケット広場、②が食事エリアのランベール広場、③がクリスマス雑貨屋さんが多い並木道のマーケット、④がスケートリンクがある聖ポール大聖堂広場でした。
メイン会場
メイン広場のマーケット広場(Place du Marché)には観覧車やタワーがありました。特設ステージでは合唱やダンスなどの様々なイベントが毎日予定されています。
観覧車の麓にはサンタさんポストもありました。
広場の奥にはツリーがひっそりとありました。他の会場にはツリーが無かったように思うので、唯一のツリースポットかもしれません。(勘違いだったらゴメンなさい。)
マーケットは食べ物屋さんと雑貨屋さんが半々な感じでした。
食事エリア
メイン会場から道路を挟んで反対側にあるのがランベール広場(Place St Lambert)のマーケットです。ここは座って食事ができるタイプのお店が多かったです。
広場の中心にシャレー(ロッジ)があり、室内で食事がとれるようになってました。もはやレストランです。クリスマスマーケットでゆっくりと食事ができるのも乙に感じました。
広場のコーナーには巨大滑り台もありました。(初日は準備中でした。)
並木道のマーケット
ランベール広場の前には250mの並木道のマーケットがありました。ここはクリスマス雑貨やスイーツ系のお菓子屋さんの出店が多かったです。
ショッピングモールの前に位置するので、買い物客で賑わってました。
スケートリンク
メイン会場から少し離れたところにある聖ポール大聖堂広場(Place Cathédrale)の会場はスケートリンクがメインでした。
初日はスケートリンクがまだ準備中でしたが、リンクの周りのバーは大賑わい。ここのマーケットはお酒のお店が中心で、17時を過ぎるとパーティーな雰囲気でした。
大聖堂広場にも食べ物屋さんやスーツ屋さんもあったけど控えめな感じでした。
クリマの食べ物
リエージュのクリマはドリンクがグラスで提供されるので、食べ歩くというよりは店先で食べて飲んで次に行くタパス形式のような感じでした。
グラスやカップはデポジットで1ユーロかかります。お土産として持って帰ることもできますが、特別スペシャルではない一般的なグラスです。返却して1ユーロを回収する方が妥当かと思います。
食べ物屋さんは色々とありました。ベルギー料理のジャンボミートボールとか、大きなソーセージののったスタンポットが名物っぽかったんですが、オランダ料理に類似しすぎてるので、地元の方が並んでいたハム屋さんで食べてみました。
店先でグリルしているハムをカットしてくれて、お皿に山盛り。とろけたカマンベールにディップして食べます。最高に美味しかったです。まるでお歳暮の高級ハム。年末の味を感じましたw。
スイーツ屋さんでは地元のおばあちゃんが山盛り買っていた小さなシュークリーム(のようなもの)を真似して買ってみました。これがクリームたっぷりで激美味しかったです。明日のおやつにしようと3個買ったのに、一瞬で全部無くなりました。
同じお店で買った大きなマカロン(のようなもの)も激美味しかったです。フランス語だったので何なのか全くわかりませんが美味しいお菓子でした。
並木道のマーケットにあったので、立ち寄った時にはぜひ食べてみてください。グラム売りだったので1個からでも買えます。
その他にも食べ物屋さんは豊富だったのですが、やっぱり目を引いたのはレストラン型のシャレーです。食事は座って時間をかけて食べる食文化を感じました。
美味しいものがたくさんあったリエージュ。ワッフルやチョコなど甘いものを先に食べ過ぎ、肝心な食事がたいして食べれなくなってしまったのは失敗でしたw。マーケットのグルメを堪能するにはスイーツ系は持ち帰りを心掛けてみてください。
リエージュでは市内観光+クリスマスマーケットを1日で楽しめました。(アムステルダムに帰る終電は21時くらいまでありました。)
週末観光に訪れてみてはいかがでしょうか。
来週UP予定です。
オランダからリエージュまでのアクセス
リエージュはオランダ南部の都市マーストリヒトから30kmほどのところにあり、マーストリヒトから電車で35分で訪れることができます。
マーストリヒトからリエージュまではアリーバ鉄道(Arriva.nl)に乗車します。この区間はOVカードでは乗車できませんでした。マーストリヒトで切符の購入が必要です。
またアリーバ鉄道の切符はオランダ鉄道インターナショナル(NS International)でも購入できます。
アムステルダムからマーストリヒトまではNS(オランダ鉄道)で直通です。乗り換えなしで2時間20分ほどでした。
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