オランダは都市部でも自然がとても豊かで、街中に緑が多いです。
首都のアムステルダムの緑地面積は約26km
緑地が約5.5%の東京区内と航空写真で比べると、緑のエリアが多いのがわかります。
<アムステルダムの航空写真 photo by : Google map>
<東京の航空写真 photo by : Google map>
オランダでは、近所には必ず公園や広場があり、日常の生活の中で緑を目にすることは当たり前の風景です。そして春から夏にかけて、晴れた日はとりあえず公園に訪れるのがオランダのスタイルです。
夏の公園は、日光浴したり、読書をしたり、おしゃべりをしたり、昼寝をしたりと、リビングの延長であるかのように過ごします。何をする訳でもなく、のんびりすることを目的に公園に訪れる気がします。
また大きい公園には噴水などの水場があり、水着姿のチビっ子が遊んでいる様子もよく目にします。
アムステルダムなどの都市部にも自然豊かな公園が多く、春には多くの花が咲き、夏には青々とした森林浴を楽しめるので、お散歩する地元民も多いです。また全くお金のかからない休日の過ごし方としても公園はオススメです。
アムステルダムにも美しい公園が多くあります。なかでも人気の公園がいくつかあるので訪れてみてください。
フォンデルパーク
1865年に開設されたフォンデルパーク(Vondelpark)は、アムステルダム市街地内では最大規模の公園で、毎年1000万人の来訪者があるそうです。
寒い冬が終わりをつげ、暖かな日差しがでると、アムステルダム市民の多くの人たちが一斉にフォンデルパークにやってきます。
キングスデーの日には公園全域でフリーマーケットが開催され、夏季にはオープンエアーシアターで演劇やコンサートが開催されます。
また公園内には自転車道路が整備されていて、朝と夕方のラッシュアワー時は自転車がビュンビュン走っているのも日常な光景です。
ウェスターパーク
アムステルダム中央駅の西にあるウェスターパーク(Westerpark)は、駅からの公共交通機関が無いので、それこそ地元の人の利用率が高い公園です。
公園内にはかつてのガス工場だった煉瓦の建物が多く残っており、現在はカフェや美術館に改装されています。

週末にはマーケットが開かれたり、春には仮設遊園地がやってきたり、また桜の木があるのでお花見スポットでも人気があります。
オースターパーク

<photo credit: Oosterpark>
1891年に建設されたオースターパーク(Oosterpark)は、アムステルダム市によって建設された最初の大きな公園でした。
現在は公園内に博物館やホテルなども建設されており、公園のスペースが多少減少していますが、水場のある緑豊かな公園です。
周辺住民の利用がほとんどなので、市街地内では割と静かな公園です。
アムステルパーク
アスレチック施設が満載なアムステルパーク(Amstelpark)は、ちびっこ向けの遊具が多く家族連れで楽しめます。
公園の遊具がすっごい沢山あるような公園で、公園内にミニトレインも走行していますし、風車もあります。
ボス
ボス(Het Amsterdamse Bos)は3つの自治体(アムステルダム市、アムステルフェーン市、アールスメーア市)にまたがる広大な公園で、欧州で最大規模といわれております。
公園内に入ると、都市部とは思えない多くの樹木や野鳥が迎えてくれる森の中のようです。
何も考えずに歩いていると公園内で迷子になりますので、グーグルマップなどでの位置情報の確認が必須になります。
ボス公園には桜の名所があり春にはお花見ができます。

その他にも美術館が集まるミュージアム広場や、カイプマーケットの近くにあるサルファティ公園、ザウド駅の近くにあるベアトリクス公園もおすすめです。



公園までの移動は自転車が便利だよ!

夏には様々なイベントが公園で開催されるよ!
イベント情報は各公園のHPや、地域情報誌でチェックしてね。