オランダの税金システムはまだまだ勉強中ですが、被雇用者でも年1回の申告(日本の確定申告のようなもの?)があり、セルフエンプロイーなどの事業主としては年4回(3ヶ月に1回)のVAT申請と年1回の所得税申告が必要です。
税金はわからないことが多くて難しいのですが、オンラインで全てできるので助かっています。
あまり良く分かってないですが、税申告するまでのステップ(各登録)がいくつか必要でした。初めての税金支払いをメモしてみました。
アカウントの獲得
DigiDに登録
まずはDigiDに登録が必要です。
DigiDは個人情報や納税、年金、保険、自治体登録情報をまとめているシステムです。(日本のマイナンバーのシステムに近しいものでしょうか?)
DigiDのホームページで新規登録しないと、その後の税務局でログイン画面に進むことができなくなっています。ホームページで新規登録してから1週間ほどでDigiDを有効化するパスワードの手紙が届きました。
DigiDの登録ができたらアプリをスマホにインストールしておくと、各種手続きでのログインが容易になるのでおすすめです。
Belastingdienstに登録
DigiDでの登録が完了したら、今度は税務局(Belastingdienst)での登録です。
被雇用者の場合はMijn Belastingdienst、事業主はVoor ondernemersでログインします。
このログインにDigiDが必要です。
税務局での事業主登録はオンラインで申し込みしてから1〜2週間ほどで登録先の住所に手紙が何通か届きます。
登録完了の手紙、ユーザーIDの手紙、ログインパスワードの手紙と別々に届きました。
それらが揃うとホームページ上からのログインが可能になります。
所得税申告をしよう
被雇用者の所得税申告
被雇用者の場合は申請は毎年4月末までに昨年分の収入や投資などの申告をします。
筆者の場合は12月にバイトをした分の収入があったので、その分の所得税申告が必要でした。
被雇用者の場合はMijn Belastingdienstからログインして、質問に答えていく感じで入力していきます。
所得税申告前に昨年分の源泉徴収(Jaaropgaaf)を勤務先の会社からもらっておき、 Incomeの項目で照らしあわせて確認します。
質問内容は、配偶者の有無や子供の有無、住宅ローンや投資収入、補助金の有無など日本でもあるような質問なので、わからない部分だけネットで調べたり友達に聞けば何とかなりそうなレベルです。
しかし申告ミスや申告漏れは罰金なるので、心配な方は会計士さんに頼むのが良いと思います。
事業主の納税
事業主はVoor ondernemersでログインして申告します。
筆者の場合は事業登録日が今年の1月なので所得税申告は来年からとなります。
年4回のVAT申告の1回目は、まだ事業が始動していないので0申告でした。(収入無し申告)。
しかし事業登録にかかった経費の消費税とバランスシートの作成を会計士に外注したのでその分の費用の消費税が返ってきました。たかだか消費税ですがオランダの消費税は21%なので、そこそこ返ってきます。
初回のVAT申請は自力でできましたが、個人事業主での収入が増えてくると各種申告内容も複雑になってくるので、今後は会計士さんに依頼しようと思っています。
ですがオランダの税金に関して自分でも知識を持っていたいので、人任せにせずに勉強していこうと思います。