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【オランダ】アムステルダムの始まりの堤防・ダム広場の歴史

オランダの歴史
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アムステルダム中央駅から真直ぐ伸びた大通りを10分ほど歩いたところにあるダム広場(Dam)は、アムステルダム旧市街地の中心に位置し、常に観光客で溢れかえる年中賑やかな場所です。

ダム広場は約100m x 200m(東京ドーム約半分のサイズ)の広さで、広場の周りには王宮教会デパート慰霊塔など観光要素が集積しています。

 

 

 

 

 

 

ダム広場で開催されるイベント

ダム広場は季節ごとのイベント会場にもなっており、1月のチューリップの日には広場が一面チューリップで埋め尽くされ、5月の戦没者追悼の日には広場の慰霊塔前で戦争追悼式が開催されオランダ国王も出席されます。

 

 

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春から夏には様々なイベントやデモ会場となり、秋には移動遊園地が仮設され、冬にはシンタクラースが訪れ、新年には広場中に花火があがります。

イベントの中心地となるダム広場ですが、イベントがない時でも終日賑わっているアムステルダムのシンボルとなっています。

 

ダム広場で開催されるイベント情報
アムステルダムのチューリップイベント
アムステルダム(と近郊)の見逃せないチューリップ3大イベントをご紹介いたします。市街地でも綺麗なチューリップをたんのできる期間があるので、事前にスケジュールをチェックしておくとお買い物ついでにお花見もできます。スケジュールは毎年かわるので、最新情報を確認してください。
【オランダ】白馬のオジジがやってくるシンタクラースのパレード
一説ではシンタクラースはトルコからオランダへとやってきた子ども達に優しい司祭でオランダ滞在中はアムステルダムに在住しておりその後スペインへと渡ったと云われています。一方サンタクロースはシンタクラースの話が起源になったとされています。

 

 

 

 

 

 

ダムの語源

日本語でダムとは河川などを人工的に堰きとめる堰堤堤防の事を指します。ダムは英語でもDamと呼び、その語源はオランダ語とされています。

海抜ゼロメートル地帯で国土を開拓してきたオランダはダムによって守らている国です。

オランダの首都アムステルダムはアムステル川のダム、近代都市ロッテルダムはロッテ川のダムと、地名から「堤防によって守られてきた街」であることが分かります。

 

【オランダ】アムステルダムの歴史と街並み
オランダ最大の都市アムステルダムは小さな漁村として始まり、13世紀に堤防を築きその後は港町として栄えてきました。アムステル川のダム→アムステルダムという捻りの無いネーミングですが今ではヨーロッパ屈指の都市として発展しています。

 

 

 

 

ダム広場の役割

アムステルダムのDam(ダム広場)は、その名の通りダム(堰)を意味し、アムステルダムの名前の由来になっています。

1500年頃のダム広場 <photo by: wikipedia>

アムステルダムの地に集落ができ始めたのが13世紀です。そのころは現在のダム広場の場所にはアムステル川が流れていました。川の氾濫をくい止める堤防と船着き場のためにダム(堤防)が整備され、アムステル川に架かる橋の役割もになっていました。

 

1578年のダム広場

集落間を繋ぐ架け橋となったダムが整備されると人々が集まる場所になり、ダムを中心に町が拡張されるようになりました。

 

1668年のダム広場と市役所

当時ののダムの広場は東西で2つの用途に使い分けられていました。川に面していた東側は漁船や魚市場のための広場(Middeldam)として使われ、西側は市庁舎の役割を持った広場(Plaetse)となっていました。

1655年には市役所が建てられたことでダムの広場が本格的に市政の中心になりました。

 

2017年のダム広場

現在では広場の東側には戦争慰霊碑が建てられ、西側には王宮美術館や新教会が面しています。

 


 

堤防から街の中心へ

19世紀末のダム広場 <photo by: Library of Congress Washington, D.C.>

19世紀にはいるとメインの交通は船から馬車へと変わります。アムステルダムの中心を流れていたアムステル川が埋立てられ、ダム広場を中心に馬車道が整備されます。東西で2つの用途に分かれていたこともあり、東西を分割するようにメインストリートが造られました。

 

 

 

<photo credit: Peter ( phonepics only) Eijkman Langs de lijn: De voorstelling via photopin (license)>

アムステルダム中央駅からダム広場で伸びるダムラーク通り(Damrak)と、ダム広場から花市場までのローキン通り(Rokin)は、今ではユニクロなどが並ぶショピングストリートです。

ここにアムステル川が流れていた痕跡は皆無ですが、賑わいや活気はダムが築かれた13世紀から変わっていないのかもしれません。

 


 

 

ダム広場周辺の観光情報

ダム広場周辺の観光スポット情報
【アムステルダム】ダム広場周辺の観光スポット情報
アムステルダムといえばダム広場。かつては貿易や漁船用の港に隣接した広場でしたが、今では観光スポットの広場となっています。ダム広場の大通りをはさんだ対面には戦没者慰霊塔があり毎年5月には追悼式が開かれ国王も訪れます。ダム広場は繁華街の中心でアムステルダム駅前のメインの観光スポットで見所満載です。
【アムステルダム】旧市街ラートハイス通りと9ストリート
ラートハイス通りの建物は、運河地区内ではちょっと他と異なった仕様となっており、大きな建物やアーケードが見られます。ダム広場の裏側にあるラートハイス通りにはホテルが多く、観光に便利な立地から人気の宿泊エリアです。西教会やアンネフランクミュージアムへアクセスするため、毎日多くの観光客が行き来する通りとなっています。

 

ダム広場周辺の人気スイーツ屋さん
【アムステルダムでスイーツ】チョコチップクッキー専門店のvan Stapele
創業以来1種類のチョコチップクッキーのみを販売しているアムステルダムの人気クッキー専門店。焼きたてを販売しているので焼き上がりを待つのに行列ができるのは日常茶飯事ですが、待ってでも食べたいチョコチップクッキーのお店です。
【アムステルダム】濃厚ふわふわVan der Lindeのバニラホイップアイスクリーム
お菓子屋さんのVan der Lindeではスイーツも販売していますがアイスクリームを買ってる人しか見たことがありません。アイスの種類は1種類、バニラホイップアイスクリームのみです。店頭で作っているので作りたてのアイスを食べることができます。
【アムステルダムでスイーツ】創業110年・老舗Lanskroon Bakeryのストロープワッフル
アムステルダムの老舗ストロープワッフル屋さんLanskroon Bakery。ほかのお店とは違った真っ平らなビスケットタイプのストロープワッフルは2種類のキャラメルが選べます。ひらたいストロープワッフルが食べれる唯一のパン屋さん。

 

ダム広場周辺の買い物情報
【アムステルダム】9ストリートのギャラリーみたいな雑貨屋さん9店
オシャレ商店街の9ストリートには独創的でユニークなインテリア雑貨のお店が多くあります。散策するだけでギャラリー巡りをしているかのように楽しめるのでお散歩ついでに巡ってみてください。

 

 

ダム広場周辺のミュージアム
アムステルダムの王宮の過去から現在・市庁舎→宮殿→別荘→空き家
ダム広場のシンボルとなっている王宮が建設されたのは17世紀ですが歴代オランダ国王はこの宮殿に居住したことがありません。元々は市庁舎として建設された建物は「世界の第八不思議」との異名がつけられるほど莫大な費用によって建設されました。
【オランダ】国王の戴冠式場 ダム広場の新教会ニューウェ・ケルク
ダム広場にある新教会が建てられたのは今から600年前ととても古い建物ですが現在でも新教会と呼ばれています。新教会は歴代オランダ国王が戴冠式を行う王立教会ですが、普段は美術館となっていて季節ごとに様々な展示を見ることができます。