周りの道路より一段低い、運河の上で開催されるライデンのクリスマスマーケット。
なぜゆえに運河の上なのか。
もともとライデンは城塞であったため、川を利用したお堀で囲まれています。
その川の水をせき止めないために市内の中心部に大きな運河があります。
逆に中心部に広場がないので、運河の上で開催しちゃえって感じなのかもしれません。
普段は運河と住宅が立ち並ぶオランダの風景です。
その運河を埋め尽くすように、マーケットが鮮やかなイルミネーションとともに催されます。
土地勘がなければ、そこに運河があるとは気がつかない風景です。
クリスマス用品や地元の工芸品、飲食店がチラホラと出店しており、メインはスケートリンク(こちらも水上)のオランダらしいクリスマスマーケットといった感じです。
そんな水上クリスマスマーケットの一番の見所は、運河に架かる橋の下を歩いて通れる不思議な体験ができる点かなと。
普段歩いている道が上にある、立体交差点のような不思議な感覚です。
視線が変わるだけで日常とは違った景色に感じます。
どうやって浮いているのか非常に気になるところです。
多分5m四方のユニットが連なっているような単純な仕組みですが、安定感があり、浮いているようには感じませんでした。
また毎年使いまわせるエコな構造です。
水上で開催される珍しいクリスマスマーケットなだけあって、12月は多くの観光客で賑わうライデン。
水上クリスマスマーケットからライデンをボートトリップする、ボートツアーに参加することもできます。
ホットワインやホットチョコレート片手に、いつもと違った視界を楽しめるライデンのクリスマスマーケットです。