フィレンツェから日帰りで訪れることができる
シエナ(Siena)は、トスカーナ地方にある中世の面影を色濃く残す町。
3つの丘の上に広がるこの街は、
どこを切り取っても“ヨーロッパらしい景色”が広がっていて、歩いているだけで楽しい場所です。
フィレンツェほど観光客で混みすぎていないのに、
歴史・建築・景観のレベルはかなり高い。
正直、「もっと評価されてもいい街」だなと感じたのがシエナでした。
シエナの見所
シエナはコンパクトな街ですが、
“イタリアNo.1級”の見どころがぎゅっと詰まっているのが特徴です。
イタリアNo.1の美しいゴシック建築・シエナ大聖堂

シエナ観光のハイライトは間違いなくここ、シエナ大聖堂(Duomo di Siena)。
シエナの歴史地区の中心に建つ大聖堂は、
「イタリアで最も美しいゴシック建築」とも言われています。
この場所には9世紀頃から教会があったとされ、
現在の大聖堂は12世紀に建設が始まり、完成までに約170年。
その長い年月が、そのまま建物の完成度に反映されているような、
圧倒的な存在感があります。

まず目に入るのが、白と黒のストライプ。
このシマシマ模様は単なるデザインではなく、
シエナの紋章カラーでもあり、街のアイデンティティそのもの。
外観だけでも十分インパクトがありますが、
この大聖堂の本番は“中”です。

内部に入ると、床一面に広がる精緻な装飾。
14〜16世紀にかけて、約40人の芸術家によって制作された象眼細工の床は、
年に数週間しか全面公開されない特別なもの。
タイミングが合えば、かなり貴重な体験になります。

さらに印象的なのが「図書室(ピッコロミーニ図書館)」。
壁から天井までびっしりと描かれたフレスコ画は、
まるで絵本の中に入り込んだような空間。
この部屋だけでも訪れる価値があるレベルです。
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ヨーロッパ屈指の中世広場・カンポ広場

シエナの中心に広がるカンポ広場は、
ヨーロッパでも最大級の中世広場のひとつ。
緩やかな扇形の傾斜が特徴で、
自然と人が集まる“街のリビング”のような場所です。
この広場が作られたのは13世紀以前。
3つの丘をつなぐ形で整備されたことで、
現在のシエナの街の構造ができあがりました。
そしてこの広場で開催されるのが、シエナ名物の「パリオ」。
町内ごとに分かれて競う伝統的な競馬で、
広場に土を敷き詰めて、馬が全速力で駆け抜けます。
観光として見るだけでなく、
“街の文化そのもの”を感じられるイベント。
かつてイタリアNo.1の高さ・マンジャの塔

カンポ広場に面して建つマンジャの塔は、
高さ102mを誇るシエナのランドマーク。
14世紀に建設された当時は、
イタリアで最も高い塔でした。(現在は2番目)

塔の上に行くには、約400段の階段をひたすら登ります。
なかなかハードですが、
その分、上からの景色は格別。

シエナの赤茶色の街並みと、
トスカーナのなだらかな丘陵風景が一望できます。
「ここまで来てよかった」と思える景色でした。
シエナ観光の楽しみ方
シエナは大都市のように観光スポットが点在しているわけではなく、
“街全体を歩いて楽しむタイプ”の場所。
- 石畳の路地をぶらぶら
- 小さな広場で休憩
- 景色のいい場所を探す
そんな過ごし方がハマる街です。
フィレンツェからの日帰りもいいけど、
時間があれば1泊して、朝や夕方の静かな時間帯を歩くのもおすすめ。
観光客が減った時間のシエナは、
より“中世の空気”を感じられます。
シエナへのアクセス
シエナへはフィレンツェからのアクセスが一般的。
• フィレンツェ → シエナ
電車 or バスで約1時間30〜40分
電車は乗り換えが必要なことが多いので、
シンプルに行くならバスの方が楽な場合もあります。

まとめ|シエナは“静かにすごい街”
シエナは、派手な観光地ではないけど、
- 大聖堂の完成度
- 中世の街並み
- 広場のスケール感
どれもトップクラス。
フィレンツェのついで、ではもったいないくらい
“ちゃんと主役になれる街”でした。



