オランダのメジャーなスーパーマーケットで売っている商品だけで和菓子作りに挑戦してみました。
お菓子作りは難しくて、何回も失敗しちゃいました。失敗ポイントも含めてまとめてみました。
毎度のことながら適当なレシピでのご紹介です。
お料理マスターさんには参考にならないかもなのでご了承ください…。
わらび餅を作ろう
5月とはいえ気温が20度を超える日が続き、オランダの夏が始まったように感じます。
暑い日のアイスも美味しいのですが、甘さ控えめで清涼感のあるオヤツが食べたいなって考えた時にわらび餅が脳裏に浮かびました。
筆者はわらび餅が大好きです。日本のスーパーで100円くらいで売っているわらび餅をおやつに食べてたのを思い出しました。
今でも日本に帰ると母が用意しといてくれるわらび餅が恋しいので、オランダのスーパーマーケットで売っているものだけでわらび餅作りにチャレンジしてみました。
準備するもの
オランダの一般的なスーパーマーケットで買える物だけで作ってみました。
今回の材料はアルバート・ハイン(Albert Heijn)で購入しました。
材料:片栗粉
準備するものは片栗粉だけです。
オランダ語で片栗粉はAardappelzetmeel(アードアップルゼットミール)と言います。スーパーマーケットで1.50ユーロくらいで購入することができます。
片栗粉を使いたかったのですが、我が家の近所のスーパーには置いてませんでした。
なので同様の製品のAllesbinder(アレスビンダー)で代用しました。Allesbinderとは片栗粉にマルトデキストリンが加えられている製品です。
マルトデキストリンは芋類やとうもろこしのデンプンから抽出した成分で、腸内環境を改善する効果がある健康フードのようです。ただ糖質を含んでいるので摂り過ぎには注意しましょう。
ご近所では片栗粉が見つからなかったのでAllesbinderで代用してわらび餅を作ってみました。
調理
料理のできない筆者でも簡単に作れそうなレシピを参考に作ってみました。
作り方1:計量
必要なものは片栗粉と砂糖と水だけです。
片栗粉(Aardappelzetmeel)で作る場合は片栗粉1に対して砂糖1と水10の、1:1:10の割合です。
なので片栗粉10gに対して、砂糖10gと水100mlを用意します。
しかしアレスビンダー(Allesbinder)は片栗粉よりサラサラしているので1:1:10の割合では失敗してしまいました。ちょっとトロっとした水ができあがりましたw。
アレスビンダー(Allesbinder)で1:10だとぜんぜん固まらなかったので、アレスビンダー1に対して、水が2.5くらいで作ってみました。
目分量なのでグラム数は分かりませんが、写真の量で1人前くらいになります。(たぶん250mlグラスです。)
お砂糖はスティックシュガーを2つ(10g)入れてみました。出来上がりが甘かったので、お砂糖無しでも良さそうな気がしてます。
作り方2:混ぜる
アレスビンダーと砂糖とお水を鍋に全て入れてよく混ぜます。アレスビンダーが溶けにくいのですが、ダマにならないように混ぜます。
作り方3:加熱する
鍋を火にかけて、混ぜながら強火で加熱します。
ものの数秒でトロミがでてきます。全体がポコポコしてモチモチ感がでてきたら火を止めます。(加熱してから火を止めるまでが1分くらいな出来事です。)
火を止めてから2分間ほど放置します。しばらく放置することで透明度がUPするそうです。
その間に粉まみれになっているキッチンを軽くキレイにしました。
作り方4:冷やす
お皿の表面を水で湿らせて、わらび餅を鍋からお皿に移します。
スライムっぽくて可愛いです。
アレスビンダーで作った場合は固まらない事があります。お皿に写した時にスライムにならなかったら失敗です。お水の量を減らして作り直してみてください。
よく冷ましたスライムに少量の水溶きアレスビンダーを加えて、よく混ぜてから再加熱するとNEWスライムを形成できます。失敗するごとに量が増えるので、最初は少量で作るのがポイントですw。
透明だと分かりにくいので、黒砂糖バージョンも作ってみました。スティクシュガーの代わりに黒砂糖を加えて、あとは同じ工程です。
お皿の上で少し冷まして粗熱をとります。(5分くらい)
その後に冷蔵庫で10〜20分くらい冷やします。(冷やしすぎると固くなるので注意です。)
作り方4+@:急速冷却する
片栗粉で作った場合は氷水にスライムをドボンできます。氷水で急速冷却すると直ぐに食べられます。
アレスビンダーで作った場合は氷水にドボンするとスライムが溶けましたw。水溶性が高いみたいです。アレスビンダーは氷水での急速冷却に不向きなようです。
作り方5:盛り付けて完成
冷やしたスライムを食べやすい大きさにちぎって完成です。
アレスビンダーで作ったスライムを氷水で急速冷却したので、柔らかくなりすぎました。わらび餅っぽい形を作ることができませんでした。
モチモチ感はあるものの、スライム感が強めのわらび餅もどきになりました。
見た目は想像と違ったけど、味は美味しいです。お砂糖入りなので、このままでも美味しく食べれました。
そして黒蜜をかけたら味は100%わらび餅になりました。黒蜜も黒砂糖で簡単に作る事ができます。
夏の清涼感を感じるオヤツの完成です。ツルっと感とモチっと感が、求めていたわらび餅にとても類似していて、オランダで作ったとは思えない完成度になりました。
再チャレンジ
3度目のチャレンジでようやく形もわらび餅になりました!
アレスビンダーと水の割合を1:2にして、アレスビンダーに糖質が含まれているので砂糖は無しにしました。
同様の工程で作って、氷水ではなく冷蔵庫で15分冷やしたら程よい硬さになりました。一口サイズにちぎればリアルわらび餅です。
一口サイズにちぎる時は手を水で濡らしてから触るとベタベタしなくなりました。
※注意点は冷蔵庫で冷やしすぎると白濁するので、見た目重視の場合は冷やしすぎないほうが良いです。
次回は片栗粉でも作ってみたいです。