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【ダッチデザイン】MVRDV設計の公園型集合住宅Parkrand

オランダの建築

 

オランダを代表する設計集団MVRDVの代表集合住宅建築inアムステルダム。

WOZOCO、Silodamに続く2006年竣工の建物がParkrandです。

 

Parkrand(パークランド)は、周辺の公園や自然にとけこむ建築がコンセプトになっています。

 

 

アムステルダムウエストに建てられたParkrand(パークランド)。敷地は自然豊かなエリアに位置しています。

建物の幅135m x 奥行き34m、建物高さ34mと巨大な建築物ながら、アーチ型にくり抜かれた造形になっていることでその大きさを感じさせず、また隣接する小さな公園とも一体性を伴うデザインになっています。

建物がくり抜かれているデザインは、建物の裏側にある緑や空が垣間見え、巨大な建造物にも関わらず周辺環境に圧迫感を与えません。

 

Parkrand(パークランド)は5つのタワーで構成されており、タワーの下部と上部が連結されているフレームのような造形になっています。

タワーとタワーの間は開放的な屋外スペースになっていて、隣接する公園を見下ろせる小さな公園の要素も持ち合わせています。

 

Parkrandは巨大建築物だけれども視線が抜けることで、都市部での建造物と自然のありかたを提案したプロジェクトです。

 

 

屋外スペースは「屋外のリビングルーム」をコンセプトにダッチデザイナーのリチャード・ハッテン氏によりデザインされ、ユニークな遊具や大きな植木鉢、そして巨大なシャンデリアが設置されています。

巨大な集合住宅ですが、174戸のすべての住宅が隣接する公園を眺めることができ、十分な採光も確保されています。

直に観ると、大きな建物、大きな植木鉢、そして巨大なシャンデリアによってスケール感が崩壊する視覚効果のある建築です。

 

初夏から夏にかけて訪れると植木鉢の木に葉っぱが生い茂っていてもっと綺麗です。そして夜になるとシャンデリアが灯るので、これまた美しいです。

 

 

1997年に建てられたWoZoCoは多くの住戸数が求められたのに対して、Parkrandの住戸数は敷地に対して少なく、よりオープンエリアが多い設計になっています。

また2003年に建てられたSilodamは間取りが住戸ごとに異なっていたのに対し、Parkrandの各住宅レイアウトはシンプルで、かつほとんどの住宅が同じ間取りになっています。

ほぼ同じ時期に建てられたWoZoCoSilodamParkrandのアムステルダム集合住宅3部作は、それぞれが異なったコンセプトでデザインされている提案型のプロジェクトになっているので対比しながら巡るととても興味深いです。

 

 

Parkrand
用途:集合住宅
竣工:2006年
面積:35,000 m2(174戸)
費用:€ 28.5 million
所在地:Doctor H. Colijnstraat 518, 1067 CP Amsterdam

 

 

 

MVRDV KM3

MVRDVのかなり初期の本がこちら。2006年発行なので約20年前の本ですが、MVファンには有名なKM3。 まだそこまで3Dデザインが発達していなかった頃の最新のデザイン形態がこの本にありました。 グラフィック中心なので見るだけでも楽しめる一冊です。

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