ハンガリーの首都ブダペストにあるルカーチ温泉(Szent Lukács Gyógyfürdő)は、ブダペストで最も古い温泉の一つだと言われております。

<photo credit: wikipedia>
ルカーチ温泉の歴史
古代ローマ帝国時代には、この地に原泉が確認されていたらしく、12世紀には病院的な機能を持った温泉療養施設として浴場が建設されたそうです。
19世紀後半にテルマエ(温泉施設)として再建され、ブダペストで最もモダンでお洒落な人気スパとなりました。
時代とともに少し廃れた感がありますが、今でも地元民の利用率は高くいです。
2013年に改装工事が終わったばかりで、新しく綺麗な施設となっています。
ルカーチ温泉の成分と効能
温泉の成分はカルシウム、マグネシウム、炭酸水素塩、硫酸塩、ナトリウム、フッ化物等が含まれています。
効能は関節痛、関節炎、神経痛、ヘルニアにとのこと。
ルカーチ温泉の施設概要
館内には7つのテルマエ(温泉プール)があり、うち3つは35度前後の適温温泉になっております。
屋外の温泉プールが広いので天気の良い日がオススメです。

<photo credit: wikipedia>
別途料金ですがスパバスや様々なマッサージがあるようです。
年間パスなどもあるようで、地元民の方が多く来場されています。
とにかく建物が広いので、確実に迷子になる施設です。
6時〜22時
〜4500 HUR (約€19.50)
ブダペストカード入場料無料
Budapest, Frankel Leó út 25-29, 1023 ハンガリー
Szent Lukács Gyógyfürdő
ブダペスト温泉の入浴ルール
ブダペストの温泉施設は日本の温泉文化と異なっているので注意が必要です。
また施設内は非常に広いので、迷子になりやすいのが特徴です。
持ち物
・水着
・タオル
・ビーチサンダル
・ペットボトル飲料水
・ビニール製の袋(タオルや飲み物を入れて持ち歩く用)
・ヘアゴム(日本同様、長髪の方は結わえるのがマナーです)
*ブダペストの温泉は水着着用が必須です。
*施設によってはタオルやスリッパの貸し出しもありますが、レンタルがない場所もあるので持参が良いです。
入場・支払い
温泉施設の入り口で料金を支払うシステムです。
人数を告げると、ロッカー利用か、キャビン利用か聞かれます。
・ロッカーは男女共用ロッカールームの利用になります。
着替えは試着室みたいなスペースがあります。
*施設によっては男女別のロッカールムになっており、試着室みたいなスペースはありません。
・キャビンは専用の小さな個室です。
荷物の管理と着替えがキャビン内で行えます。
*ロッカー利用の方が€2くらいやすいです。
*基本的にどちらも綺麗なので差はないです。
マッサージやエステを申し込みたい時は、入場時に合わせて申し込みましょう。
ブダペストカードをお持ちであれば支払い前に提示してください。
支払いが終わると腕時計型の鍵が渡されます。
館内入口に駅の改札口のような入場ゲートがあるので、腕時計型の鍵をスイカのようにタッチして入場します。
腕時計型の鍵は腕につけて、退館するまで外さないようにしましょう。
着替え
支払い後、基本的にロッカー室(またはキャビンエリア)を自分で探すことになります。
建物内の表示はハンガリー語なのでチンプンカンプンです。
自力で探すのは大抵ムリなので、周りの人に尋ねましょう。
ついでに鍵の使い方まで尋ねると着替えがスムーズです。
ロッカー室(またはキャビンエリア)が見つかったら、空いているロッカー(またはキャビン)を探します。
使いたい場所を決めたら腕時計型の鍵をロッカー(またはキャビン)の鍵の部分に近づけ反応するのを確かめます。
ロッカー(またはキャビン)のランプが反応したら、そこのロッカー(またはキャビン)を使いましょう。
*最初に腕時計型の鍵を近づけたロッカーが、所有ロッカーになります。
*1回腕時計型の鍵を近づけると赤ランプ(施錠)になり、もう1回近づけると緑ランプ(開錠)となります。
*鍵が反応しないなど故障もあるので、荷物を入れる前に開錠・施錠を確認しましょう。
キャビンの場合は、そのキャビン内で着替えて荷物を管理できます。
ロッカーの場合は、着替えは着替え室で行いましょう。
ロッカー室の端っこに着替えスペースがあります。
着替え終わったらビニール袋にタオルと飲料水を入れて持って温泉へと行きましょう。
防犯上、貴重品はロッカー(またはキャビン)へ置いておきましょう。
ヨーロッパでは温泉=テルマエと呼ばれています。
Thermae と表示されている方へ行けば温泉に辿り着けます。
入浴前
日本では入浴前に体を洗うのがマナーですが、ハンガリーもほとんど同様で、入浴前にシャワーを浴びるのがマナーです。
水着の上からですが、必ずシャワーを浴びましょう。
入浴
水着着用なので男女混浴が当たり前です。
大抵の施設が大浴場と、幾つかの小さな浴槽、サウナ室、水風呂となっており、
場所によって水温が大きく異なります。
浴槽の近くに荷物を引っ掛けるフックがあるので、そこに持ち物をかけておきましょう。
ぬるい所で27〜30度くらい。全く体が温まりません。
温泉って感じられるのは35度くらいの所です。
浴槽の前に温度表示があるので参考にしましょう。
そして大抵の温泉、非常に深いです。
階段部分になっている所に腰掛けるのがいいでしょう。
お水の持参を忘れた方は、温泉エリアに飲用温泉場所があるので、こまめに水分補給をしましょう。
温泉エリアには時計があるので、この後レストランを予約してても、時間を確認できるので安心です。
退館
ロッカールームに無料のドライヤーがあります。
冬期は外との温度差が大きいので、しっかり髪を乾かしましょう。
着替え終わったら荷物を持って、出口へと(入口だった所と同じです)。
退場ゲート(駅の改札みたいの)の所で鍵を返却して終わりです。
鍵を返したら再入場できないので、忘れ物にはお気をつけください。