イタリアのバーリから私鉄で約1時間50分ほどのところに、
Matera(マテーラ)という小さな村があります。
1日に12本の私鉄は、はっきり申し上げてボロボロの車体です。
(綺麗な車体もあるそうです。)





ごちゃごちゃしているこのエリアは、サッシ地区と呼ばれています。
サッシとは岩という意味で、この村自体が1つの巨大な岩にくっついて形成されています。

外観は普通の住居っぽく見えますが、建物内は洞窟の様になっています。
博物館などで、昔の暮らしの様子を垣間見ることができます。




マテーラ周辺からは旧石器時代の出土品が発掘されていることから、かなり古くから人々が定住していたと考えられています。

8世紀から13世紀にかけて、イスラム勢力を逃れた修道僧が住み着き、
130以上の洞窟住居を構えたそうです。

多くの農民たちも住み始め、19世紀までは快適な住環境だったようですが、20世紀より人口が急速に増加し、元々は畜舎であった採光も水の流れも劣悪な洞窟も住居として使用されるようになりました。
そのため衛生状態が極度に悪化し、乳児の死亡率は50%に達しました。



行政はこの状態を放置できなくなり、1950年代に法整備を行い、これにもとづき郊外に新たな集合住宅を建設し、サッシ地区の住民(約1万5,000人)を強制的に移住さたのです。

そのためサッシ地区は無人の廃墟と化しました。
しかし150以上の石窟聖堂や3,000戸ほどの洞穴住居、地下水路で各戸の貯水槽に上水を供給するシステムなど、ユニークな文化的資産が見直され、1993年にユネスコの世界文化遺産に指定され、これを機に訪れる観光客も増えました。
観光業として宿泊施設、食堂、工芸品の販売店などが増え、現在は洞窟住居の5分の1ほどが再利用されています。


迷路のような村なので、観光は絶対に迷います。





夜景がとても綺麗なので、お時間があれば宿泊をお勧めします。



ゲームの世界のようなカオスな造りがとても素敵なマテーラです。

Materaへのアクセス
アムステルダムからイタリア、バーリ空港へ(約2時間半)
バーリから私鉄FAL(約1時間40分)




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