Gevulde Koek(へフルデ・クック)はオランダ定番のアーモンドクッキーです。
日本で言ったらお煎餅、アメリカで言ったらチョコチップクッキーのポジションに位置しています。
詰まったクッキーと言う意味で、発音が非常に難しいお菓子です。
直径は10cm程度あり、中にはアーモンドペーストがたっぷりと詰まっています。
そのうえバターをたっぷり使用して練り上げたクッキーなので、食べ応えがあり&ハイカロリー。
バターをたっぷり生地なので、時間が経ってもフワフワ食感で、一度食べると病み付きに。
上にアーモンドがちょこんと乗っているのが特徴。
キオスクやスーパーマーケットなど、どこでも購入することができますが、パン屋さんの焼きたてが美味しいです。
へフルデクックの歴史
へフルデクックのレシピ本が初めて出版されたのは1510年で、その頃に開発されたお菓子ではないかとされています。
へフルデクックの中に詰まっているアーモンドペースト。
アーモンドはオランダの特産品でもなんでもありません。
今ではお菓子などで幅広く使われるアーモンドですが、昔はスペイン料理やアラブ料理などで用いられた食材です。
個人的な見解ですが、レシピ本が初めて出版された1500年頃のオランダはスペインの統治下にありました。
なのでスペインからやってきたアーモンドが普及し、へフルデクックが発明されたんじゃなかろうかと思います。
産地じゃないのに銘菓となっている、愛され続けてきたへフルデクックは不思議で美味しいお菓子です。